マクドナルドが、直営店のフランチャイズ化を強化するとのこと。



過去にマクドナルドでアルバイトをしていた人間から聞いた情報からも、マクドナルドの強みは「高度に整備されたオペレーション、その実施に対するチェック体制」だと思っていたので、このニュースには少しびっくりしました。



現在日本全国に3000店以上のマクドナルドがあって、まずは100店~200点の規模からフランチャイズ化を始めるということなので、まずはパイロット的に始めてみて様子を見る・・・という形なのだと思いますが、主な目的は人件費も含めた固定費の削減にあると思われます。



ただ、マクドナルドのコアコンピテンシーを犠牲にする覚悟を伴うため、「店長に残業代を支給する」という意思決定が、外食業界全体を揺るがす、歴史的にも大きな転換点であったのかな・・・ということを感じます。



パイロット的なスタートながらも、今後マクドナルドがフランチャイジーにどのようなガバナンスを効かせ、コアコンピテンシーを維持するのか、かつ商品力/サービススキーム開発に注力し、どのようなクォリティアップを実現していくのか、注目をしていきたいと思います。