しばらくぶりの観劇ブログ。


今回は去年公演もやった上野ストアハウス。

江戸さん脚本演出、みやっしゅ客演でした!

自分が観たのはAチームなので、こちらの感想です。






5マン(ごまん)という、もう35年も街を守り続けているヒーローが居た。

しかし、年齢を重ねたその身体ではもう新世代の敵には敵わなくなっていた。


普段は正体を隠し、結婚式場の社長をしている男。

毎度毎度ケガをして帰って来るので、娘にも疎まれ、悩んでいた。



現代を守るのは6マン(ろっくまん)。

5マンを圧倒的に上回る実力を持っている。


なんと恋人は、結婚式場の社長の娘…つまり、5マンの娘。

彼も普段はやはりヒーローである事は秘密。

その為、恋人や、友人との間柄にも溝が生まれつつあった。


ある日、結婚式場に婚約を交わしたカップルが相談に訪れる。

彼氏はあまりたくましいタイプではない。

そのせいで、彼女の兄が猛反対していて結婚できないので何とかして欲しい、と。


そこで、5マンを真似たヒーロー芝居を演じ、認めてもらおうという作戦を考える。


しかし、そこへ悪の組織達が襲い掛かってくる。

6マンがかつて倒した悪のボスの敵討ちだ、と。

敵討ちに現れたのは、なんと6マンの親友…。


交錯する思惑、恋人たちや主人公の葛藤。

そんなドタバタを描いたコメディでした。




全体的には、派手なヒーローアクション系の作品でしたが。

しかしそこやはり江戸さん脚本!!


バカバカしい(笑)


とはいえ、今回はなかなか真面目な要素が強かった気がしました。


老いたヒーロー、5マンの葛藤。

6マンであることを秘密にしている男の、恋人や友人との葛藤。

婚約カップルの葛藤。


こういう話が絡んでいるので、大爆笑だけでない楽しみがありました。


特に主人公の2人。

5マンと6マン。

演技とアクションの連続。


もの凄い。


そして5マンは、ホント、相当難しいはず。

年齢と経験を重ねた大ベテランさんじゃないと、どうしてもリアルな雰囲気が出ないキャラ。

しかもそれでいてアクションも、通常の演技も、笑いも取らなきゃならない。


凄いわ。

凄いとしか言いようがない。




主人公以外のキャラも、きちんとキャラが立っていて。

悪の四天王、ザコの怪人、ヒーローのパートナーなどなど。

誰も見劣りなど感じさせない演技でした。


これは、今までのシザーブリッツ・江戸さん脚本とは一味違う作品でしたね。

納得のいく舞台だったと思います!!



皆さん、お疲れさまでした!!