続きです。

記憶がまだ新しいうちに、
出産までの出来事を自分のために記録しておこうと思う。

陣痛~出産にいたるまでの記憶の記録。




出産当日  ☆1/14~1/15

14日
母と一緒に散歩もかねバスで隣駅のデパートへ。しばらくはもう来れないなと思いながら、久々のショッピングで気分転換になる。

日付が15日に変わる午前0時前後。
寝つけずにいた。

お腹の張りがなんとな~く頻繁になってきた感じがした為、携帯にダウンロードしておいた陣痛アプリで時間を測りはじめる。
ここ数日、気になった痛みの時に使っていた。
(これは結構便利で、家事をやりながらでも寝ながらでも、記録として残るので、
お腹が張る事に慣れてきてしまった私にはとても役に立った。
それにいざ痛くなってくると、さっきは何分だったかなんて数えてられないと思ったから。)

お腹の張りは15分だったり5分だったり、感覚はバラバラ。また前駆陣痛かな?
でも痛みは収まらない。
このまま寝てしまおうかと思ったが、痛みで目が覚めた時にすでに痛みで動けなくなっていたらと思うと怖くてドキドキして寝られない。
布団で横になってひき続き様子を見る。



2時過ぎ

やっぱり寝れない。笑
コタツに移動して、テレビを見ながら時間を計測。このあたりまだ余裕だ。
7~8分間隔くらいで間隔が短くなってきている気はしたものの、まだ一定間隔で痛いというわけではなく、
少し重い生理痛位の痛みだった為
陣痛はまだまだこんなもんじゃないよなぁ~と様子見していた。

しかし念の為主人には後で病院に行く事になるかもと伝え、もしも行く時は起こすからと、今のうちに寝ておく様にしてもらった。


3時

痛みはまださほど強くないものの、
5~7分でお腹の張りが来る。
間隔はまだ少しバラついている。
けど、、、短くなっているような?!?
痛みは1分程続いてなくなる。

これは陣痛かも、、、本当にきたかも。
病院に電話してみようか悩む。
、、、と思いながらもまだ半信半疑。

(今までは5~7分といったら、痛みが続く間は結構我慢できない位の、目をつぶって動かず耐える、位の痛みだった。
それに比べて、まだ笑って会話できるくらいの痛みだった。
もし陣痛ならかなり等間隔で痛みの波が来るし。
それに破水疑惑で一度病院に行って帰っているので、陣痛だと確信してから病院に行きたかったのもある。)



4時

少~しではあるが痛みが強くなってきて、弱まる気配はない。まだかなり余裕はある。

が、しかし3時~4時の一時間で、バラついていた張りの間隔もぴったり6分位になっていた。一定間隔で。


これはやはり陣痛だ!
と、やっと確信に変わる。

(産婦人科では、経産婦は15分間隔になったら電話して来て下さい、なんて言ってる けれど、そんな予定通りいかないものだと実感。痛みが弱くても、もう電話しよう、と思う。)



4時20分

主人を起こし、
トイレに行ってから病院電話しようと
布団から立ち上がったら

破水した。

今度は疑惑ではなく、確実に破水だと分かった。



すぐ病院に電話する。
偶然にも、この間の親切な面白い助産師さんだった。状況も伝えやすく、自宅から車で20分後には病院に到着できた。

子供達の世話も、早めに自宅に来てもらっていた母に頼めたので安心。
あとは産むだけ!




病院に着いてすぐLDRで分娩着に着替えた。陣痛がくると椅子に座り、ふう~  といいながら休み休み着替えた。

5時
横に寝ながら助産師と会話。
6分間隔で小波の陣痛がきていた。
でもまだ4cmしかひらいていない。

私、本格的な痛みと比べるとこれはもう少しかかるね~とか主人に言っていた。

助産師さん予想は、午前中には産まれると思うけれど、3人目だから一気に進むかもしれず、分からないなぁ。とのこと。

今のうちに主人はカメラをとりに一度帰宅する事になった。
本格的に痛み出したらメールか電話で状況を知らせる事になった。



6時

まだ6分間隔。
しかし、、、急激に強く痛み出す。
さっきまでとは明らかに違う腰の激痛。
あ~、これはきたな、と思った。

痛みの間は会話ができなくなっていた。
必死。

波が去ったら、一息つこうとしたら、
あれ、またすぐ痛い。
あれ、なんかずっと痛い、、、おかしいな?
と思った。

助産師さんがバタバタとしだす。
そろそろご主人に連絡したほうがいい、と言われる。

そうこうしているうち、
6分だったのが一気に3分間隔に短くなる。さすがにもだえる。



6時21分

やっとの思いで主人にショートメールをした。変な文体になっていた。でも伝わるだろうと思い変なまま送る。

メールを送った直後。

もうすでに陣痛のいたみがない時間は1分もなくなっていた。どんどん押し寄せる痛み。
でも、もうすぐ会えるよろこびの痛み。


やっと分娩台が準備されたが、もう激痛で体を動かすことすら出来なくなっていた。


赤ちゃんが下におりてきたのが分かる。
3人目ではじめて体験した、息みたいという感覚。
でもまだしばらくはこの痛みと戦うんだろうな、、、と思っていた。

力をぬいてねーと、言われた。
でも出来る限り言われた通りに務めた。必死。

いつになったら息んだら良いんだろう、
と思いながら息みを逃がしていると

もう次の陣痛で産まれるよー!
と言われた。え?
本人全く自覚なし。まだ1時間はかかると思っていた。
『え?もう?早いー!!』と言っていたら
、、、


6時33分

男の子の誕生。

あれ?すぐ泣かないな    と思っていたら。大丈夫よ~ちゃんと泣くから!と言われ、
少ししてから教えてくれたのだけれど、
臍の緒が2重にぐるぐると巻きついており、
急いでとって口の中を吸引すると、泣き声が聞こえてきました。


とても安堵した。
無事に産まれてきてくれてありがとう。



カメラをとりに家に帰った主人は、産まれるのが早すぎて現場に間に合いませんでした。

産まれたよとメールをしたら、あまりの早さに拍子抜けしていた。



主人が病院に着き、ちょうどタイミング良く赤ちゃんを抱っこ。
はじめての男の子に、まじまじと見入っていた。かみしめる喜び。


私達の家族に、産まれてきてくれてありがとう。いつまでもこの気持ちを忘れずにいたい。