第二部と第三部の間に休息が入ったので、

臨場感を出すために

うっかりも話題休閑、まわりウォッチングすることにします。

(正直に書き起こしのメモノートの判読に疲れたと言へ・・・)

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10分間の休息。

ロビーで「牛乳をどうぞ」と県内工場の(この場面では当たり前か・・)

200mlパックをいただきました。

なんだか、給食みたいです。


会場内撮影禁止ということだったので、ロビーの風景でも撮っておこうと思ったら、

口蹄疫発生からの宮日新聞の切り抜きが。

(こういう場合、大きなパネル等になっていないか?)

そのままパネルに展示してあるのが目に入りました。 

(※結局写真は一枚も撮らず帰ることになりました。)
どなたの手作業でしょうか。お疲れ様です。

自分たちの手で、という感じが出ていて、高校の文化祭を思い出しました。

とてもいい感じです。
展示内容はもう見慣れたものになっていましたが、

見出しを目にすると涙でかすみそうになります。







パネル手前の長机にミニアルバムが数十冊。

被災農場さんを始めとする、多量の取材の写真でした。






防護服に身を包んだ方々

運び込まれた防護用品

箱に投げ込まれた何十本ものワクチン用注射器

真っ白の豚舎

発症して痛々しく血が出ている足

ぱんぱんに腫れ上がった乳首

腫れた目をして見上げている豚:これから、どうなるの?という不安を訴えてくる目。

必死に餌を食べている姿:最後のご飯?

倒れてぐったりしている親豚

くっつき合って倒れている子豚:きょうだいだよね。

豚の腹に電気ショックを与えている場面:
「何度当てても生き返ってくるんだ」と処分にあたった方がおっしゃっていましたね。

ゆんぼで、豚を埋却穴へ運ぶ:
       親豚って大きい・・・・・・もう、自分の感覚も麻痺しているようです。

青いシートが敷かれた、巨大な穴に向かうゆんぼ

穴の中に横たわるたくさんのピンク色の・・・










目をそらしてはいけない。

しっかり覚えておかなければと思い、12冊あたりまでめくり続けたけれど・・・。

初期の頃、動画や記事で見慣れたつもりだったけれどそうではなかった。

物音一つしない写真は、

静かに、現場の、当時の人々と豚・牛の命の慟哭を写しとっていました。

取材をした人たちは、

現場の凄惨さやものすごい哀しみを黙って追い続けてくださっていたのですね。

ありがとうございます。





忘れない。

わたしたちは、何が自分のふるさとで起きたのか、

心にしっかり刻みつけます。

29万8649頭の魂を背負って生きていくのですから。


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    握りしめていたら変形してしまった牛乳を飲む時間もなく会場へ。

                    第三部につづく・・たぶん、続ける