メニューの原価(げんか)を計算する方法 | 夢はカフェで独立!現役オーナーから学ぶ初心者のための開業講座

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■メニューの原価(げんか)を計算する方法

こんにちは、最近寝てばかりの水野です(笑)

なのになぜか「水野さんいつ寝てるんですか~」って言われるので、「普通に8時間ぐらい寝てますよ」っていうと、かなり驚かれます。

僕にとっての休息は、食べる、寝る、遊ぶ…って、全部です(笑)

一生懸命仕事する事もありますが、誰だってダラケたい時はありますからね^^

さて、今日は原価(げんか)の計算方法についてお話します。

まず、原価(げんか)っていうものについて、聞きなれない方のために何かを説明しますね。

例えば、バナナジュースってありますよね。バナナジュースを作るのには、バナナと牛乳が必要です。

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その、バナナジュース1杯分作るのに必要な、バナナと牛乳の、食材費の事を「原価(げんか)」っていいます。

「元価(げんか)」っていう書き方もあるので、元になるお金と考えると簡単かも。^^

では次に、その「原価」の計算方法について、説明しますね。

そもそも、カフェのメニュー価格は、原価を計算する必要があります。

この原価を、うまくコントロールできるかどうかで、赤字になるか黒字になるかが問われるので、必ず覚えておいてくださいね。

では、さきほどのバナナジュースの例で、説明しますね。計算する手順は次の通りです。

①材料の値段を調べる。

②ジュースに使う分だけの、材料の量を調べる。

③材料費をたす。

では実際に、手順に沿って計算していきますね。

①材料の値段を調べる。

・バナナ4本…300円

・牛乳1本(1000ml)…300円

②ジュースに使う分だけの、材料の量を調べる。

バナナ1本あたりは、4で割ればいいので、75円ですね。そして、牛乳1人前に使うのが、150mlぐらい。

「あれ?牛乳150mlを計算するにはどうしたらいいの?」

はい、じつは原価計算の時に、一番つまずきやすいのはココです。

では、電卓のご用意を。

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先に、計算方法だけ教えちゃいますね。計算方法は…

【150ml】×【300円】÷【1000ml】です。

計算すると、45になります。

これが、牛乳150ml分の原価、つまり45円が材料費です。

この方程式については、あとから説明しますね。では次行きます。

③材料費をたす。

で、最後は材料費を足します。

バナナ(75円)+牛乳(45円)=バナナジュース1人前に必要な原価(120円)

はい、できました!バナナジュース1本あたりの原価は、120円です。

さーっと流すとこんな感じです(笑)

では、さっきの計算のおさらいをしますね。

【①調べたい分量】×【②材料の元値】÷【③材料の元となる容量】=【調べたい分量の材料費】

①調べたい材料の分量は、ここでいう牛乳1人前の量(150ml)

②材料の元値は、牛乳1パック分の値段(300円)

③材料の元となる容量は、牛乳1パック分の容量(1000ml)

どうですか?「うわーなんだかめんどくせー!」って感じですよね?

僕、学生時代に数学とかめっちゃ苦手だったんで、最初はチンプンカンプンだったんですが、慣れてきたら簡単に計算できるようになりました^^

意味を覚えるというより、なんか図みたいな感じで、式だけ覚えておけばOKです。

もし、1つの料理の原価を、細かくだそうと思えば、この式だけ知っておけば誰でもできます。

でも、「塩…3g、何円。」「醤油…大さじ1杯、何円。」とか計算してると、めっちゃ眠くなるので気を付けてください(笑)

長くなっちゃいましたが、これが原価計算の方法です。

もしよければ、試しに、何かのジュース1杯分の原価を、だしてみてくださいね~。