素晴らしい試合で世界中に感動を与えてくれた侍ジャパン。
準決勝のサヨナラ・・・
決勝でのSHOW TIME・・・
同僚トラウト選手と投手大谷翔平選手の対決・・・
鳥肌と涙の日々でした。
そして、その日の試合前の大谷選手のペップトークが色々なメディアで話題になっていました。
ちょっと残念だったのが、「ペップトーク」という表現は全くなく・・・
「声出し」とか「鼓舞スピーチ」とか・・・
しかし、あれは紛れもなくペップトークでした。
ペップトークとは、日本ペップトーク普及協会によると
ペップトークは、もともとアメリカでスポーツの試合前に監督やコーチが選手を励ますために行っている短い激励のスピーチ
です。
そして、大谷選手のペップトークが、侍ジャパンのメンバーを鼓舞し、世界中の多くの人々を感動させたのには大きな訳があるのです。
大谷選手の言葉やその真意を伝える熱意も、もちろんあるのですが・・・
ペップトークには短いスピーチで人を感動させる「シナリオの法則」というものがあります。
大谷選手が「ペップトークのシナリオの法則」を知っていたかどうかはさだかではありませんが・・・
もし知らずにあのスピーチを行っていたとしたら、彼はやっぱり天才ですし、
知らずにやっていたとしても、あのスピーチに人々が感動したのだとしたら、
逆に「ペップトークのシナリオの法則」が人々を感動させるためのエッセンスであることの真実を証明したのではないでしょうか?
詳しくは、この書籍を参照していただくとして・・・
大谷選手のペップトークをシナリオの法則に従って解説すると
①Prologue(序章)
僕からは一個だけ
②Example(事例)
あこがれるのをやめましょう
③Pridict(予告・暗示)
ファーストにはゴールド・シュミットがいたりとか、センターにはマイク・トラウトがいるし、外野にはムーキー・ベッツがいたりとか、野球をやっていれば誰しもが聞いたことがある選手がいると思うんですが
④Teach(教訓)
憧れてしまっては超えられないので、
⑤Action(行動指針)
僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。
⑥Lead(先導)
今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう。
⑦Kick off(送り出し)
さあ行こう!
・・・といった感じです。
ペップトークのシナリオの法則は、数多くのペップトークやモチベ―ショナルスピーチを分析し、人を感動させる要素とその組み立て方を分析した結果から生まれたものだとうかがっております。
このシナリオの法則を知っていれば、誰でも人を感動させられるショートスピーチをすることができるのです。