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vs SC相模原

豪雨の中行われたホームvs相模原戦。

まあほとんどsoccerにならないピッチコンディションでのゲームで内容的には何ともいえないゲーム内容だった。

激しい豪雨により、琉球、相模原、両チーム共に通常のsoccerが全く出来ない最悪のピッチ状態。
非常に厳しいピッチコンディションでのゲームだったが、これもsoccerだ。仕方がない。


ただ、一つの定説でいくと、雨中戦でピッチコンディションが最悪だと、一見、技術は関係無く、パワーとフィジカルに多少の運任せ的な要素が重要だと思われがちだが実はピッチコンディションが悪い時にこそ重要になってくるのが技術力。
正解に蹴る技術、止める技術、浮き玉を扱う技術、と高い技術が大変重要になってくる。

以前アウェイでフランス代表と戦った日本代表選手達に話を聞いたら「とにかく技術の差が違い過ぎて話にならない。立ってボールを扱う事だけでも大変なピッチコンディションの中でもジダンはじめフランス代表の選手達は正確にプレー出来ていた」との事。

現にJリーグ時代は勿論の事、今でもラモス会長あたりは最悪のピッチコンディションの中でも実に高い技術力で普通に高いパフォーマンスでプレーが出来る。

やはり、とにかく“技術力”を高めなければならないし、技術が無ければ高いlevelのsoccerは出来ない。

今回のゲームでも得点シーンを見てみると、どれも個人の高い技術力からのgoal。


2点リードしながら10人の相手に結果的に勝ち点3を取れなかった事。これは非常に悔しい結果である事は間違いないが、この悔しい結果から、勝てなかった要因をキチンと分析、反省し次に繋げていく事が重要。
勝った負けたで毎回一喜一憂してるだけでは真の成長は無い。


更なる共通意識と共通理解の構築。ある程度(level)のsoccer観を共有出来るようにならなければならない。
まだまだ成長過程のFC琉球。時間はあるようで時間は無い。
チーム力UP、更なる成長を期待したい。


豪雨の中、多くの相模原サポーターの方々がわざわざ沖縄まで観戦に訪れていた。本当に頭が下がる思いだし、サポーターの方々の相模原へのチーム愛を強く感じた。
先週の町田では改装された素晴らしきstadiumに本当に沢山の町田サポーターの方が訪れていて素晴らしい雰囲気の中でのゲームだった。

Jリーグ20周年を迎え、まさにJの理念である地域密着、地域に根付いたチーム作りが全国に浸透してきている。
各々の街に誇りとなり愛するチームがある。
子供、親、祖父母、三世代で応援出来るチームがある。

各々の街に各々の夢がある。


本当に素晴らしい事だと改めて思う。。


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1993.5.15 J開幕戦

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“Jリーグ開幕戦を振り返る”という特集記事が日刊スポーツに掲載された。


まさに夢の一夜だった国立競技場での開幕戦。
長きに渡り読売クラブ、そして日本サッカー界を牽引してきた偉大な先輩達、ラモス会長、加藤久さん、都並さん…。
日本サッカー界の新しい幕開け、歴史的な1日となった開幕戦に懸ける、あの日の皆の表情は今でも鮮明に覚えている。


1993.5.15。20年経った今でも忘れられない1日だ。



J20年を振り返る。
栄光と挫折の20年。本当に色んな事があり、色んな経験をさせて貰った。改めてJリーグに感謝。

とにかく書きたい事が多すぎて簡単に書けない。
また追々色々と書いてみたいと思います。。


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vs 町田ゼルビア

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改装された素晴らしき町田新スタジアムでのアウェイvsゼルビア町田戦。

連勝中のチームという事で相当に警戒して挑んだゲームだったが…始まってみると早い時間帯に先制点が取れて結果4goalを奪う事が出来た。

中盤でセンスがあり創造力のある7は前半交代、ボランチでゲームをコントロールしてた3も途中交代。うちにとっては有り難すぎる選手交代でluckyだった。

さすがにpowerプレーとCKからの空中戦は迫力あったが…
何とか3失点でギリギリ守りきれた。


先週はチーム内選手同士でmeetingを行い、まずゲームに出る資格の無い選手(プロ意識の欠如、低levelのパフォーマンス)の排除、選手間で話したプレーにおける決定事項の試行、徹底を話した。
そしてゲームプランとしては、DFラインはいつも通りに深く取り,FWが下がってきて中盤をコンパクトにしてボールを奪ってショートカウンター。
この試合、見事にゲームプラン通りの展開だった。
いつもと違いFWが下がってきた事でFWが孤立する場面が少なくなり中盤とFWの距離が近くスムーズに攻撃に入れていた。
ダブルボランチの距離感も良く、集中力も高かった。
90分間勝利の為にチーム全員が高い責任感を持ってプレーしていた。
選手皆の頑張りには頭が下がる。

しかし結果的には4対3、僅差での勝利。点差を見ても謙虚に反省するところは沢山ある。
完勝した訳では無く、決してまだ優勝した訳でも何でも無い。ただ連敗を止めただけであり大喜びする訳にはいかない。


昨年と大きく違うところは、選手間で戦い方をしっかり話し(特にDF陣)常に共通意識を高めてるところ。実はこれが重要な事でありチーム力UPには欠かせないポイントだ。

ピッチに立つ選手皆は勿論の事、同じユニフォームを着るチーム全員が同じ共通意識と共通理解を持たなければならない。

成長過程のFC琉球。
まだまだ成長し、レベルUPしなければならない。

チームとして、どのあたりまで成長出来るのか楽しみだ。



1993.5.15。20年前の今日Jリーグはstartした。
国立のピッチで迎えた開幕戦。まさに夢の一夜だった。

あれから20年。
JFLというカテゴリーではあるが今なおプロサッカー選手としてピッチに立ち続けてる事を誇りに思うし、最高に幸せに思う。

見てくれてる人は見てくれてるし評価してくれる人は評価してくれている。有難い限りだ。

更なる夢の挑戦。

改めて明日色々と思う事を書いてみたいと思う。


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vs パルセイロ長野

ホーム、パルセイロ長野戦。
0-1、敗北。

試合後、わざわざ沖縄まで観戦に来ていた長野在住の古くからの友人から貰ったmail。

『点差以上に全てにおいて相当に差がある試合でしたね。…』

残念ながら、このmail通りの情けなく悔しいゲーム内容。

色々と問題はあるが…
今回も敢えて内容詳細等々は控えたい。
日々のトレーニング、週末のゲーム。色んな角度から問題点、課題を分析している。
とにかく全てにおいてチーム力UPをはからなければならない。
“謙虚”に現状に向き合い、本気で取り組み“学ぶ事”をしなければならない。
soccerは常に進化してるし、どんなlevelの人間においても“学ぶ事”を止めたら成長は止まる。



明日は町田ゼルビア戦。
内容、結果共に納得のいくゲームを期待したい。


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『やる気こそ、人生の宝なり。』

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何かを成し遂げたTop経営者、Topアスリート、名将の言葉は大変重みがある。
そして更にその(各々)世界(分野)のプロ、スペシャリストの方の言葉にも大変に重みがあり勉強になる。


JFA及びJリーグとも大変に関係が深く、スポーツビジネス、スポーツ政策論の第一人者でありスペシャリストであられる早稲田大学.間野先生と先日会食させて頂き、大変有難く有意義な時間を過ごさせて頂いた。
色んな話を聞かせて頂き、久々真剣に勉強する事が出来て、多くの事を学ぶ事が出来た。
本当に有難い時間だった。
また自分自身がプロスポーツの現場に於いて感じてきた違和感、疑問点等々が全て解決出来た夜だった。

目先の小さな事ではなく、視野を広げ大きな志の元、しっかりとしたビジョンに基づいて物事を考えていく。
グローバルな視点からも常に物事を考えガラパゴス化しないように考える事も重要。


自分自身が考える己の価値以上に自分のサッカー人生を評価して頂いた間野先生に改めて感謝したいと思うし、自分が目指し続けるサッカー道(世界)の追求において最高の先生に出逢えた事に感謝したい。
『やる気こそ、人生の宝なり』。間野先生の座右の銘だ。
これからも色んな事を学ばせて頂けたらなと思います。



そして最後に一つ。
イタリアから嬉しいNewsが届いた。
恩師.吉武監督率いるU16日本代表がヨーロッパでの世界大会で優勝した。
改めて詳細はblogUPしたいと思うが、やはり我々がリスペクトする吉武理論は正しいという事を改めて世界で証明してくれた。
ある意味soccer界の常識を覆す吉武理論。

目指す究極の最終目標は90%以上のボールポゼッション率でシュート1本で1-0で勝つ。
大変“深い”究極の最終目標だが、その“意味”は充分過ぎるほど理解出来るし完璧な理論だ。
このあたりも詳細は改めて。

重要な事は人(まわり)と同じ発想で、人と同じ事をやってても究極の傑作品は一生出来ないという事。


“美しく完璧に勝つ”。これが自分の理想であり、吉武理論も同様かなと思いきや、さすがは元.数学教師(笑)“確率よく完璧に勝つ”。これが理想との事。
10回戦って確実に8回は勝てる確率のsoccerを追求してるとの事。勿論日本人に最も適したsoccerを追求してるのは当然の話だが。

吉武理論。確かに、力の差が同じくらいの相手に蹴れ、走れ、気合いだ、フィジカルだ、と戦ってみても10回やって8回確実には勝てない。
非常に説得力がある理論だ。

今回の世界大会優勝の土産話を聞ける日が今から待ち遠しい限りだ。


(写真は青山.カリオカにて間野先生とのショット。)


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