最近、短期の成果だけを追求していても前進できないため、中期観点でひたすら細かな改善に努めています。



今までは短期で逆転ホームランを打とうとしてきたばかりに、中長期の育成や業務改善がおろそかになり、それが組織の弱体化を招いてしまいました。



今後、人材ビジネスは本当に価値あるサービスを提供できる企業のみが残ることになるでしょう。



正直、体力のないベンチャー企業であれば、「今日の食いぶちを稼がなきゃ、中長期の成長とか言ってる場合じゃない!」という状況も考えられうるでしょう。

ただ、私の会社は中長期に対する投資を行う余力があり、それが企業としての強みでもあるはず。



過去の私であれば、「我々のグループが一つの会社だったとしたら、つぶれているかもしれない!」という形で部下を叱咤激励してきたかもしれませんが、実際は我々のグループが一つの会社であり得るわけはなく、大企業に組み込まれた一つのグループとしての機能を果たすことが重要。



ベンチャーマインドという意味での危機感は維持しつつも、中長期にじっくり投資できることを強みと認識し、着実に強い組織を創っていきたいと思います。