巷で勉強している子たちを見てると、一生懸命勉強しているものの、間違った勉強をしています。


間違った勉強をしていれば、100時間勉強しようが、200時間勉強しようが、大学合格には直結しません。


大学合格が目標なのに関係ない種目で得点することが目的化しています。


間違ったまま高3に進んでしまうと軌道修正できなくなります。


中学や高1時点で早期に塾の先生に客観的に勉強を見てもらうことが必要です。


塾の先生に見てもらえば、やっている勉強が正しいか、自分の偏差値がいくつか、客観視してもらえます。


自分だと正しい判断ができなくなります。


間違った勉強しないためのプロセスをご紹介します。


まず、自分の偏差値を客観視しましょう。


つぎに偏差値より少しだけ高い大学をピックアップします。


自分の偏差値が40ならば、45くらいの大学を受験します。


辛い気持ちはわかります。


しかし、それが自分を客観視するための一歩です。


偏差値が50を下回ってても高みを狙いたくなる気持ち理解できます。


でも、偏差値で行ける大学が決まります。


偏差値5、がんばれば手の届く大学の情報を検索します。


インターネットで簡単に検索できます。


自分の得意教科に合致した入試形態を選びます。


あとはひたすらその入試形態にあわせた勉強をします。


これだけです。


これで不毛な苦手科目や自分の偏差値に見合わない難問を解く必要がなくなります。


基礎問だけを徹底して解けば、足りなかった基礎力が身につきます。


有名大学であればあるほど、難問だらけとなり、実力が上がらないどころか下がります。


これが間違った勉強につながる原因です。


苦手な問題、科目を延々とやり続けてしまいます。


国立大学だと7科目勉強しなくてはいけませんが、私立ならば大幅に科目をダイエットできます。


1科目や2科目で入学できる大学もたくさんあります。


英語が苦手ならば、数学や国語だけで受験できる大学もあります。


得意科目で受けられる大学に絞れば、得意科目の偏差値を伸ばすことができます。


しかし、高3受験生は、有名大学や国立大学の入試形態を調べて、不得意教科をずっと勉強しています。


これでは得意科目の偏差値も上がりません。


感情に先走るのではなく、自分の偏差値に見合った素敵な大学を受験しましょう。


有名大学は狙わずに無名大学でも素敵な大学を狙って、来年度から素晴らしい人生にしましょう。


大学生活やその後の人生が素敵になるか、不幸になるかは、結局、自分の考え方次第です。