出願速報についての雑感(多分、毎日更新) | 東大に文理両方で合格した男が綴る、受験の戦略

東大に文理両方で合格した男が綴る、受験の戦略

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東大の出願数や足切りラインについての雑感。

真面目な考察は弊塾HPのこちらのページでやってるので、どうぞ。

 

2/3 今年も出願が終わったな。

僕がアメブロに頻繁に投稿していたのは、もう何年も前のことで、今ではすっかりHPでの記事作成に注力しているわけですが、

アメブロは心理的なハードルが少なくてよいものですよね(笑)

 

何せ、(他人に名前を付けてもらったとは言え)敬天塾なんて立派な名前の塾を経営しているし、「知恵の館」なんていう、いくら背伸びしても届かない名前を付けちゃったから、質の悪い記事を書けないもので。思いつきとか、ネタにならないネタなんかは書けなくなっちゃった。

Twitterでも良いけど、Twitterは怖いから、あんまりデリケートなこと書けないし。となると、アメブロが一番安心安全だな(笑)

 

今年は難しかったなぁ。

文系はずっと少なかったから、正直あまり難しくなかったし、多分良いセン行ってるんじゃないかと思うけど、逆に言えばウォッチャーとしては面白くはなかった。

要するに全部低くまとまってるので、予想としての価値も低いし、当たっても外れてもどうってことない(笑)ま、平和なことは良いことだということで、済ませよう。

 

うってかわって、理系は激ムズ。

まず、過去最低の出願数の理Ⅰは、前例がない。前例がないということは、どれくらい下がるかわからない。

一方で理Ⅱは過去最高の出願だったから、これまた前例がない。とはいっても、さすがに750点とかにはならないだろうけど、どれくらい上がっちゃうんだろう。

いや、去年も多かったのよ。去年と60人くらいしか変わらないから、去年並みだと考えれば、650点となるんだけど、気になるのは共テの得点帯。

去年は激ムズの年だったから、全体的に点数が下落した。それに対して、今年は揺れ戻していて、得点帯も上がっている。

これを考慮すると、やはり700点くらいに落ち着くような気もする。

いや、もうちょっと低いような気もするし。

しかし、過去にはもっと超過人数が少ないのに720点をたたき出している年もあるわけで、こうなるともうわからん。

 

そして、理Ⅲは理Ⅲで分からん。倍率が下がった影響がどう出るか。

基本的には、他の科類でも、超過人数と実際の足切り点数との相関係数が高い数値になっているから、今年の理Ⅲもそれで見るんだけど、やっぱりここでも、センターとは得点帯が違っちゃうことが気になるんだよなぁ。

 

もう勘で予想値決めるしかないんだけど、まあ今年は分からなかった。

 

理Ⅱが一番難しかったんだけど、理Ⅱの予想値が一番注目されるから、外したら反感買うだろうなぁ。

見るだけ見て、全く参考にしてくれないというのがベストなんだけど(笑)さすがにそうはいかないだろうから。

 

ということで、受験生と同様、2月14日までドキドキして待ちます。

2/2 お休み

すみません、ちょっと風邪気味なので、お休みします。

 

2/1 消印有効日!これ以降は大きな動きはないかな。

今年の話題の中心はずっと理Ⅱ。

なんで理Ⅱばっかり人気なのか、全く不明。合格最低点でいうと、理Ⅱはずっと理Ⅰより下だし、20点差がついたのは一昨年。

だから、合格最低点に反応しているとしたら、去年時点でもっと理Ⅱ人気になって良さそうなものだけど。

まあ、多分、どこかの大手予備校か、大手塾が「理Ⅱに出せ」のような指示を出して、殺到しているんじゃないかなと思うけど、そんな妄想をしないと説明がつかない。

 

かといって、理Ⅱが多いというわけではなく、理Ⅰがめちゃ少ないというだけ。

理Ⅰは現時点で250通くらい余裕をもってるから、マジで足切りないんじゃないかと思ってきた。

まあ、それならそれで良いんだけど、そんなに理Ⅰって人気なかったっけ?一応、理Ⅰ出身者だから言いますけど、理Ⅰおススメですよ(笑)

 

それはさておき、文系は面白くないなぁ。全部均等。

別に面白さはいらないんだけど、これだとどこに出願するかの決め手がないからなぁ。強いて言うと、文Ⅱが不人気で、このままなら足切りがないかも。

 

去年も文Ⅱは足切りがなかったし、一昨年もなかった。つまり、ここ数年文Ⅱの足切りはほぼ機能していない。

その一方で、合格最低点は文Ⅱが一番高い。

そもそも、文Ⅱは定員が少ないから、合格最低点も足切りも低くなりそうなのに、なかなか面白い現象だと思う。これも色々仮説は考えられるけど、ここでは何も書かないでおこう。

 

さて、出願する方は、今から郵便局へGO!

書類の不備とか起こりやすいので、ご注意を。慌てているとミスしやすいですからね。

 

さて、今日は早めに記事を読みたい人が多いでしょうから、あまり脱線せずに、このくらいにしよう(笑)

いつも、足切りと関係なさそうなことを書いちゃうので。

 

 

1/31 安易な結論に騙されるな!

今日の最大トピックとしては、理Ⅱの足切り発生確定でしょう。まだ若干余裕があるけど、恐らく余裕で超えてくる。

ということは、受験機会を失う受験生がいるということ。多ければ100人以上出てくるから、もったいないことです。。。

一方、理Ⅰはまだまだ余裕がある。まだ500通分くらい余裕があるから、足切りナシの可能性すらある。

 

ということで、今から出願する人は、理Ⅰがお得ですよ。さすがに、ここから理Ⅰの出願が1000通届くっていうことは考えづらいから、足切りも低くなるでしょうし、極端に出願が少ない場合は、合格最低点も低くなる可能性もあります。

まあ、蓋を開けてみないとわからないというのは大前提ではあるけど。

 

文系は、例年より少ない水準のまま均等に増えるかと思ったら、今日になって急増。共通テストに切り替わってからの3年間の中で、3つとも最大値を記録した。ということは、やや足切りも上がるかもしれない。

ただし、気を付けたほうが良いのは、センター試験時代よりも高得点者が減っているという事実。どうやらセンター試験時代と比べて、何十点か下げて考えたほうが良さそうだということが判明している。(平井調べ)

これを踏まえると、センター試験時代のように、足切りが750点のような高得点になるということは、ないだろうと予想される。

ということで、今年の出願で気を付けるべきなのは、やはり理Ⅰと理Ⅱだろうと思う。

 

さて最近、質問箱などで結構質問が来る。「何点あれば足切り突破できますか?」みたいな質問が多いが、悪いけどこういうのは答えない。こちらに解釈を委ねるような質問は、ほとんど塩対応している。こちらに判断の裁量があるということは、こちらに責任が伴うということ。

なぜ、見ず知らずの相手に対して、しかもSNSのような発信者が一方的にリスクを負う媒体で、責任を負わなければいけないことを発信しなければならないのか。そういうことを求めること自体、失礼なことだというのが分からないのか。

今、世間の話題は回転ずし一色だが、正直言うと相手の迷惑を想像できないという意味で、同類だと思う。程度は違うから、全く同じだという気はないけど、自分のメリットが得られれば、他人の事なんかどうでも良いというご都合主義が見えていて、誠実に相手したいとは思えない。

ただ、足切りの情報は(ある意味)生死にかかわることなので、真剣なのも頷ける。だから、丁寧に回答しようという気はある。

 

逆に、現時点で「足切りは絶対〇〇点以下になる!」など、何か結論を断定して主張している人は、信用できない。足切りに限らず、何か結論めいたことを言う人には、遍く注意してほしいと思う。


受験生は、「マークの現代文では、断定口調の選択肢は正解ではない。」というテクニックを習っているはずなのに、こと生身の人間が発信していることとなると、コロッと信じてしまうようだ。

 

「おれの授業だけで十分だ」とか「〇〇が出題される」とか「東大の〇〇は簡単だ」というようなものも同様。そんなの、入試問題が開示されてからじゃないと、絶対に分からない。そういう風に自信満々に喋る人は気を付けたほうが良いし、学問の道とはかけ離れたスタンスだと思う。

学問は予想ではないし、ハッタリでもない。しかるべき根拠と、しかるべき分析方法に基づいた結論こそ、大切にしてほしい。アカデミズムの入り口に立とうとしている東大受験生であるわけだから、そういう安易な言説に騙されないでほしい。

 

ただ一方で、そういう断定口調で話をした方が、大衆からの人気は出る。

宗教の教祖や、自己啓発セミナーの講師などと同じ手法で、要するにアジテーションだ。

塾の先生や予備校の先生の中には、アジテーションが得意な人がいる。言葉巧みに生徒を高揚させ、勉強に向かわせる。単に、モチベーションアップをするだけなら全く問題はないが、やり過ぎると、根拠のない予想を、あたかも真実かのように話始めるので注意してほしい。

人は、あまり難しいことを考えたくはない。だから、手っ取り早く、良さそうな結論にすがりたいという心理になる。聞いていて心地よいとか、なんとなく正しそうな言論は、甘美だ。そして、周りに賛同する仲間がたくさんいて、わいわいやっているのは楽しい。

 

でも、そこでグッとこらえて、「この人が言っていることは本当に正しいのか?」と疑問を持ったほうがよい。そして、ちゃんと根拠を捉えて離している人なのかどうかを、冷静に見極めてほしい。

 

そういう人は、状況が変わると結論も変わるのだが、私は誠実な態度だと思う。根拠が変われば、結論も変わる。当然のことだが、人は一度結論を出してしまうと、中々変えられない。過去の結論に振りな根拠が出てきても、無視したり、解釈を捻じ曲げて都合の良い方にもっていったりする。

私はこうならないように気を付けているが、改めて自分にも言い聞かせたいと思う。

 

さて、話が飛躍したが、足切りラインというのは、出願期間が終了して全ての願書の受理が済み、受験生の共通テストの得点を高い順に並べ替えた後でないと、世界中の誰にも分からない。分からないなりに、根拠を丁寧に積み重ねて予想する、というのが私のスタンスだが、中には勘で結論を出す人もいれば、「私が思ったんだから、正しいのだ」というスタンスで喋る人もいる。

再度言っておくが、足切りはまだ分からない。

分からないなりに、ああではないか、こうではないかと、思考を巡らしてほしい。

 

余談だが、敬天塾は東大入試を研究しているシンクタンクという側面がある。

績を上げる実践的な指導法の確立や、より役に立つ教材開発、模範的な答案例の作成などなど、とにかく頭を使っている。

そのうえで、世の中に流布している東大の過去問の解説資料は、なるべく目を通して、クリティカルに分析している。クリティカルというのは、批判や否定ではない。鵜呑みにせず、自分の頭で考えるということだ。

何冊も分析して答案や教材を作成するから、世の中の教材で解説されていないことがたくさん見つかる。そこを、自分たちで調べて、考えて、ノウハウが煮詰まったら教材化したり、映像授業化している。

これを、HPで販売しているわけだが、ほとんどが世の中の教材で解説されていないことばかりだ。

どこにも書いてない内容が多いから、市販の教材や、他塾、他予備校のサービスと並行して使える。ぜひ一度遊びに来てほしい。

こちらが弊塾HPです。

 

こういうスタンスは、足切り速報の考察とほぼ同じだ。

結論は出さないまでも、小さな根拠を積み重ね、先人の研究成果や出版物を参考にさせていただいている。

違うのは、足切り速報が私の主観をなるべく排しているが、映像授業や教材は、自分たちのオリジナリティを発揮しているところだ。発揮しても問題ないくらい、自信のある内容だからだ。

営業担当から、少しは宣伝しろと言われたため、最後にこうして少し書かせていただいたことをお詫び申し上げる。

1/30 ついに動いた!ここからの動向に注意せよ!

ついに、動きましたね。

理Ⅱが超人気。こういう風に、どこか1つが突出すると、ウォッチャーとしては面白い。受験生にとってはたまったものではないでしょうけど。

とはいっても、東大への出願そのものが下火。

共通テストになった年くらいから、明らかな出願数の減少があって、足切りギリギリの人は他大学の受験に流れているっぽい。理Ⅰの最終確定値はずっと横這いくらいだけど、理Ⅱや理Ⅲは明らかに少なくなってるし、文系は倍率をちょっとはみ出るくらいで終わっちゃって、結局足切りは低いままでおしまい。

これを踏まえると、今の理Ⅱ人気もすぐ鈍化して、理Ⅰに流れるのではないかと思ったり思わなかったり。

 

僕の数字の追っかけ方が異常なのはおいておいて、こうして毎日出願の数字を見ている人なんて少数派だし、一部の人に限られているから、ほとんどの人はあまり大した情報も得ないまま出願しちゃうのかなぁという気もする。

だったら、やっぱり入りやすいところに出願するよなぁと思うし、理Ⅱが人気なのってそういうことなのかと。

 

あまり表で書かないけど、科類ごとに採点基準が違うのではないかという噂もある。

本当かどうかはわからないけど、まあそういう推理になるのも妥当かなという仮説も立てられるかなと。とすると、理Ⅰより理Ⅱの方が採点が厳しかったという話になるが、果たしてどうだろう。

 

採点基準は、明らかに理系より文系の方がグレー。でも、数学は(1)に何点を配分するかによって、採点がブレやすいかなと思う。とすると、理Ⅱは(1)に配点を少なくしたのか。

 

こういうことを考え始めると止まらなくなってしまう。まだまだ先まで考えることはできるけど、ここでストップ。

想像すること自体は意味があると思うが、自分が想像(妄想)したことを正しいと思い込むのはNG。たまに、想像したことと事実が混同して、嘘を垂れ流す人がいるけど、そういう人にはなりたくない。

 

採点基準の話や、出願に関することも、表情報から裏情報まで知っていることはあるけど、そういうことは表で書かない。書いてはならないし、DMや質問箱で聞いてきたとしても、絶対に言わない。

情報の取り扱いが甘い人のところには、絶対に情報は集まらない。情報はタダではないし、公開してはならない情報もある。

東大は採点基準を公開しろ、という意見もあるかもしれないが、これには反対。

まあ、理系科目は工夫すればかなりの部分がわかるから、採点基準の重要性は低いと思うけど、文系科目は採点基準を公開すべきではないと思う。

 

理系と文系は、真理に対する考え方が根本的に違うと思う。

理系は、唯一絶対の真理を突き止めようとするけど、文系は違う。答えのないところに、答えを見出していく感じ。不透明だからこそ研究するし、多数の違う意見や結論が混在するからこそ良いと思う。

まっこうに対立するA説とB説があることが大切で、むしろ何か結論めいたことが解釈が主流になっている場合は疑うクセがついてしまった(笑)

 

邪馬台国は畿内にあったのか、九州にあったのか。金融緩和をすべきなのか、引き締めを行うべきなのか。日本は武力を持つべきなのか、持たないべきなのか。

私自身の個人的な意見はあるけど、逆の意見も認めることが大事。真向から対立する意見に対しても、その主張の根拠や意図を聞き入れて、丁寧に議論を重ねることが大切。自分と真逆の意見だからと言って、それだけで否定するような人は信頼しない。

 

話が逸れたが、だから文系科目は採点基準を公開すべきではないと思う。

1つの問いに対して、複数の回答が出得るし、出てしかるべき。どんなに素晴らしい答案だとしても、もっと良い答案が存在しうる。

だから「これが満点の答案です」のような基準を示せないし、示してしまったら、それ以上に発展しなくなってしまう。

 

さて、出願の速報記事についてだが、毎年書いていて、分からないことだらけ。

なぜ理Ⅱが多いのか、文系は均等に増えているのか。分からないけど、事実はそこに存在する。これに考察を加えていくことが大切で、研究対象だと思う。

きっと明日もまた、分からないことが1つ増えるのだろうけど、分からないなりに、様々な仮説を立て、考え、検証して、ちょっとずつ実態を理解していくことこそ、大切なのではないかと思う。

 

1/26 あんまり面白くないなぁ

今年の出願は面白くないなぁ。ただ初動が遅いだけ。ある程度出願数が増えてこないと、レースとしてつまんない。

明日の数字くらいまで、トロトロ増えて、面白くなるのは週明けかなぁと思っている。

 

逆に、週明けは荒れそう。総出願数が減るはずはないから、後半に急増するはず。

すると、毎日出願が増えていって、どっちが低そうだぞ、とかなって、この記事の意味も出てくるものだ。

とりあえず、今のところは、静観して、様子を見ているしかないでしょうね。

 

どうしても足切りを回避したい人は、週明け火曜日くらいまでは待機しないと判断できないでしょうし、でもそういう人が増えてしまうと出願が増えなくて、結局〆切間際に殺到するだけだし。

ということで、マジでわからんことになってきました。

共通テストしかり、出願数しかり、毎年イレギュラーなことが起こるから、毎年予想が難しいなぁ。

 

1/25 web出願での影響は、多分大したことはない。

今日も、出願数が遅かった。

web出願で、事実上出願期間が1日後ろに倒れたので、今日の数字は、去年までの昨日と比較してみると、まあまあ同じくらいの水準だった。

じゃあ、このまま一日ズレたままで行くかというと、そうはならないだろう。

東大志願者が減ったわけではないので、結局待機組が増えただけ。要するに、どこかで待機できなくなった人が、出願することになるだろう。

ということで、どこかで昨年並みまで追いつく瞬間があるのだと思うが、それがいつになるか。

結局最後までずるずる少ないままで、直前になって急増するっていうのがオチなんじゃないかと思うけど、まあこの辺りも今後観察でしょうね。

 

そもそも、ネット社会が広まって、東大が出願数の速報をやっている限り、出願が遅くなるのは当たり前。

足切り余裕っていう人は関係ないけど、足切りになるかどうか怪しい人は、どうしたって数千人規模で生まれる。その人達が、足切りを回避しようという戦略をとれば、出願時期を遅らせるのは極めて合理的。

 

もちろん、毎日数字を追ってドキドキしている毎日は、勉強効率も悪くなるし、他大を受ける可能性があるから、東大の対策1本に絞れなくなるわけなので、不利と言えば不利。だから、早く出願してしまって、足切りの不安から解放されたいという気持ちはとても分かるので、この辺りはちょっとしたチキンレースではある。

 

1/24 初動遅いな。

今年も、非公式の場で(笑)、出願速報に関する本音やらを、メチャクチャ脱線しながら、タラタラと書いてみようかと。

 

2日目の出願数は、めっちゃ少なかった。

もしかしたらここで書くかもしれないし、書かないかもしれないけど、実はちょっと仕事に集中しづらい状況があって、あまりweb出願についての分析や考察ができてない。

だから、ちょっと想定すればわかるような、今日の初動の遅さも考えてなかった。多分もう少しすると、事態が改善されて、集中できる状況がくると思いますが。

 

さて、初動が遅れると、今後どうなるか。

根本的には分からない。

だけど、東大の志願者が今年だけ激増するってことはないから、結局例年と同じような数字に落ち着くんではないだろうか。

要するに、どこかで数字が跳ね上がるタイミングが来て、毎年と同じくらいになるというシナリオ。

もう何年も、足切りが跳ね上がることはなく、低迷している。今年も、それほど高くなくなれば良いなと、個人的には思っている。

 

私がなぜ、足切り速報をやっているかと言えば、商売上の理由はもちろんあるのだが、正直いうと、それほどコスパは良くない(笑)。これを読んで売り上げにつながった例は、恐らく周りが想像する以上に少なくて、別√からお問い合わせいただくことの方が多い。(もちろん、コレきっかけの生徒もいることはいる)

 

ではなぜかというと、私益というより、公益のため。

あまり言ったことはないけど、昔大きな事故に遭った。奇跡のような形で命が助かった。

どうせ亡くなったはずの命なんだから、世の中の役に立つことをしようと思って、敬天塾を作った。だから、あまり私腹を肥やすことに興味がなくて、世の中にどう影響を出すかばかり考えている。

 

さて、足切り記事の意味だが、色々な思惑はあるけど、まず足切りが高いということは、それだけ受験のチャンスを得られなかった受験生が多いということ。足切りを食らうと、私立大学へ流れるか、後期試験に流れるか、浪人になるか、受験を辞めるか。

色々な選択肢があるだろうが、その人が前期試験で実力を発揮することはなくなってしまう。その努力が無駄になったわけではないが、チャンスは逸している。

 

「受験勉強なんか人生の役に立たない」みたいな議論があるけれど、それはそうとして、せっかく勉強したのに受験のチャンスをロスした方が良いというわけではない。勉強した実力を、ちゃんと試験会場で発揮した方が、日本全体の教育に寄与するに決まっている。

だから、足切りは低い方がよいと思う。低い方が良いというより、残念ながら点数が低かった方は、東大に無理に出願するのではなくて、他の大学へ出願して、そこで実力を発揮してほしいとおもう。

ちなみに、東大の足切りが低いということは、他の大学の競争が激しくなるということ。だから、平井は一橋志望とか東工大志望から嫌われて然るべきだと思う。

しかし、多くの受験生に蓄えた実力を発揮してもらい、大いに日本の大学でその能力を発揮してほしいと思う。その方が日本のためになる。

なお、せっかく東大に向けて勉強してきたんだから、足切り食らっても東大に出願したいというなら、もちろん止める理由はないので、後悔のないようにしてほしい。

 

他には、「戦略を立てるには、情報集めが1歩目だ」ということを知ってほしいということ。

受験業界にも戦略という言葉がかなり流行るようになったが、私も当然「戦略」は大事だと思っている。しかし、多くの受験戦略本が、戦略本というより、命令書になっている。

 

戦略は戦況によって変化する。そして、戦況を知る手段が情報である。つまり、情報を集めないと戦略は立てられない。

その情報というのは、東大の定員とか、合格最低点などの敵の情報もさることながら、自分の情報も含んでいる。

各科目の学力や、生活環境、指導者の教える内容、持っている教材、その人の得意や不得意や、思考のクセ、体調やモチベーションなど、あらゆることが、戦況に影響してくる。

 

そして、戦況が変われば、戦略が変わる。つまり、戦略とは変化し続けるものだ。

山のてっぺんに雨が降ったとする。

すると、その水は低地に向かって流れていく。

山肌がデコボコならば、水は蛇行するだろうし、岩にぶつかれば一度飛び散ってから、また集まって低地へと向かっていく。

戦略も同じで、目標地点は変わらないのに、途中でイレギュラーが起きたなら、その都度形を変えながら向かっていくものだ。

 

しかし、世の中の受験業界の先生たちは、生徒の情報をあまり集めないまま戦略を立てることが多い。

人間は個体差がありまくる。人それぞれ、全然ちがう。同じ教材で、同じ授業を受けて、同じ勉強時間を費やしても、全然違う成績になる。

けれど、どうやら世の中の先生たちは、生徒は工場で生産される製品かのように、同じ指導を施せば、同じ結果が出るかのように思っているようだ。先ほどの、雨が山を下る例えでいうと、デコボコもないし、石や岩が転がってないような、キレイに舗装された斜面の山しか想定していないようなものだ。

生徒の個体差を無視すると、先生が適切な行動命令だけ出せばよいことになる。だから戦略本が「命令書」になるのだろう。

 

かつて私も、集団授業をやっていた頃はそう思っていた。日本の教育の大多数が集団教育だから、このコンセンサスはしばらく変わらないだろうと思う。

しかし、家庭教師など密着型の個別指導をするようになってから、自分がどう教えるかよりも、生徒がどう学んでいるかの方が大事だと気づいた。だから、自分の過去の指導法をあまり参考にしなくなった。「お馴染みの自分の指導法」がなくなり、その子のための指導法をその都度編み出すようになった。

 

さて、話が脱線したが、要するに情報がないと、何も始められない。情報こそが、自分の行動を決める。

まずは、敬天塾のHPを見て、情報の大切さに気付いてほしい。東大受験に関する情報がこれだけ集まっているサイトは、そうそうないと思う。正しい情報を得れば、おのずと正しい戦略が見えてくる。その訓練の1発目として、足切り情報の記事を追ってみてほしい。

なんか、初日だからか、長くなったし、足切りそのものの話じゃなくなったけど、まあいいか。こんな感じで、気ままに毎日更新します。