マリー・アングレーズです。パザパはほぼ毎日開講。

 

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さて、今日は、エロティックérotiqueとセクシーsexyという言葉のニュアンスについて。

 

私の息子のおばあちゃんは、世界的に有名な彫刻家。 

でも私は、事実婚だった上にそれも解消しているので、

おばあちゃんは、元事実婚義理母ということになります(笑)

 

でも一応、義理の娘と言われています。

 

超大好きでお互い気も合うのです。

 

で、彼女のアートは、ある意味とっても性的で過激なのです。

(イヤ、真面目にアートです。世界的に認められているすごい人)

 

でも、普通に見たら、ってか、図版は普通にお友達や知人には見せられません。一人で見て、お願い、感想は言わないでって感じです(笑)

 

イヤ、すごいんですよ、マジリスペクト。

 

そのおばあちゃんに、パリに行った時、泊めてもらい、一緒にいっぱい遊びました。

 

で、おばあちゃんの作品は本当に性的なので、私は、彼女の頭の中には、いつもああいうイメージが溢れているのかなあ、と思い、真面目に聞いてみることにしました。

 

で、エロいっていうのもなんなので、

 

いつもああいうセクシーなイメージが頭の中にあるのですか?

 

と聞くと、彼女はまず

 

「セクシーじゃないのよ、

エ ロ ティ ッ ク♡^^

 

と言ったのですね。

 

で、私は、初めてその二つの言葉の違いにハッと気がつきました。

 

考えてみれば、セクシーは、まんま性的行為をベースとした、性的なということで、身もふたもロマンティシズムも情緒もない言葉。 でもエロティックは、ギリシャ語のエロス 愛の神から来ているのです。生来のエネルギーとしての愛。という事は、

 

格が上なのは、エロティック。

 

でも日本語では、”エロい”の方が、”セクシー”よりお下品なようにとらえられていませんか?

 

本来は、逆なんですね。

 


パザパで語源、歴史、文化、etc.
いろんな角度からフランス語をお勉強に来てくださいね。
 
(特にエロスに特化はしていませんが(笑))