ボタン一個の携帯電話 | みんなに教わる介護情報伝道師ぬけが行く

みんなに教わる介護情報伝道師ぬけが行く

妻の起こした介護情報提供サービスをサポートしながら『介護はXデーが来る前に準備をしておかなければ経済的にも精神的にも大きな損をする』という持論を私は持ちました。それをいかに社会に伝えるかを模索し、その実現するための学びや行動を記していこうと思います。

見たこと、教わったこと

ソフトバンクが子供や高齢者の安全対策に特化した携帯電話を三月中旬に発売するそうです。
電話はボタンが一個のみで、押すと保護者につながるとともにGPSで把握した居場所が保護者にメールで届くというものです。

基本料金を月490円と安く設定したのも特徴だとか。

電話は異常時にひもを引くと大音量のアラームを発し、居場所を通知する機能付きで、保護者からの電話は自動的に着信し、周囲の音を聞くことができるそうです。
ソフトバンクでは介護施設でも需要があると見ているそうですが、さてさてどうでしょう。


新たに知ったこと、考えたこと

居場所を通知するものはセコムの「ここセコム」などが従来からありました。

しかし認知症患者に対してはあまり効果がないようです。なぜなら外出時などに必ず所持するということが認知症患者には難しいからです。

衣服などに縫い付けるなども考えられますが、必ずそれを着てくれるとは限りませんし、脱がれて放っておかれたら終わりです。
小型のICチップを下着に縫い付けるとか履物に張り付けるなどを提案するところもありますが、根本的な解決になっていないようです。

少し前にある県で性犯罪を犯した人にICチップを体内に埋め込むというニュースが流れましたが、人道的な問題で実現には時間がかかりそうです。
目的がわかりにくい歩き回りなど(徘徊という言葉は出来る限り使いたくないのです)で困っている介護家族も口には出しませんが意外と多くがこうした事が出来ないかと思っているようです。家内も義母を施設に入れるまでは時たまこのようなことを言っていました。ただそうは言いつつも、前期の理由で実現に至っている例は少数にとどまっているようです。

テクノロジーと人間の尊厳どちらも満足できる方策が一日も早く実現することが望まれています。しかしどちらも立てるのは意外と難しく、ICT企業の方から製品の提案を伺うこともありますが、完全にこの問題を解決したものは今のところ無いのが実情です。私も思い出した時に考えてみますがいいアイデアが出てきていません。

誰か、ピンとひらめく方、いませんか。

また一つ新たな情報を得て、思いを新たにすることができました。感謝です。

もし文中や事例などに誤りがあったり、こうした情報もあるよという方、是非ともお教えください。

よろしければクリックしてくださるとうれしいです。

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村$みんなに教わる介護情報伝道師ぬけが行く