クラシック & モダニズム -7ページ目

過ぎし人・・・


     知人友時経て今や著名人
             浮上したるやネット検索
           

     逢うことも無いであろうよ過去の人
             恋人未満友達以上



アメリカの世界遺産、ホー・レイン・フォレスト 著作者 bestviewedlarge
  

夢の連想・・・


    郷愁を誘ゐし秋いにしへの
             夢見た幻想今だ生き継ぐ


    降り注ぐ夜空の星に訊ねたり
             星の王子よ馬車は何処に


    待っている親指姫の王子様
             つばめに乗って花咲く場所へ


    何故いつも何故何故いつも王子様
             覚めなひ夢に枯葉ほほ笑み



石蕗 (つわぶき)


     石蕗や日陰に黄色ひ花咲きて


     石蕗や小池に姿映しけり


     石蕗(つわ)の花見えるや石の狭間かな


     石蕗や雨に艶やか甦り


     石蕗を眺むる心静かなり


     歩くほど路傍となりぬ石蕗の花


     逢いたくて咲く日を待ちぬ石蕗の花


     佇みて真しとやか石蕗の花


     雨風を受けて輝け石蕗の花


     木漏れ日に静に光る石蕗の花



http://www.ashinari.com/2009/11/21-030598.php

藍の花


     藍色に染ひて海の藍の花


     紅色に装ひて揺れる藍の花


     蓼藍(たであい)の花は従順奥床し


     藍の花風にそよそよなびきをり


     傷ついた指を染めをり藍の花


     藍の花阿波の国より旅立ちて


     藍の花古深く想いけり


     藍の花見つけた空は薄青き


     藍の花平野に育つ小花かな


     幼き日藍の花々撫で歩き


百舌鳥・・・


     百舌鳥の声早贄探る我ありて
              一度は見たし獲物の姿


     百舌鳥が鳴く百(も)の真似するや鳥の声
              聞き耳たてど秋の鳴き声


     木の枝に止まる小鳥は百舌鳥なれど
              襲ふすずめの姿にも似て


     枝先に止まる百舌鳥みて可愛いと
              思えど知るに知るほど寒し




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