タイトルのセンスなさすぎ。
なんのことはない。
ただの櫻葉さんちの日常。
雅紀くん視点です。
。。。。。
くるくるくる。
くるくるくる。
くるくるくる。
「・・・しょーちゃん?」
「・・・え?」
「さっきからなんでオレの髪の毛ずーっとくるくる触ってんの?」
「え?・・・あ、イヤ・・・無意識だった」
「えー。もぉ、なんなの?」
そう言い合ってる間にもしょーちゃんの指は止まらない。
「・・・んもー!いい加減うっとぉしぃ!」
頭を振るとようやくしょーちゃんの指がオレの頭から離れた。
「んなこと言うなよぉ。雅紀の髪の毛くるくるすんの気持ちいいんだもん」
「だからってさっきからずーっとやってんじゃん。オレ動けないんだけど」
モンクを言いながらも、オレもそうやってしょーちゃんに髪の毛触られんのキライじゃないけど。
でもいい加減しつこい。
身動き取れないし。
まぁさっきからしょーちゃんにもたれながら雑誌ペラペラめくってるだけだから別に動く気ないけど。
「でも、伸びたなー」
今度はゆっくりと髪をなでながらしょーちゃんがそんなことを言う。
「そーだねー。ここまで伸ばしたの久々だねー」
「舞台終わったら切るのかなーと思ってたんだけど・・・どこまで伸ばすの?
なんか新しい仕事来てるとか?」
「んー、そういうわけじゃないけど・・・」
「なになに?なんか理由あんのか?」
「別に理由があるわけじゃないけど・・・」
「なんだよ。俺にも言えないわけがあんのかよ」
しょーちゃんの手がオレの頭から離れて、肩をグイッと引き寄せられる。
「そうじゃないけどぉ・・・」
しょーちゃんの目を見つめながら返事を曖昧に濁す。
「ま、俺は雅紀の髪が長かろうと短かろうとどっちでもいいけどな」
そう言って空いた手でまた髪を梳いてくる。
「でもまたあの夏色の髪も見たいなー」
「あー、しょーちゃんが雑誌の取材でベタ褒めしてニノと松潤に怒られたヤツ?」
数年前、『夏色だよ?』つって髪を染めたオレに、しょーちゃんは嵐5人での雑誌の取材でベタベタに褒めてた。
『新しい髪の毛の色もきれいだよ』って。
すごく嬉しかったんだけど、そう言うしょーちゃんの顔はものすごーくデレてて。
しかもオレの髪をずーっと触りながらだったから、ニノと松潤から『デレるのもいい加減にしろ!!』ってカミナリが落ちちゃったんだよね。
アレが雑誌の取材で良かったよ。
テレビだったら、しょーちゃんのデレた顔が全国放送で流れちゃうとこだったよ。
そんなしょーちゃんもカワイイんだけどね。
「そんなこともあったなー。懐かしいなー。
あの頃の雅紀もかわいかったけど、今の長い黒髪の雅紀もカッコイイよ」
「あ、ありがと・・・」
そんな面と向かって言われると照れちゃうじゃん。
「まぁ雅紀ならなんでもいいんだけど」
そう言ってしょーちゃんの顔が近くなる。
「しょーちゃんもぉ、カッコイイよ?」
「ふふ。ありがと」
「しょーちゃんのデレて崩れた顔も、直滑降になでてる肩も、飲みすぎて浮腫んだ顔も、ぜーんぶ好き♡」
オレがそう言うと微妙な表情をするしょーちゃん。
「雅紀・・・お前、それ褒めてんのか?」
「じゅーぶん褒めてますって!」
そう言いながらしょーちゃんの首に両手を回す。
「どんなしょーちゃんも・・・だぁい好き・・・♡」
「なんかごまかされた気もするけど・・・
ま、いっか♡雅紀ぃ~」
「ふふ。しょーちゃん・・・」
しょーちゃんの唇が優しくオレのそれに重なる。
「んっ・・・」
まだ真昼間だけど・・・
ちょっと狭いソファだけど・・・
たまにはいいよね。
「しょーちゃん・・・もっと・・・、んぁっ」
「雅紀・・・一緒に・・・っ!」
「・・・・・・あぁっ!」
コトが終わってしょーちゃんにくっつきながら微睡む。
こんな時間も大好き。
しょーちゃんの胸元に頬をスリスリさせてると、またしょーちゃんがオレの髪をくるくるしだす。
「なぁ・・・雅紀・・・」
「んんー?・・・なぁにぃ?」
余韻でまだ口調もトロける。
「・・・で?結局なんで髪伸ばしてんの?」
指に髪を絡ませながら、耳元の髪にキスを何回もくれる。
オレはしょーちゃんの胸元から顔を上げると、しょーちゃんの唇にチュッと軽くキスを落とす。
「んー?くふふ。それはー、ナ・イ・ショ♡」
そう言ってオレはまたしょーちゃんに覆いかぶさって行った。
おしまい
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まさに801(ヤマもタニもイミもない)
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いつになったら髪型変えるんだ?と世の葉担たちを騒然とさせている相葉雅紀。
私もちょこちょこツイで叫んではいるけど。
結局真相は闇のまま。
めちゃくちゃ忙しいだろうけど、髪切る時間くらいはあるでしょ?
やっぱりなにかの役のためとしか思えなーい!
長髪黒髪の役・・・・・・・・・なんだろ?