久しぶりに② | 心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

3人の母です。

次男と三男は心筋緻密化障害(心筋症)をもって生まれてきました。

次男と三男の闘病記録と、亡くなった後の私の日々の気持ちを書いています。


前回の続き…


小児科外来の受付に向かい、「○○先生はいますか?」と尋ねると、不在とのことだった。


私は思い切ってNICU、GCUに行ってみることにした。


敦希が生まれて搬送されてから、毎日通った場所。


めちゃくちゃ懐かしかった。


涙が出そうだった。


保冷バッグ(冷凍した母乳を入れるため)とデジカメを持ってNICU、GCUから出てくるお父さん、お母さんの姿。


8ヵ月前の私と同じだ。


でも、私にはもう敦希はいない。


悲しくなった…





NICU、GCUの入り口から出てきた看護師さんに声をかけ、事情を説明した。


以前、ここに子どもが入院していたこと。


子どもは亡くなってしまったけど、○○先生に担当していただいていたこと。


亡くなった原因の詳細は分からないままなので、○○先生と話をして、新たに知れることがあるなら聞きたいということ。


(以前、○○先生に敦希が亡くなったことを電話で伝えた時に、既に岡山の病院から連絡があって知っていて、岡山の主治医の先生から詳細を聞いておきます、と言われていた)


看護師さんは○○先生にそのことを電話で伝えてくれた。


先生からの返事は「後日なら面談できる」ということだったので、面談の日を予約した。





その時に、別の看護師さんがやってきて


「覚えていないと思うのですが、NICUで敦希くんの担当をさせていただいていた○○です。敦希くん、すごく頑張ったんですね」


と話しかけてきた。


私はちゃんと覚えていたので「覚えています」と答えた。


すごく嬉しかった。出入りの多いNICUで敦希のことを覚えていてくれて、話しかけてきてくれて本当に嬉しかった。


突然の押し掛けで嫌な顔をされるかな?と心配していたけど、看護師さんに快く話をしてもらえ、先生には会えなかったけど後日ならゆっくり話ができるとのことだったので、思い切って行ってみて本当に良かった。


敦希のこと、色々と聞いてみようと思う。