一般によく使われる言葉なのかは知りませんが、以前どこかの療法士さんのブログで見かけたこの言葉「療法士はナビだ」

このごろあらためて実感しています。

療法士が夫の体を評価して、治療方針を決め私たちがどう頑張ったらいいかを指導する。

ここって、すご~く難しいですよね。

きっとここがしっかりできる療法士は、ごく一部だと思います。

患者の体の状態をろくにわからないまま、ストレッチをしマッサージをし歩かせる、という療法士が大半のような気がします。

良い療法士に出会わなければ、「こんなもんだろう」で患者も納得してしまう・・・

私は、2年前に納得できる療法士に会いました。

そして、3ヶ月前に担当になった療法士も優秀な人です。

それでも、夫が順調に回復し続けているかというと、そうでもありません。

昨年は、4ポイントステッキから4点杖に逆戻りするなど、体の使い方が悪くなってしまった一年でした。

「あなたのやる気が足りないのよ」と、夫を責めてみたり

「高次脳障害なんだから、仕方がない」と、妙に納得してみたり

100メートル歩けたら人生変わるのに、気楽に外食できるのに・・・

その目標に手が届きそうなところまで来ていたように思っていたのに、スッと離れてしまいました。

何が悪かったのでしょう?

確かに、夫が歩くことにもっと貪欲だったら結果が変わっていたかもしれません。

でも、夫にしたら出来ないことを無理にさせられ不自然な格好になってしまった、ということなんでしょうね。

私の焦りすぎが一番の原因です。

2年前からお世話になっている療法士
は、「基礎からやりましょう。きっと私が見えていないところがあるんです。新しい風を入れたい。」と言って、自分の信頼できる療法士かおを担当に加えてくれました。

そして、夫の今の状態、どこが問題なのか、どこから治していけばいいのか、が見えてきました。

もちろん試行錯誤です。

二人の療法士の意見が一致しているのは、夫がうまく歩けない一番の原因が股関節にある、ということです。

先生たちは、知識のない私にざっくりわかりやすく説明してくれるので、私が勘違いしている部分もあるかもしれませんし、私がうまくお伝えできないこともあると思うので、ん?と思った方は「違うよ」と教えていただければ嬉しいです。

今年少しでも良くなれるか、で将来の生活が大きく変わってくるように感じています。

昨年の失敗を教訓に、焦らずゆっくり頑張ります
おんぷ