夏期休暇明け、今にも退職してしまいそうな顔をして仕事をしている新人がいたため、これはヤバイ・・・と思ってじっくり話を聞いてみました。




すると、事前に予想していたとおり、以下のような話が出てきました。




「夏期休暇中のゆったりした生活から日々の激務に戻り、『私、何のためにこんなに頑張ってるんやろ・・・』とか『もっと実り多い人生もあるのでは・・・』と考えてしまうんです。」




日々の厳しい仕事をしていく中で、以下の2タイプがいるのかな・・・と思います。




・日々の仕事に全力で向かうことで、結果的に自らの成長を遂げることができているタイプ。

・予め1年後~3年後等の「あるべき姿」を設定し、それに向かって日々やるべきことを設計するタイプ。




前者の場合、外部環境でモチベーションが上下する方が少なく、「3年後にこうなりたい!」という具体的なイメージがなくても頑張れる方が多い。



一方、後者の場合、「日々頑張ることの意味」が明確でないと、モチベーションが大きく上下することも多く、突発的な退職を繰り返しては後悔をしてしまうケースも多いのかな・・・と思います。




今回の新人の場合、おそらく後者のタイプだと思いますので、こまめに面談機会を設け、その都度キャリア構築におけるマイルストーンをおいてあげる必要があるのかな・・・・と感じました。




組織が大きくなればなるほど、個々の部下へのサポートが薄くなりがちですが、「転職が当たり前となっている時代」だからこそ、しっかりと一人一人のフォローを行わなければと思います。