すぐ自分トコの公演があった故…終わってけっこう経ちますが。

覚えてる限り書いておきます。


シアターグリーン・BIG TREE THEATERにて観劇。

鴉霞からは糸雨ちゃんが客演!




チラシのイラストはあの山田貴敏さん。

Dr.コトー診療所で有名な漫画家さんですね。

自分は『アクシデンツ』が好きでずっと読んでました。


なんとも優しそうなタッチの絵、良いですね。




さて、あらすじ。


一人の殺人犯が逃走している時の話。

男は高校生の頃は頭脳明晰、イケメン、と非の打ちどころのない男だった。


有名大学を目指しながら演劇部を引っ張り、充実した生活を送っていた。

しかし裏ではプレッシャーに苛まれ、後輩からは慕われつつも疎まれ。

ほんの少しの判断違いから、大学入試に失敗。人生は大きく狂ってしまう。


留年生活での心の揺れから、甘い話に乗って繰り返す失敗。

そんな中、後輩たちは地道な努力を続け、だんだんと成功していく。

彼らを羨み、自分の不幸を嘆く男。


そして、ついに事件を起こしてしまう…と言うようなお話。




あらすじを書くと暗そうな話に見えるけれど、むしろ真逆!!

基本的にはパワー全開の青春学園モノでストーリーは進んでいく。

そして時折、主人公の男の話が挟まれ、やや深い話になっていくという仕立て。


キャストはなんと30人以上!!

終始圧倒的なキャストのパワーで駆け抜ける芝居でした!!


若い頃の青春ストーリーをあちこちに散りばめつつも。

完璧だった主人公の男の心の悩みに焦点を当て。

単純に若さと人数とパワーで押し切るだけじゃない、面白さがありました。


舞台装置は抽象的で、小さな箱を色々と組み合わせて場を表現するスタイル。

音響照明は基本的にライブ並みの派手さ!!

ダンスや歌、とにかく人数のかけ方が半端じゃなく、強烈!!


常に10人は舞台上にいるような感覚だったが、集団芸がしっかり出来ていたので。

シーン毎の雰囲気がよく出ていて素晴らしかった。


日替わりゲストは、幸運な事になんと


ニャンちゅう。


の声をやっている津久井教生さん。

さすがニャンちゅう、約3分間、客席をガッチリ鷲掴み。

大いに笑いをもたらして、好きなだけ暴れてました(笑)



糸雨ちゃん、集団の一員なので目立つシーンは少なかったものの。

渾身の幽霊は一瞬で客席を


この芝居一番の爆笑


に叩き込んだ!!


素晴らしい!!




約2時間15分、とてもボリュームのある舞台でした!!

このくらい全力でやってもらえれば大満足!!


ツラヌキ怪賊団の皆さん、そして糸雨ちゃん!!

お疲れさまでした!!