ハロプロ楽曲大賞 / アイドル楽曲大賞 2017 Voted | BTJJ

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リハビリの為のタイピングブログ

2017年もあっという間にハロプロ楽曲大賞とアイドル楽曲大賞の季節になりました。

ハロプロに関していえばある程度(舞台曲除く)は把握できる量なのですが、インディーアイドル楽曲となると相当な数があり大部分を把握するということすら無謀だとは思うのですが、私自身が今年聞いた楽曲など投票をしてみました。

 

<ハロプロ楽曲大賞2017>

http://www.esrp2.jp/hpma/2017/

 

■楽曲部門

◎1位   ジェラシージェラシー / モーニング娘。'17 (4.5)

作詞・作曲/つんく 編曲/大久保薫

プロデューサー退位してからもハロプログループへの楽曲提供を定期的に行ってきたつんく♂Pですが、久々のクリーンヒット。

モーニング娘。が通年で歌い続けている「ジェラシー」がテーマの1曲。おなじみU.M.E.D.Y.ラップの勢いとも相まって謎のかっこよさと謎の説得力。「こういうモーニング娘。が見たかったんだよ!」と思わずにはいられないつんく節全開の快作ではないでしょうか。もう皆さん言っていることだとは思いますが「rich young girly 細い」の一節や、パワーワード「ジェラジェラジェラっちゃう」「人間 脳なんてきっと多分 ほとんど made with jealousy」などなど言葉のフックの連続でこれぞつんくいった趣き満開、信者も大興奮。(ラップ詞の部分はつんくじゃない可能性もありますが..)。1番終わりのラップから2Aになだれ込むセクションは何度聞いても緊張感があり、めちゃくちゃクール。2Aの2周目からスネアが戻ってくる所が好き。アルバム『15 thank you, too』に繋がる大きな布石の1曲になったのではないでしょうか。来年もマジで頼みます、つんく♂先生。

 


○2位   小生意気ガール / カントリー・ガールズ (2.0)

作詞/福田花音  作曲/ジンツチハシ  編曲/平田祥一郎

"嗣永桃子卒業"の先には何とも無慈悲な「カントリー解体事件」が待っていた。のですが...3人が各グループに兼任()させられた夏ハロのタイミングで発表されたこの楽曲。これが事務所の情けなのか、何なのかはわかりませんが非常に良質。第2期タンポポを彷彿とさせるアレンジメント、メロディ、コード進行でかなりグッときます。俺たちのヒラショーは裏切らない。歌詞は福田花音ということで正直、あまり期待はしていないし何なら荒探ししてやろう位のつもりで聴いたのですが、意外や意外に良い詞で福田先生()もお勉強されたんだなあという感じ。ただ、どうしても福田作品の歌詞の主人公が「生まれた時から可愛くてモテる女」なことに変わりがないのが残念です。我々ハロオタは「ちょっとだけモテる よーーく見るとちょっと可愛い雰囲気の女の子」の歌が聞きたいのだと声を大にして言いたいです。歌詞がもう少し面白かったら1位にかなり肉迫してました。佳作!

 


○3位  邪魔しないで Here We Go! / モーニング娘。'17 (2.0)

作詞・作曲/つんく 編曲/大久保薫

3位はまたしてもつんく♂楽曲から。14期森戸加入後初の表題曲。何といってもビート押しのこの楽曲。あまりBPMを高めに設定せずにじっくりと盛り上げていくスタイルはジャージャーしたい区域の人たちとは一線どころか三線くらい画してます(ハロプロはずっとそうですが)。サビの前半がすべて半拍休んで裏から入ってくるメロは攻めすぎてて最高。そんなもどかしいサビ終わりから解放され一気にビートの単純な前奏部に戻っていく瞬間が(つんくさん自身もライナーノーツで書いていましたが)まさにダンスミュージック。コンサートでオタクが棒立ちになってしまっているのが少し残念。

1A「世界がぱっと広がった」のハーモニーも難解で、一聴すると音階がグワッと歪んだ印象に聞こえ最初は結構驚きます、こういったコーラスのアレンジメントで遊べるのも大久保薫ならではかと。佐藤優樹から新メンバー森戸へとリレーする落ちサビは新体制も踏まえた狙いが良好。久しぶりに冒頭と中盤にセリフがある楽曲で、最初セリフ要らないなあと感じましたがだんだんとしっくりきた感じ。ただ、初聴すると本当にダサいのでこういうのも敷居の高さにつながっているんだろうなあ。とも感じます。マイナー調のダンスミュージックはモーニング娘。の印みたいなものなので、外れませんね。 

 


○4位  リアル☆リトル☆ガール / ハロプロ研修生北海道 (1.0)

作詞/城太郎   作曲/星部ショウ   編曲/高橋論一

新設されたハロプロ研修生「北海道」のオリジナル楽曲。メンバー個々人のパーソナルも知らないしどうかなと思いましたが単純に良い曲でした。内容としては、"自分をもっとさらけだしたい/歌いたい/本当の私を見てよ"といったステージを目指すティーン、ふつうの女の子の気持ちをメジャーキーの跳ねたアップテンポに合わせて、そのまま「ティーンに歌わせるだけ」(これが難しいのですが)で、こんなにも求心力があって前向きな曲になるかというお手本のような曲。定期公演を北海道でやっているようなので自ら調べないとあまり情報がないのですが、地元定期に通って成長とともにこの曲を見られている北海道ハロオタはかなり幸せだと思います。

 


○5位  誤爆~We Can't Go Back~ / 一岡怜奈 , 段原瑠々 , 川村文乃 , 高瀬くるみ , 清野桃々姫 (0.5)

作詞・作曲/星部ショウ   編曲/AKIRA

正直、他の曲(カントリーの""VIVA!〜"や"リズムが〜"など)とも迷いましたが初めてハロコンで見たときの面白さと、シンセベースのデカさで選びました。ベースがでかい曲はいいぞ。

もろにMJ調の曲で、カラッとしたカッティングギターが気持ちいい。歌詞の「LINE誤爆」というテーマはあまり面白くなく微妙ですが。。わざわざこれを題材にした意図を問いたい。洋楽テイスト()なので音優先で意味は繋がってればいいかな程度の考えだろうし、おそらくそれで正解なのでしょうが。Bメロのラインが個人的には好きです。管楽器が登場し人力コーラスと共に盛り上げていく間奏がムダにかっこいい。5月の実力診断テストでデビューが約束されたにも関わらず約7ヶ月も放置されている一岡怜奈を応援する気持ちも込め、ここにランクインです。いっちゃんは研修生時代から応援してるメンバーの1人なのでマジで報われて欲しい。編曲はAKIRA。ハロプロ関連久しぶり。℃-ute「summer wind」以来の登場。もっと起用していただきたい。

 

 

■MV部門
◎1位  Feel! 感じるよ / Juice=Juice (2.5)

作詞/三浦徳子   作曲・編曲/中村瑛彦

5人体制ラストとなったこのMV。ハロプロには珍しく全編外で撮影された。メンバーが全員綺麗に撮られているので好きです。

ラストシーンの「草原にメンバーがいて上から写すアングル」は、奇しくもこの後メンバー増員を告げられる"5人組"Juice=Juiceの最後の姿となり、ユニコーンのラストシングル「すばらしい日々」のラストシーン(Juice=Juiceは5人がそれぞれバラバラに歩いていくシーンは無いですが)を想起させ、わたしは勝手に1人でエモぉ〜くなってしまいました。西口許さんぞ。

 

 

○2位   笑って / つばきファクトリー (1.5)

作詞・作曲/津野米咲   編曲/平田祥一郎

ハロプロなのに映像が(少しだけ)凝っていて好き。

 


○3位   To Tomorrow / ℃-ute (1.0)

作詞・作曲/つんく   編曲/鈴木俊介

ハロコン衣装に身をつつんだハローメンバーが研修生さながらバックダンサーをするとてもハートウォーミングなMV。

 

 

 

■次点 (ハロプロ楽曲部門)

こちらは投票とは無関係ですが、個人的にランクインさせたかったけど惜しくも5位以内から漏れてしまった楽曲。

 

◎VIVA!!薔薇色の人生 / カントリー・ガールズ

作詞/児玉雨子  作曲・編曲/加藤祐介

結局、カントリー・ガールズのオリジナルアルバムは出ないまま一旦止まってしまった感じで、この曲も嗣永ラストのアルバムの収録曲となってしまい、コアなお客さんにまでしか届いていないのが本当にもったい無いと思います。実際に私も音源は持っていません。シングル3枚目あたりから路線を迷っていたのかハロコンなどでもなかなか空気な感じが続いていてどうなんだろうなあと思っていた所にこの曲が発表され、デビュー当初の路線に戻ったというか、こういったカントリーやオールディーズ調の曲はやっぱり似合うし、単純にこの曲はとても良いなと思うのです。ただただ可愛くて楽しいカントリーが戻ってきた!と嬉しくなったのを覚えています。

 

◎リズムが呼んでいるぞ! / カントリー・ガールズ

作詞/児玉雨子  作曲・編曲/加藤祐介

上記の「VIVA!〜」よりも後に発表された曲と記憶しています(間違っていたらごめんなさいね)。曲としては好みの具合は「VIVA!〜」より若干落ちますが、これもカントリー・ガールズがやるのにぴったりな曲で好きです。曲も良いですし。ライブでは、間奏でコールアンドレスポンスを交えて終盤に欠かせない曲となっていました。しかしこうして映像を見ると、本当にカントリーを解体してまで兼任にする必要があったのかなと甚だ疑問です。。

 

 

○ ハナモヨウ / つばきファクトリー

作詞/MEGU.ME   作曲・編曲/KOUGA

最初聴いた時は、クソ曲だなあ...またセリフなの....としか思わなかったのですが、何度も聞いていくうちに何だかBerryz工房7th8thあたりのつんくのダサい8ビートの曲を思い出してきてこれはこれでいいのかなと思うようになりました。調べてないのであれですが、当時のベリーズメンバーと今のつばきメンバーは年齢同じくらい?妙にしっくりくる感じは年齢のせいでしょうか。

 


○ Goal〜明日はあっちだよ〜 / Juice=Juice

作詞・作曲/近藤薫   編曲/近藤薫,沢頭たかし

こちらも同じく初めて聴いた時は、ジャージャーフッフーフワフワのクソ地下曲だ...ハローにこんな曲持ってくんな...と思ったものですが、グループのストーリーも乗っかってライブではオタクのコールも入れるべきところにばっちりと埋まり「声出せて跳べてグッとくるライブ向けの曲」になりました。Juice=Juiceのファンなので今となってはまあ好きな曲ですが、そういった背景を知らずにこの曲だけ聴くとかなり低めな点数をつけたいくらいかも。ストーリー補正、推し箱補正で評価を逆転できてしまうのがアイドル楽曲ならではの現象だし、面白さだろうととても思います。アイドル楽曲としてめちゃめちゃ良い曲です。

 

 

 

 

<アイドル楽曲大賞2017>

http://www.esrp2.jp/ima/2017/

 

■メジャーアイドル楽曲部門


◎1位 キミは無邪気な夏の女王〜This Summer Girl Is an Innocent Mistress〜 / 虹のコンキスタドール (3.0)

作詞/NOBE   作曲/村カワ基成   編曲/村カワ基成,ミナミトモヤ

イントロからユニコーン「大迷惑」まんまで思わず笑ってしまいますが、再生したくなるMVも含めて良作。やけにドラマチックな間奏から落ちサビを挟んで一気に大サビまで駆け抜けたかと思ったら終盤にとどめのように登場するDメロ(?)でカーテンコール感までブチこんで圧倒的に1位です。「ここにいるぜぇ!」を彷彿とさせる曲構成。

ラストの"私は私で生きていくんだ/私は私で生きていくんだし/夏のせいにも恋のせいにも誰のせいにもしない"という歌詞はティーンアイドルが歌うと説得力マシマシ。見た目が可愛いか可愛く無いかはほとんど関係ありません。ハロオタ心を相当くすぐられる超作。

USインディロックバンドがなぜか虹コンに楽曲提供しちゃったかの様な「じゃんぷ!」(着地しないサビメロとツインギターのバッキングの絡みが素晴らしい)、背伸びした女の子の夏のワンチャン絵日記をアーバンソウル化してしまった「夏の夜は短すぎるけど...」(キモすぎる解説)と、本当はカップリング曲もランクインさせたかったところですが、他にも虹コンの良曲がたくさんあってわざわざ選ぶまでもないかなあと思い外しました。3曲トータルで見てもめちゃめちゃ良い作品。間もなくリリースされるメジャー1発目のアルバムも相当楽しみです。

 

○2位  ✝ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド✝ / 虹のコンキスタドール (2.5)

作詞/海猫沢めろん   作曲/村カワ基成   編曲/ダンス☆マン

同じく虹コンから、1つ前のシングル表題曲。デカめの音量で鳴っている乾いたスネアが前のめりなエイトで全体的に曲をひっぱっていくのが印象的で異様にかっこいい、ダンス☆マン編曲の1曲。ファンクやディスコ調でなくても高得点を叩き出すダンス☆マンはさすがすぎます。歌詞があまり良く理解できずいまいち乗り切れないので2位どまりです。曲はむちゃくちゃ良い。

 

 

○3位   パラダイスな片思い  / 虹のコンキスタドール (2.0)

作詞/NOBE   作曲・編曲/村カワ基成 

3位まで虹コンが占めてしまいましたが、良いものは良いので仕方ないということでランクイン。

アルバム曲までこのクオリティなのでさすが。ライブで見たときにピンチケオタクの若人たちがあまり沸いておらず、まあそうだよねとなったのも印象的でした。間奏のあの部分だけはノリノリでコールしてたのを微笑ましく見てました。おっさん受けする曲を今後も期待したいです。夏は若い子向けに作ってあげてください。

 

 

○4位  GiANT KiLLERS / BiSH (1.5)

作詞/竜宮寺育   作曲/松隈ケンタ  編曲/SCRAMBELS

基本的にはあまり知らないというか、聴いてもわりと全部同じ曲に聴こえてしまうのですが、この曲だけはキャッチーで覚えました()。というのは冗談のような本当の話で、いつの間にか大人気のBiSHさんですが、アルバムは一応きちんと聴いています。どの曲もクオリティが高いのですが、上記の様な印象。個人的に歪んだギターの音はお腹いっぱいなので正直、BiSHは編曲がかなり苦手な部類です。。それでもこの曲は良いなあと思ったし、グループの人気も頷けるというかそんな感じ。Bメロとか妙な切迫感があってかっこいい。歌に求心力があるグループは強いですね。

 


○5位  Cath Me! / ミラクルちゅーんず! (1.0)

作詞・作曲/PENGUINS PROJECT, Ryo-chang   編曲/CALARABELL

全国各地でミラクルちゅーんず!旋風を起こしている彼女たち。虹コンもBiSHも目じゃ無いくらい人気あるんじゃないでしょうか。そんなミラちゅーのデビューシングル。コーラス絡まるメロウなBメロから転調して一気に軽やかでフックの強いサビが印象的で、気持ち良い。ぶっといキックが腰をうねらせます。力一杯踊るダンスもMVの見どころ。

 

 

 


■インディーズ/地方アイドル楽曲部門
◎1位 ダンス・ファウンダー/ フィロソフィーのダンス  (3.0)

作詞/ヤマモトショウ   作曲・編曲/宮野弦士

結構悩みましたが、つい先日ライブで見てもうぐうの音も出ないほどの曲になっていたのでこの曲を1位にしました。イントロ後半から入ってくるコーラスでジワジワと熱量あげていく感じが冒頭からいぶし銀で良い。この曲といえばこのコーラス!という感じになっているのではないでしょうか。サビの転調と同時にコード進行が付いてメロと管隊と共に華やかな曲になっていくのがゴージャスで良い。フィロのスはダンスのフリもリズムに沿っていて気持ち良いのですがこの曲も言わずもがな。かなり大事なポイントだと思います。ただのスキル集団にならず、ものすごくギリギリのバランスでアイドルという形になっているのは突然出てきてびっくりする十束おとはの声のおかげか。個人的には初めて見たときは苦手でしたが、今はすごく好印象です。

 

 

○2位  Hello!! / アヴぁんだんど (2.5)

作詞・作曲・編曲・鍵盤 / つるうちはな

イントロの美しい鍵盤のフレーズが鳴った時点でもう最高。サビの「ハロー」のリフレインが爽快な1曲。こちらもわりと渋目な作りになっています。個人的にはSmashing Pumpkinsの「Tonight, tonight」を思い出しました。かなり近いような。。。爽やかでまっすぐなビートに乗せて平歌部分も丁寧なグッドメロディでかなり良いです。こちらもグループのイメージ(知識不足の可能性が高いですが)とは違った曲で驚きました。間奏の転調、曲中のSE、MVの世界観、衣装も含めて本当によくできた曲だと思います。これこそ良曲!

 

 

○3位  生まれたてのラブソング / 全力少女R (2.0)

作詞・作曲・編曲 / ジョン・スミス

勝手になぜかあまり良い曲があるイメージがなかったのですが、今年出た1stアルバムを聴くと名曲、佳曲だらけで驚きました。何にも情報の無い状態のままたまたま見たライブがとても良くて一気に好きになってしまったグループ。真っ直ぐぶつかる姿がかっこいい、そんな年齢なので見ていて気持ちが良い。曲が良いのは前提ですが、中でもこの曲はディスコ調のアレンジにグッドメロディが光る、GALETTeなどでもおなじみの筑田浩志作品(クレジットは変名ですね)。全体的に渋くて好きです。曲が良いのに、ライブも良い。ずるい。

かっこつけるのがいわゆる「ロック」なのではなくて、普段のレッスンから積み上げてきたものと己のプライドが混じり合ってステージで全力を見せつけるのがロックなのではないでしょうか。本当に。クソ地下に山ほどいる音と態度だけ「ロック調()」のグループは見習ってほしいものです。

 

 

○4位  前髪 / アイドルネッサンス (1.5)

作詞・作曲/小出祐介 編曲/イイジマケン

ついに出たオリジナル楽曲4曲は、すべてBaseBallBearの小出作品。正直、それもどうなのかなーと思うのですが、1作目だから良いのかなという気もします。蓋をあけてみれば4曲とも良曲のバランスの良い1枚。「 Blue Love Letter」と、こちらとどちらにしようか迷いましたが、よりエモーショナルに響くこちらの曲にしました。歌い出しが非常にグッときて良い。

 

 

○5位 フタリアオゾラ / Fullfull☆Pocket (1.0)

作詞・作曲/多田慎也  編曲/田中どぼん俊光

多田慎也Pによる我らがフルフルポケットのカップリング曲。正直、同収録の「カンフー乙女」と「キミトシル」が個人的にはかなり微妙だったので、この曲があってシングルとして何とかなってよかったなあと思います。やっぱりアイドルには格好つけた曲よりも、内省的なラブソングを歌ってもらう方が個人的にはわかりやすくて好きです。メンバーの魅力も見えやすいと思いますし。間奏を挟んでからのブリッジ部分の栞ちゃんからの未衣愛ちゃんのリレーがメロも含めて最高。そのままサビに入っていく展開はかなりグッときます。良い曲。

 

 

 


■アルバム部門
◎1位 全力少女 / 全力少女R  (2.5)

「チャンスの神様」

全編通して良い曲が揃っている、間違いなく今年一番再生したアイドルアルバム。

ランクインはさせていませんが、「チャンスの神様」「トキメキのHappy Beat」「プログラムハレーション」「ウ・ナ・ギ・ノ・ボ・リ」「パレレルガール」などなど素晴らしい曲が多い。少し斜めに言えば、コンセプト的にも音的にもスタダ調なのでどうしてもちょっと古いというか遅れている感じはしてしまうのですが、それでも数あるスタダフォロワー()のアイドルグループとは一線を画すクオリティ。こういうグループがリスペクトもありつつ、本当の意味でのフォロワーと呼べるのではないでしょうか。曲もライブも良く、素晴らしい。今後も期待しています。

 

 

○2位  発見 / MELLOW GREEN WONDER , Mash berry (2.0)

「BuzzってDarling (MELLOW GREEN WONDER)」

「オールドスクール喰らいなinウクライナ (Mash Berry)」

MELLOW GREEN WONDER(以下MGW)とMash berryのスプリットミニアルバムを2位に。

1-4曲をMGW、5-9曲をMash berryというような構成のアルバムなのですが、基本的にMGWもMash berryも曲がイイ。というか全編通してきちんと音楽聴いている人が作っているのが伝わってきて素晴らしいですね。Mash berryの登場には驚きましたが。M-7「オールドスクール喰らいなinウクライナ」はもうそのままオールドスクールラップ。MVも、公園のよくわかんない遊具に乗ってノーカットで進んでいく様がそのままオールドスクールHIPHOPのMVと同じすぎて笑いました。MGWの「BuzzってDarling」は上記アルバムのM-1。Battlesの「Ice Cream (Featuring Matias Aguayo)」のオマージュかと思われます。というように全編通してわりときちんとロックやポップスから抜いて来たものをしっかりとアイドルソングとして消化させて完成させていたりするので、楽しい。MGWは魅せるライブ、Mashberryはめちゃくちゃなライブ()と現場も良いですよ。

 


○3位  レインボウエクリプス / 虹のコンキスタドール (1.5)

「大キライでした。」

虹コンのインディ2nd。まもなくメジャー1stの発売を控える虹コンさんですが、この2作目も打率高いです。基本的には全編通してキャッチーで分かり易い曲が並んでいるのも何も考えずに楽しめていいなあと思います。チラホラと色々な音楽からフレーズを抜いてきていたり、音楽好きならばニヤッとする部分が多いのも運営の妙か。ラストの「ミライ上々」は"浅野くん丸出しな浅野楽曲"で楽しくアルバムを締めています。曲単位のランキングで3位まで虹コンなのにアルバムでは3位てどういうことよ、と自分でも不思議な結果になりました。

 

 

 

■次点 (アイドル楽曲アルバム部門)

○前髪がゆれる / アイドルネッサンス

「Blue Love Letter」

いよいよオリジナル楽曲に着手したアイドルネッサンスの1stミニ。ものすごく丁寧に時間をかけて作ったんだろうなあというのは聴いただけでわかります。編曲にしても、これだけスカスカのアレンジでアイドルソングやってるところは今無いんじゃないでしょうか。もちろん褒めてます。上質かつ緊張感のあるアレンジメントはグループの雰囲気、コンセプトに合っていて◎。4曲とももちろん良いのですが、なんとも渋い曲が並んでしまったので、ライブで盛り上がるような曲がほしいものです。

 

 

 

ランキングは以上です。

ハロプロに関して総括すると、つんく体制じゃなくなって早3年目も終わろうとしていますが、まずは曲のクオリティが微妙なものも多いということや、外部の作家を起用しているのにもかかわらずリリースペースが遅い、得意の映像シングル()のリリース、配信シングル、藤井解雇、renashi、tagushi。

来年はもう少しまともな集団になるように西口社長をはじめ、頑張っていただきたい。

 

地下に関していえば、今年は去年よりもさらに地下深くまで潜っていってしまった1年になりました。

ただやはり潜れば潜るほどに曲もキツい、グループ自体キツい、というようなことは当然のようにありますので割と地上に近そうな人たちがランクインしているような気がします。今年も1年いろいろと通った結果、地上以外やっぱり辛いなという結論に至ったように思います。

 

 

それでもやっぱり良い曲は良いし、面白いグループを見つけると楽しくなってしまうし、まだまだ楽しめそうだなあと思います。楽曲についてあーだこーだ言い合えるイベントや機会があるのは素晴らしいといつも思います。曲、歌詞、パフォーマンス、ルックス、ストーリー、ファン自身の思い入れ、アイドル楽曲は、楽曲以外の部分がいろいろと混ざり合って総合的な価値が決まっていくのがやっぱり最高に面白い。「どういうものを良曲というか」なんて人によりますので、、あくまでこれは順位をつけるわけではなく、みんなであーだこーだと語り合うための順位つけだと思っています。来年もたくさんの良曲が聴けますように。

 

 

 

<参考>

前後の投票内容ブログです。

2018年

https://ameblo.jp/pippides/entry-12419027652.html

2016年

https://ameblo.jp/pippides/entry-12226957657.html

 

 

【ハロプロ楽曲大賞2016投票内容】

(楽曲部門)

1. Next is you! / Juice=Juice

2.KEEP ON 上昇志向!! / Juice=Juice

3.独り占め / つばきファクトリー

4.チョット愚直に! 猪突猛進 / こぶしファクトリー

5.ENDLESS SKY / モーニング娘。'15

 

アイドル楽曲大賞2016投票内容

(メジャー部門)

1.青・蒼・碧  / pax puella

2.DECORATION / ももいろクローバーZ

3.わたくしのスタイル <Live Version> / バクステ外神田一丁目

4.ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL / チームしゃちほこ

5.Speed of love / pax puella

(インディー部門)

1.友情のPlanet / マジェスティックセブン

2.GAME / WHY@DOLL

3.ドキッ! こういうのが恋なの? / AIS

4.ストロー / 963

5.トラベラーズ・ハイ / アイドルネッサンス