子どもの旅の記憶を残すには・・・ | 子連れブータン二人旅♪

子連れブータン二人旅♪

5歳の娘の「王様と王妃様に会いたい!」
という強い願いに引っ張られ、ブータンに
出かけてみました。

想像をいい意味で裏切られる素敵な旅に
なりました。
子供とブータン旅行を検討されてる方の
参考になればうれしいです♪

小さい子どもを海外旅行に連れていっても
記憶に残らないからもったいないよ、とよく言われます。

確かに。
子どもには次々新しい記憶が入ってきますので
ほっておけばすぐ忘れます。

常々少しずつでいいので記憶をつなげていく努力はしています。

我が家の場合、海外旅行に限らず、
国内旅行に行ったら
100円ショップで買った子供用日本地図に行った先の都道府県に
印をつけさせたり、場合によったら書き込みもさせたりします。
私が出張に行くことになったら「どこだ~?」とクイズ形式で
日本地図を探させます。

ニュースで行った場所が写れば、旅行の思い出や写真を見るなどなど。
どこのおうちでも程度の差こそあれされてますよね?

今5歳10ヶ月のなっち。
1歳8ヶ月の韓国1ヶ月滞在はさすがに記憶がありませんが、
2歳8ヶ月の韓国1ヶ月滞在の記憶は断片的ですが保たれています
(最近もテレビで韓国の幼稚園の風景が写ったとき、「このお歌、私も歌ってた!」と
言ったのには驚きました)

しかし、ブータンはそうそう行くことはできません。
日本に戻ってきてから韓国ほどブータンの情報に触れる機会はないだろうし、
だからこそ貴重な機会から得られるものをできるだけ彼女のものにしてほしいな…
そのためにはどうしたらいいか、まじめにツラツラ考えました。

ひとつは強烈な経験をさせること。

今回の場合は、
まずは、彼女が望んだ国王夫妻にお会いすること。
実現したら、それはいい思い出になるでしょうし、忘れない。
まあ、当然といえば当然です。

もうひとつ。
これは私が考えたものでしたが、農家ステイです。
普段と全く、違う生活をすることで強烈な記憶になるのではと思いました。
どんな雰囲気だったかは旅行記に書きますね。


事前準備もいろいろ悩みながら、すすめました。

ひとつめは、なっちに選ばせてB5ノートを一冊かいました。
1ページ目には自分で「ブータン旅行」のタイトルと日付をかかせ、
そのあとにブータンでしたいこと、見たいことを
「なんでもいいよ!」と箇条書きさせました。

「おうさまとおひめさまにあいたい」
「きれいなおはながみたい」
「ちょうちょがみたい」などなど書いていました。

その下には、私からのメッセージを書きました。

内容は
「なんでもいいから、たくさんのものを見ましょう」
「おもしろい!とおもうことをたくさんみつけておしえてね」
「日本とちがうところを見つけておしえてね」
「日本とおなじところを見つけておしえてね」

その結果、なっちはいろいろな発見を教えてくれました。

山の形が違う、山の木が少ない、家のお庭と同じお花が咲いてる、
山が崩れやすい、山で火事がある、犬がおおい、
ブータンの動物園はターキンと鹿しかいない(かなり驚いてました
ブータンに来る前日の遠足で摘んだワラビがブータンにもあるなんて・・・ナドナドナド

最初のページに書き込みが終わったら
あとは、もう好きに書かせました。

初日の夜は二人でばったりとベッドに倒れこんでねてしまったので
書く暇がなく白紙でしたが、
楽しかったからでしょうか、2晩目からは、寝るのも惜しんで、
書いて書いて書きまくってました。

ベッドに入ってからも書き続け、そのまま寝てしまうくらい

時系列はむちゃくちゃでも、見たこと楽しかったことを書きなぐってました。
こんなかんじ。
 


そうそう、「ブータンのたんぽぽは日本のたんぽぽよりもせがたかい」
なんてのもちゃんと書いてました  →参照:パロ空港のたんぽぽ

お絵かきは、マニ車の絵、パロのキチュ・ラカン(寺院)の石畳

そのほかに、自分が乗っている4WDの車も絵も…

絵や文字を書くのが苦にならないお子さんには
ぜひ、小さめのリングノート(普通のノートよりリングノートが書きやすいです)を
持って行くことをお勧めします。
我が家はおまけでもらった小さな缶に入った色鉛筆のセットも持って行きました。

当然、ノートの後半は余ってしまっているので、帰国後に朝日新聞の夕刊で始まった
ブータンの連載を自分で切り抜かせて貼らせてます
(今は理解できないと思いますが将来のため)。

記事の写真や地図を見て「キラを着てるね~」「ゴを着てるね」
「地図にティンプーって書いてある!」などとたのしんでちょきちょきしてます。


それから、これは賛否両論だと思いますが、
カメラを買い与えました。

私は仕事柄よくデジカメを使います。
なっちは、自分でデジカメが撮りたくて仕方ないのですが、
仕事のデータも入ってるし、仕事で使うためやや高価なカメラなので
4歳位から「撮らせて」と言うようになりましたが、ほとんどお断りしてました^^;

サンタさんに頼もうか、お誕生日プレゼントに頼もうか、
本人もここしばらくずっと悩んでいたのですが、
今回に関しては私のほうがかってあげるチャンスかなと思うようになりました。

旅行中、いつも絵がかけるわけでもないですし
(そういうゆったり旅行もしたいですが・・・)、
なっちが自身の興味の対象を写真で残したいと思う欲求は
自然なものではないのかとも思い始めたからです。

とはいえ、やっぱりもうすぐ6歳のなっちには早い気もする・・・。
自分で管理ができるのか、そしてほしいものを何でも買い与えていいのか・・・。

結構悩んだのですが、
新聞でとある写真家が5歳でカメラを買ってもらったことが
写真の道に進むきっかけになったと話す記事を読んだりして、
写真家にはならずとも何かのきっかけになるかもしれない。
モノの管理は本人に教えていくしかない、と決断。

注意不足で壊したり失くしても、買いなおしませんとの条件で
結局、お誕生日プレゼントを前倒しいすることに。
安くてかつ手振れ補正のちゃんとしたもの(子どもには手振れ補正重要です!)を
買い与えました。

これは人によって本当に賛否が分かれると思います。
ただ、結果だけを見れば、本人は7日間で200枚の写真を撮り、
その中には額に入れて飾ってもいいような写真もありました。
私が気がつかなかったようなものを見つけて撮影していておどろいたことも。
(意味不明写真ももちろん沢山含まれます^^;)。

そして、親の私も後から見直して、なっちが何に興味を持ったのか
よくわかってよかったと思っています。

余談ですが、
ブータンにもつれてきたし、カメラも買ったし、
私がブータンで「なっち、もう来月はお誕生日プレゼントはないよ?」というと
なっちは「わかってるよ!キラ、買ってもらったもん!!」と即答。

あ!キラを買ってもらったのが一番うれしかったのね~^^
                   カメラじゃなかったのね・・・^^;あはは・・・

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