西池袋TKデンタルクリニックの武末です
前回のつづきになります。
そのような経緯で九州歯科大学熊本県同窓会様からの講演のご依頼を引き受けたのですが
日曜の講演に先立ち、様々な前日の打ち合わせや顔合わせなどもあったため、土曜日の
診療を午前のみとさせていただき、熊本空港へ向かいました。
土曜日は多くの同窓会の先生たちと打ち合わせ兼ねたお食事会にお招きいただきましたが
その中には中高のマリスト学園の先輩や後輩も数名おられて、とても久々の再会に
喜びを隠せませんでした。
（写真はマリスト学園の１つ下の後輩の先生たちと）
また、初めてお会いさせていただいた先生方の中でも多くの先生が私の父のことは
よ〜〜〜くご存じでおられて、父の話や私が受験した時の昔話などでもかなり
盛り上がりました。
そんなわけで、当日の講演はいつもにも増して熱が入りました。
２時間半という講演と３０分の質疑応答とかなり限られた時間でしたが、
私なりに現時点でお伝えできることはすべて出し尽くしたと思います。
また最後には会長の馬場先生からもありがたい目録などを頂戴しました。
会長の馬場先生は年齢は４つくらい上の先輩で、九州歯科大学では柔道部に所属して
おられたため、同じ柔道部OBの父には現在もとても懇意にしてもらってるということを
お話になられました。
また当時私が九州歯科大学を受験した際、実は父から当時の馬場先生たち
現役柔道部員のみなさまに
「まもなく息子が九州歯科大学に入学して、柔道部に入るので鍛えてやってほしい」と
言われていたということでした。
私もそのときのことはよく覚えており、入学したらそれまで培った自身の柔道の技を
さらに磨き、大会などでは大学に貢献できるように練習に励みたいという思いをもって
受験勉強を切り抜けたという時代があったのです。
残念ながら九州歯科大学の柔道部への入部はかないませんでしたが、当時もしかしたら
直接の先輩になったかもしれない先生とこうして人生の後半でお会いできたことは
とても光栄なことでしたし、これから濃いお付き合いのスタートになれたらと
思った次第でした。
以上のようなこともあり、本当に充実した土日の２日間でしたが、日曜の夜
東京の自宅に帰宅した途端、それまで張り詰めていた緊張の糸が切れたのか
どっと疲れに襲われましたが、妻が私の帰宅に合わせて用意してくれてた
普段よりぬるめのお風呂にゆっくり入浴させてもらい、熟睡したら月曜の朝には
すっかり疲れもとれ、いつも以上に気持ちの良い週のスタートを切ることができたのです。
当日、会場に父は来ることができなかったのは残念でしたが、それでも聴衆の中に
父そして祖父がいてくれたと想定しながら気持ちを込めてお話しさせていただきました。
また会場の来られなかった全国の方向けにZOOM,による同時配信もされており
合わせて１００名ほどのみなさんに受講いただいたと聞いております。
本当にありがたいお話しをたくさんいただいておりますが、実はすでに3月締め切りの
専門書の準備にとりかかっており、気の抜けない日々をすごしております。
講演活動と執筆活動はその性質がかなり異なっており、求められる結果もスキルも
大きく違います。
しかし私はどちらも本当にありがたいことだと思っておりますし、全身全霊をかけて
のぞませてもらっております。もちろん日々の診療、臨床も同じです。
歯科医師として日々の診療などに加えてこうした同業の先生たちを対象とした講演や
執筆活動などをさせてもらえるのは当たり前のことではありません。
海外での研修についても同様のことが言えるかもしれませんね。
2006年ごろ、まだ当時勤務医時代から続いているこのような活動は、正直いつまで
続けられるかわかりません。普段の診療とはちがって、私の代わりはいくらでもいるので
いつまで私に対するニーズがあるのか不明だからです。
それでも求めていただける場がある限り、全力で頑張っていきたいと思います。
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