鴉霞の番外公演と時を同じく、別な場所で団員が頑張っておりました!!
懐かしの浅草!!
みやっしゅ、克宏さん、紋吉さん、そしてエレジーでお世話になった、まっつんさん!!
知り合いだらけです(笑)
思い出の花やしきの横を通り抜け、浅草見番へ。
モンファミーユさんは、ボランティアの演劇団体で。
「劇場に足を運べないご高齢の方々のためにお芝居を」
をコンセプトに活動している団体さん。
普段は高齢者施設などに直接出向いて公演をしているそうです。
したがって、一般のお客さんが公演を観る機会はほとんど無いらしい。
貴重な機会です!
浅草見番の、普段は芸者さんの稽古場?での公演。
音響も照明もありません。
障子なので暗転も出来ません。
あるのは簡単な壁のセットと。
太鼓の生演奏。(※これはむしろ凄いけど)
もう、ほぼ脚本と役者の力での勝負ですね!
あらすじは、単純明快!!
悪徳の薬屋が、裏で役人まで仲間にして、効果はないが中毒性のある薬を売っていた。
町は薬欲しさ、金欲しさに泥棒が頻発。
そんな状況に耐えられなくなった店の女が、証拠を持ち出して悪事を暴こうとするが、
逆に盗人として捕えられてしまう。
牢には他にも窃盗で捕まった3人の女。
その中の1人は、病気の娘の為に必死に薬を求め、泥棒になってしまった女。
女たちは協力して、薬屋の悪事を暴き、子供の為に本物の薬を手に入れようと画策する…。
というようなお話。
まず非常にシンプルでストーリーが分かりやすく、観やすい。
しかしながら、病気の子供の話や。
正義正義とやけに厳しい役人は、過去に薬屋に貶められて兄を失っていた…。
などなど、細かなサイドストーリーも用意されている。
所々に笑い話や殺陣も盛り込み、観る側を飽きさせない工夫が見て取れる。
しかも、そのどれもが完成度が高く、面白い!!
80分、一度の間もなく、常に集中して観れました。
役者さんも基本に忠実で、観やすく、きっちりとした演技。
観やすい
というのは、やはり大事なんだな、この作品を観て再認識しました。
開演から終演まで、いかにお客さんを引きつけ続けられるか…。
みやっしゅはもう艶々のお姉さんでキレイだったし。
克宏さんはおいしいキャラ、しかし丁寧に丁寧に落ち着いて表現していて、素晴らしかったし。
紋吉さんは格好良いし殺陣は半端じゃないし笑いは持って行くし…最強過ぎる…。
まっつんさんは元気一杯な役者なのに、今回はなんと脚本も!スゴイ!!
色々と制約のある限られた舞台の中、素晴らしい作品だったと思います!!
願わくば、もっと制約の少ない環境で目一杯の作品を観てみたい…と思いますが。
モンファミーユさんのコンセプトと違ってしまいますかね…。
でも、そんな期待を抱かせる、良い舞台でした!!
モンファミーユの皆さん!!
お疲れさまでした!!