気が付けばもう3月。
今の私の一番の関心事は大河ドラマ
「光る君へ」
です。
気が付けば、平安時代の大河ドラマにどっぷりハマっています。
しかし、昨日の第9話 「遠くの国」はあまりに残酷な回でした。
オリジナルキャラクターとして、じわじわ人気が出てきた 散楽師の直秀。(演 毎熊克哉さん)
実は裏の顔は義賊で、貴族の屋敷に盗みに入り、庶民に盗んだ着物等を分け与えている。
ヒロイン、まひろ(後の紫式部)に好意があるように見えるけど、まひろと道長の恋を見守っているかのような態度もみせる。
直秀はオリキャラだけど、脚本家のインタビューで、平安時代に存在した「名も無き庶民の代表」
という位置付けだったようです。
大河ドラマでのオリキャラの怖いところは、
いつ、退場するか分からない!!
それこそ、脚本家の胸三寸で運命が決まります。
なんかね〜、直秀には危うさとか、嫌なフラグを感じたんですよ〜。
仲間から、まひろに惚れたのか?と聞かれ、
「俺は明日をも知れない命だから誰にも惚れない」
と言ったり、
まひろに都を離れて、遠い国へ行くと言ったり…。
そんな私の嫌な予感は最悪の形で当たりました(涙)
道長も住む東三条殿に盗みに入ったところを捕まってしまうのです。
それを知った道長は検非違使(当時の警察みたいな組織)に「袖の下」まで渡し、直秀達に悪い扱いはしないで欲しいと頼むのですが、
検非違使は、直秀達を皆ごろしにしてしまったのです(;_;)
当時、盗みがどれくらいの罪だったのか?
誰もころしていないのなら、流刑に留めて欲しかった。
私、平安時代(薬子の変から保元の乱まで)は、死罪はないと思っていました。
でも、それはあくまで「公式」な話で検非違使次第では、庶民の命など、どうとでも出来たんだなと知りました。
実際、昔は今より人の命はとても軽かった。
また、直秀達の亡骸が棄てられた場所、
「鳥辺野」
ここは実際に遺体を葬った場所との事です。
また、今とは価値観も違うから何とも言えませんが、平安時代は人が亡くなったら
「風葬」といって、亡骸を野ざらしにしていたそうです
((((°А°”)))))))
「鳥葬」とも言うそうです。
昨日の回で、やたらカラスが映っていたのはそういう事なんですね(涙)
今の日本では、火葬が当たり前だけど、時代が違えば弔い方も全然違うというか…。
道長とまひろが泣きながら(主に道長が泣いていましたね。まひろは呆然とした感じ)
直秀達の亡骸を埋める場面、平常心では見ていられなかったです。
道長は泣きながら「俺のせいだ」と言っていました。検非違使に「心付け」を渡したのが逆の意味に伝わったのか?
それとも、検非違使に「右大臣の三男坊が生意気にワイロなんて渡すな。」
と思われたの?
あまりに早い退場となってしまった直秀ですが、せめてその死に意味をもたせて欲しいです。
今までのんびりな三男坊だった道長でしたが、この理不尽な出来事がこれから起こらないように、自分も父親の様に権力を持たなくてはと思うのだろうな。
これからも権力闘争とか、ダークな展開が続くと思います。
昨日のような鬱展開も、もっとあると思いますが、
平安時代、色々と興味深いです。
今の癒しはもう小麻呂ちゃんだけだな。
源倫子様の飼い猫、小麻呂ちゃん。
本当に可愛い!!!