2006北海道マラソン~八甲田山暑中行軍?その1 | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

中島公園

 暑いからこそ北海道マラソン


 そんなことを言った私が悪いのか?優勝した渡辺選手も、レース前には、「暑さは全然気にならない。とびきり暑くなってほしい」と思っていた、というが、北海道新聞にも書かれている通り、確かに物には限度がある。


 史上最低の52%という完走率に終った今年の北海道マラソン。私としては暑さもさほど苦にならず、ペース配分もレースプラン通りに進められて、途中までは間違いなく完走できると思っていただけに、非常に悔しい思いがある。


 まずは、今年のタイムから振り返ってみたい。


 地点 今年のタイム(1km 5kmのラップ) 昨年のタイム の順


スタートロス  0分25秒     0分24秒

1km   計測漏れ        6分46秒

2km  12分01秒(5分48秒)  12分05秒

3km  17分45秒(5分44秒)  17分48秒

4km  23分20秒(5分35秒)  23分10秒

5km  28分42秒(5分22秒 28分17秒/5km)  28分26秒

・・・関門閉鎖1分18秒前


 実は5km関門の閉鎖時間は、30分になっていた。募集要項などでは昨年同様29分になっていたのだが、プログラムでは30分になっていたのだ。しかしこれは決して緩和されたわけじゃない。10kmの関門は57分のままなのだから。むしろ、昨年は29分ではまだランナーが多すぎて止められず、やむを得ず全部通したというのだから、今年は1分遅らせて関門を閉じるぞ、という大会側の決意の表れだろう(笑)。


 そのことをスタート前にH先生に教えられ、焦らずにいくようアドバイスされた。たしかに、もしも29分を超えても止められる心配がないとはっきりわかっているなら、昨年よりも焦らずに5km関門を迎えられる。これは気分的に楽だった。


6km  34分10秒(5分28秒)  33分56秒

7km   計測漏れ        39分17秒

8km  45分11秒(5分31秒)  44分46秒

9km  50分44秒(5分33秒)  50分11秒

10km  56分09秒(5分25秒 27分27秒/5km)  55分40秒

・・・関門閉鎖51秒前


11km  1時間01分36秒(5分27秒)  1時間01分08秒

12km  1時間07分08秒(5分32秒)  1時間06分37秒

13km  1時間12分35秒(5分27秒)  1時間12分07秒

14km  1時間18分04秒(5分29秒)  1時間17分27秒

15km  1時間23分40秒(5分36秒 27分31秒/5km)  1時間23分04秒

・・・関門閉鎖1分20秒前


 このあたりは、キロ5分半、5km27分半というレースプラン通りの展開となった。本当は下り区間なので、このあたりは無理なく5分20秒ペースで行ければ後半が楽になるのだが、暑さもあって抑えるイメージで走っていた。


16km  1時間29分12秒(5分32秒)  1時間28分40秒

17km  1時間34分49秒(5分37秒)  1時間34分14秒

18km  1時間40分28秒(5分39秒)  1時間39分51秒

19km  1時間45分58秒(5分30秒)  1時間45分23秒

20km  1時間51分28秒(5分30秒 27分48秒/5km)  1時間51分00秒

・・・関門閉鎖32秒前


21km  1時間56分50秒(5分22秒)  1時間56分33秒

22km  2時間02分23秒(5分33秒)  2時間02分10秒

23km   計測漏れ            2時間07分42秒

24km  2時間13分09秒(5分23秒)  2時間13分26秒

25km  2時間18分31秒(5分22秒 27分03秒/5km)  2時間19分12秒

・・・関門閉鎖1分29秒前


 昨年はペースが落ち始めた区間という意識があったのだろうか。この区間は若干だがペースが上がった。これがそのあとに響いたのだろうか?


26km  2時間24分07秒(5分36秒)  2時間25分15秒

27km   表示不良            2時間31分37秒

28km  2時間35分08秒(5分31秒)  2時間38分20秒

29km  2時間40分58秒(5分50秒)  2時間46分04秒(その後走行中止)

30km  2時間46分55秒(5分57秒 28分24秒/5km)

・・・関門閉鎖1分05秒前


 30kmの手前から、昨年のサロマでも痛めた左膝が痛み出す。しかしまだまだごまかして走ることはできる。30kmでの貯金は約1分。ここから29分-29分で刻めば、ギリギリで40kmを通過できる。ここからが本当の勝負だ。


31km   計測漏れ

32km  2時間59分47秒(6分26秒)

32.5kmスポンジポイント  3時間03分49秒   走行中止命令


 膝の痛みが増すとともに、突然両脚が重くなった。膝の痛みだけなら、左足を引きずってでも走ろうと思っていた。ところが足そのものが前に出なくなった。これはつらかった。


 いつしか膝の痛みに顔をしかめて走るようになった。痛みに耐えきれず歩道にあがり屈伸をする。一瞬、リタイアという言葉が頭をよぎる。これ以上走ると膝が壊れるかも。しかし、やめる気にはまったくならなかった。そう、今回は絶対に完走しなければならないレース。私は再びコースに戻った。


 しかし痛みは消えてくれない。歩道に上がっての屈伸を2度繰り返し、痛みが消える奇跡を願って再びコースに戻る。


 ・・・奇跡は起きなかった。


 さて、今日になって、嬉しいことが1つある。それは左膝と右足親指が痛く、さらに両脚ともひどい筋肉痛で、歩くのもつらいこと。私の場合、レース中に足が痛くなっても、それは「もう走りたくない」という意思表示で、走り終えたとたんに痛みが消えるということがある。昨年の札幌マラソンのように。


 でも、今朝のダメージはホンモノだ。昨年のサロマの直後と変わらないくらいダメージがある。それを見ても、今回は持てる力をすべて出してきたというのがわかる。精一杯頑張った。今年、そう言いきれるレースは初めてかもしれない。


 よくやったぞ!自分!!!