2024年のGW始まりましたね。
4月から社会人になった息子は初めての連休、家でダラダラしています(^^;)
さて、今年の平安大河ドラマにハマっている私。
今日の回で、ついに藤原道長の兄、道隆の最期が描かれました。
今回の大河ドラマ出演者俳優の中でも、私は井浦新さんのファンです。
なんか、歳をとっても常に気品がある感じですよね。
平安貴族の役もピッタリだったと思います。
というか、井浦新さんは平安時代の大河ドラマしか出てないそうです。
今作と2012年の「平清盛」
平清盛では、怨霊になったと言われる崇徳院を演じて話題になりました。
今作の藤原道隆は、道長の長兄で、段田安則さんが演じた父、藤原兼家の嫡男として、最初は純粋培養されたお坊ちゃま貴族として描かれていました。
しかし、娘の定子を一条天皇に入内させ、父亡き後、最高権力者になると、ブラック化していきました(∩´﹏`∩)
独裁政治を行い、まだ若輩者である自身の嫡男伊周にあからさまな出世をさせて、周囲の反感をかう。
道隆の嫡男の伊周役は三浦翔平さん、
おっさんずラブで恋人同士だったふたりが平安時代では親子ですよ!
どんだけ深い縁があるんでしょうね。
息子、伊周がまた、すっげー調子にのるタイプだからよけいにまずかった( ̄▽ ̄;)
もっと、帝の母、詮子様(吉田羊さんの役)をたてる事が出来たらよかったのにね。
道隆ファミリーは、中関白家と言われますが、その栄華もつかの間でした。
道隆が病気で倒れると、その栄華も終わりに向かうのです。
前回から、道隆は水ばかり飲んでいたり、外を眩しそうに見ていたりしていました。
それは今でいう、糖尿病の症状だったのです。
自分の先が長くないと悟った道隆のなりふり構わなくなった姿が哀れでした。
娘の定子に「皇子を産め!」と迫るのも、
現代だったら、マタハラでセクハラだけど、あの時代は家の存続がかかった一大事だったのでしょう。
まぁ、どの時代も子供は急かして授かるものではありませんが…。
今日の大河はもう 「井浦新劇場」でしたね。
まるで藤原道隆が憑依したみたい。
歴史に、ifは禁物ですが、道隆がもっと長生きしていたら、歴史の教科書で「平安時代の権力者」で有名になったのは道長ではなくて、道隆だったんでしょうね。
あ、でも道隆は我が子への教育がダメだったな。
自分の跡継ぎになるはずの伊周への教育がね〜。
また、道隆は権力者になった途端、独裁政治、身内びいきで政治家としては、父親兼家を越えられなかった。
また、道隆のブラック化と反比例するかのように、道兼が善良な人になってる!
病気の悪化で錯乱状態になった道隆ですが、
奥様である高階貴子様との関係は最期まで素敵でした。
権力に取り憑かれた道隆も最期は愛する奥様に看取られてよかった。
ただ、遺された奥様が気の毒ですね。
百人一首の歌のひとつ
「わすれじの行末まではかたければ 今日をかぎりの命ともがな」
私、高校時代にこの歌が大好きでした。
高階貴子様の歌と知ってホロリ(涙)
つーか、今の段階では、主人公のまひろ(紫式部)パートは空気な件。
まだまひろは歴史に名を残す事はしていないからな〜。