評価:C-
結論としては、
続編への布石
なんですかねえこのメディアミックス展開して金儲けするために作ったゲーム。
まあそれは置いておいて。
戦国恋姫を買おうと思ってる方はやっぱり恋姫無双が面白かったからだと思うんですね。
ぼくもそうでした。
それでプレイしてる間ずっと恋姫なんだけど恋姫じゃないような違和感がありました。
で、結局エンディング迎えてもわからなかったんですけど
とあるブログに載ってた感想ですべてが府に落ちました。
本作は主人公が主人公してると
どういうことかというと
基本的に真・恋姫†無双は主人公は一刀だが、ゲームのメインは女性キャラでした。
一刀はプレイヤーの目線であり語り手ではあるけど、話の流れの中では脇役に過ぎません
一刀が戦局を大いに左右するような作戦を立てたり実行したりはしませんでしたよね?
だからこそ女性キャラの英傑ぶりが映え、より魅力的に映る。
でも本作は受動的な一刀とは対極で能動的なんですよね。
主人公は戦局どころか大局すら左右する作戦を立て、実行してしまう。女性キャラはその手伝い。
だからこそ女性キャラは影が薄くなりがちになる。
主人公を中心にすべてが回ってしまっていたんですね。
別に悪いことだとは思いません。むしろ主人公が主人公してても普通のことですよね
でも本作は一味違いました。
題して
【なぜ『戦国†恋姫』は失敗してしまったのか】
①女性キャラの影の薄さ
もちろん今作も女の子はかわいいし、強いです。
でも主人公が前に出過ぎたせいで主人公の方が優れている、手柄が大きいというような扱いを受けるせいで影が薄い。
キャラによってはほとんど空気
でも俺は前作の夢を見続けたんだ・・・
②主人公が本当にキモチワルイ
一刀の女の子を大事にしてるって思いはクサいけどイケメンだなーでまだいけました
が、が、しかしですよ?
今作は本当にキモチワルイ
どうキモチワルイかというとミサワ全開なんですよね
主人公は前作の恋姫無双のヒロインたちに英才教育を施されているという設定なのである程度なんでもできる完璧超人なんですが
なにかするたびに◯◯姉ちゃんに教えられたからね
という痛い自己語りが始まる。
ささいなことでありがとうって言って頭を下げるんですが、媚びにしか見えず女性キャラが「(身分的に)気軽に頭を下げるな」といってもありがとうという気持ちを伝えるのに身分もあるのかな?みたいなやりとりがクドく、主人公を変に持ち上げようとして失敗している。
といったような自分語りが非常に多い
1言話しかけられると10行程度の長文で自分語りしだす
空気読めてないにもほどがあるだろ・・・
想像してみてほしい。
1行「明日はどこに行こうか?」
という短いメールに勝手に自分語りを交えてご高説(笑)がはじまるのを
会話が成り立たない
本当に耐えがたい
でも俺は女の子がかわいいからがんばったんだ・・・
③気持ち悪い主人公を女性キャラがほめたたえ続ける
とにかく主人公をべた褒め
褒める
褒めまくる
些細なことでも褒める
それ誰でも思いつくよね?って作戦を考え付く→剣丞さますごい!
何をいっても主人公に感心し、褒め称える
マンセーとはまさにこのこと
でも俺は宗教的な恐ろしさと戦いながらもがんばったんだ・・・
④かわいいと言われただけですべてのキャラを攻略する主人公
◯◯はかわいいな→惚れられる
◯◯のそういうところかわいいって思う→惚れる
制作側はチョロインとして作ったようなことをいってましたが
エロがない以上その過程がカワイイで済まされたらナニ楽しめと?(怒)
大したことのないシナリオかな?かな?wwwwwwwwwwww
でも俺はシナリオに期待していたんだ・・・
⑤同じような会話
上でも述べたように主人公は至るところで簡単に側室や愛妾といった恋人を作るのですが
女性キャラ「剣丞はひとたらしだからな」
主人公「そんなことないって」
というようなやりとりを10回は見せられました
なんなの?あえて謙遜することで相手に褒めさせる地獄のミサワ技術なの?
食傷気味だし、もうちょっと文才あるやついねえの?
コピペってもんじゃねえぞ?
でも俺はそのうち・・・と信じてがんばったんだ・・・
⑥18禁化、もしくは続編ありきのシナリオ構成
まず一般向けなのでエッチシーンないんですが
キス→閨に入る→(ここの部分カット)→朝チュン→昨日は激しかったみたいな会話が繰り広げられる
今日の閨は私みたいな言い争い
私が先にするなどの順番で言い争う
全部どうでもよすぎた
だってエロシーンないんだもん・・・
なにこの18禁織り込んだ前提のシナリオ
一般で出すんなら一般向けに楽しめるやり取り書いてくれますかね?
ふざけてんのか?あ?
それとね、なんででてきた?とかアレ?あのキャラ結局本筋絡んでなくね?とか、
本作だけだと出てきたことが無意味なキャラが多すぎる
松平元康とか真田とか
かといってメインヒロインと銘打った武田、上杉は中盤以降登場なので尺が足らなすぎてなんで惚れたのかすら微妙
その間メインの織田は出てこないため途中から織田空気とこれまた微妙
最後の締め方も投げっぱなしというか、真戦国恋姫とか色々作るためにというか金儲けのために中途半端な終わり方。
でも俺は、声優さんや原画さんはがんばってると自分を鼓舞してクリアしたんだ
総括
色々とひどすぎる。
無印恋姫ってかなり低評価なんですが、それに近いですね
しかしBasesonというメーカーには未来はないでしょう。
真・恋姫†無双のような作品は二度と作れないと。
ライター陣こそ違いますが、前作あっぱれや本作がBasesonとしてのクオリティであって、真恋姫は下手な鉄砲数撃ったら本当に当たっちゃったよヒャッハー的な・・・
ま、まぐ、まぐr
雰囲気というか空気感は好きです。
背景のつくりこみには絵に興味のない俺が感嘆するほどきれいですし
キャラデザもよく、CGもきれいで好きです。
ただシナリオ、そして主人公やヒロインの人格形成がひどすぎる
メーカー買いするほど好きだったんですが失望しました。
まあでも安心してください
恐らく本年度中には18禁版でるんじゃないかなーとは思うので・・・
でも俺は、俺は・・・真・戦国†恋姫でたら予約します