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リハビリの為のタイピングブログ

■2024年5月に観た映画

本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編 本)

 

 

■2024年に公開(または再上映)して劇場鑑賞(または配信鑑賞)した作品

計42本 (うち短編1本/リバイバル上映4本)

※(短)…短編作品 / (R)…リバイバル上映

 

(5月) 0

 

(4月) 12本

・ゴースト トロピック - (センチュリーシネマ)

・(R) 生きる 大川小学校 津波裁判を闘った人たち - 4.2 (シネマスコーレ)

・異人たち - 3.5 (伏見ミリオン座)

・リンダはチキンがたべたい!- 4.0 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・アイアンクロー - 4.1 (伏見ミリオン座)

・(R) フォロウィング HDリマスター版 - (センチュリーシネマ)

・インフィニティ プール - 3.9 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・青春ジャック 止められるか、俺たちを2 - 3.6 (シネマスコーレ)

・ビニールハウス - 3.7 (伏見ミリオン座)

・人生って、素晴らしい - 3.8 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・パストライブス/再会 - 3.6 (センチュリーシネマ)

・デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 - 3.7 (ミッドランドスクエアシネマ2)

 

(3月) 9

・オッペンハイマー 4.0 (109シネマズ名古屋/IMAX)

・ゴールド ボーイ - 3.9  (中川コロナワールド)

・(R)ピアノ レッスン 4Kレストア版 - 4.0 (伏見ミリオン座)

・(R)劇場版 名探偵ホームズ デジタルリマスター版 - 採点無 (ミッドランドスクエアシネマ)

・ペナルティループ - 3.2 (伏見ミリオン座)

・デューン 砂の惑星 PART2 - 4.0 (109シネマズ名古屋/IMAX)

・(R) π デジタルリマスター4K - 3.5 (センチュリーシネマ)

・映画の朝ごはん - 3.3 (シネマスコーレ)

・テルマ&ルイーズ 4Kレストア版 - 4.0 (センチュリーシネマ)

 

(2月) 12本
・落下の解剖学 - 3.7 (伏見ミリオン座)

・WILL - 3.9 (センチュリーシネマ)

・ハンテッド 狩られる夜 - 3.9 (センチュリーシネマ)

・ダム マネー ウォール街を狙え! - 3.6 (ミッドランドシネマ名古屋空港)

・瞳をとじて - 3.8 (伏見ミリオン座)

・ボーはおそれている - 3.7 (中川コロナワールド/ミッドランドシネマ名古屋空港)

・夜明けのすべて - 3.9 (イオンシネマワンダー)

・ファイブ ナイツ アット フレディーズ - 3.3 (中川コロナワールド)

・みなに幸あれ - 3.3 (シネマスコーレ)

・ストップ メイキング センス 4Kレストア版 - 4.0 (109シネマズ名古屋/IMAX)

・熱のあとに - 3.3 (伏見ミリオン座)

・(短)水グモもんもん - 3.5 (ジブリパーク/ヲリオン座)

 

(1月) 7本
・哀れなるものたち - 4.0 (伏見ミリオン座)
・コット、はじまりの夏 - *3.7 (伏見ミリオン座)
・(R)千年女優 - *3.7 (中川コロナワールド)
・カラオケ行こ! - 3.8 (中川コロナワールド)
・窓ぎわのトットちゃん - *3.7 (イオンシネマワンダー)
・サンクスギビング - 3.8 (ミッドランドスクエア名古屋)
・笑いのカイブツ - 3.5 (イオンシネマワンダー)

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◆総鑑賞数  (劇場での鑑賞数)

  4月  長編13本 短編0本 (12本)

  3月  長編15本 短編0本 (9本)

  2月  長編14本 短編1本 (12本)

  1月  長編16本 短編4本 (7本)

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   計   長編58本 短編5本 (40本)

 

◆劇場別鑑賞数

伏見ミリオン座 - 10

センチュリーシネマ - 7

シネマスコーレ - 4

ミッドランドスクエアシネマ - 1

ミッドランドスクエアシネマ2 - 4

ミッドランドスクエアシネマ名古屋空港 - 3

中川コロナシネマワールド - 5

小牧コロナシネマワールド - 

109シネマズ名古屋 - 1

イオンシネマワンダー - 3

イオンシネマ名古屋茶屋 - 

イオンシネマ岡崎 - 

ユナイテッドシネマ岡崎 - 

 

◆劇場で複数回観た作品

・ボーはおそれている

 

◆自宅にて、配信/Blu-rayなどで観た作品 旧作含 (8本)

・ヴィジット

・KNOCK終末の訪問者

・漂流教室

・偶然と想像

・LOVE LIFE

・TAR/ター

・犯罪都市

・ホステル

 

☆鑑賞本数記録

2023年 189本 (劇場:106本) (+旧作34本=223)

2022年 171本 (劇場:97本)

2021年 317本 (劇場:108本)

2020年 304本 (劇場:33本)

■2024年4月に観た映画

13本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編 本)

 

・ゴースト トロピック (原題:Ghost Tropic) - (2024.4.30/センチュリーシネマ)
監督 脚本:バス・ドゥヴォス。寝た。


・(R) 生きる 大川小学校 津波裁判を闘った人たち - 4.2 (2024.4.25/シネマスコーレ)

監督:寺⽥和弘。2022年。いろんな角度の見え方が浮かび上がる。良いドキュメンタリーとはそういうこと。

・異人たち (原題:All of Us Strangers) - 3.5 (2024.4.23/伏見ミリオン座)

監督 脚本:アンドリュー・ヘイ。原作:山田太一。2023年。ラストカットがダサすぎてシビれた。大林版を観たいなア。という感想になった。

・リンダはチキンがたべたい!(原題:Linda veut du poulet!) - 4.0 (2024.4.23/ミッドランドスクエアシネマ2)

監督 脚本:キアラ・マルタ。セバスチャン・ローデンバック。2023年。確実に新しくわくわくする表現を観た。序盤、リンダが母に指輪の件を決めつけらた際の表情にハッとさせられた所から一気に引き込まれた。飄々としたキャラクター達の温度がよかった。高畑作品を連想した箇所も。

・アイアンクロー (原題:The Iron Claw) - 4.1 (2024.4.18/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ショーン・ダーキン。2023年。プロレスに全く明るくないが、非常に揺さぶられて劇場を後にした。最後の最後に映画でしか出来ない救済があり、思わず落涙。リアル"家族という呪いモノ"で、こんなにも奇妙かつ切実で悲しい話は無いなと思った。素晴らしかった。

・(R) フォロウィング HDリマスター版 (原題:FOLLOWING) - (2024.4.15/センチュリーシネマ)
監督 脚本:クリストファー・ノーラン。1998年。寝た。


・人生って、素晴らしい/Viva La Vida (原題:我们一起摇太阳) - 3.8 (2024.4.11/ミッドランドスクエアシネマ2)

監督:ハン・イエン。2024年。駆け込みで見る事が出来た。中国のエンタメ作品であるのでベタに行く部分は潔ぎよく、そういうものだと受け入れながら観る。こんなにも真っ直ぐ人を想う気持ちってもう無いのかなぁとか思うと、とても尊いものを見ている気分になった。

 

・インフィニティ プール (原題:Infinity Pool) - 3.9 (2024.4.9/ミッドランドスクエアシネマ2)
監督 脚本:ブランドン・クローネンバーグ。2023年。面白かった。前作よりも全然好き。


・パストライブス/再会 (原題:past lives)- 3.6 (2024.4.8/センチュリーシネマ)
監督 脚本:セリーヌ・ソン。2023年。引き締まって構図もいちいち気の利いた画面の連発で非常にルックが幸せな映画だった。話を大仰ではなく、じっくりと心の動きや気持ちのすれ違い様を描いていて良かった。主人公ノラのキャラクターだけが最後まで解せず、なんだかなぁと。「わたしは最悪」みたいな話でもあるような気もするし、向こうの主人公は許せるどころか憎めなかったのに、こちらのは受け入れられなかったのは何故だろう。

 

・グッドバイ、バッドマガジンズ - 3.5 (2024.4.7/WOWOW)

監督:横山翔一。2022年。オリンピックなんて、マジでいいこと一つもない。オリンピック死ね。

 

・青春ジャック 止められるか、俺たちを2 - 3.6 (2024.4.4/シネマスコーレ)

監督 脚本:井上淳一。2024年。映画の中で、ダメな監督見習として描かれている本人が監督をしている作品だとは思わなかった。終わったあとにそれを知って、お察し。まあそりゃそうだよな、この出来は。と思った。ある意味、メタ的にダメな監督がダメな自分を映画にしたら駄目な映画になった、という前衛芸術的な面白さがある、俯瞰で観ると。


・ビニールハウス (原題:비닐하우스) - 3.7 (2024.4.2/伏見ミリオン座)

監督 脚本:イ・ソルヒ。2022年。普通。

・デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 - 3.7 (2024.4.1/ミッドランドスクエアシネマ2)

監督:黒川智之。脚本:吉田玲子。原作:浅野いにお。2024年。浅野作品はほぼ読んでない、というかあまり読む気が無いが、予告を見て面白そうだったので観た。前編なので話の感想は難しいが、おんたんのセリフがいちいち面白かった。(劇場はシーンとしてましたが....)

■2024年3月に観た映画

15本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編2本)

 

・オッペンハイマー (原題:Oppenheimer) - 4.0 (2024.3.29/109シネマズ名古屋/IMAX)

監督 脚本:クリストファー・ノーラン。2023年。日本公開2024年。IMAXレーザー。ノーラン作品にしては珍しく人間が描かれていた。派手なシーンはクライマックスに集中し抑制され、より緊張感をもたらす。原爆完成後のオッペンハイマーの苦悩を描くパートがより過去作よりも痛烈に響き、良かった。
 

・ゴールド ボーイ - 3.9 (2024.3.27/中川コロナワールド)

監督:金子修介。脚本:港岳彦。原作:ズー・ジンチェン。2024年。評判の良さを受け。画面から漂う低予算感に序盤こそ少し身構えたが、観進めば全く問題無くちゃんと映画していて良かった(当たり前だろ!)。箇所箇所にツッコミは入れつつも、なんだかんだ楽しめた。特に作劇とテンポが非常に分かり易く、監督の力量を感じた。そして、在りし日のちゃゆが居た。主題歌、倖田來未ワロタw

 

・(R)ピアノ レッスン4Kデジタルリマスター - 4.0 (2024.3.26/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ジェーン・カンピオン。1993年。

 

・(R)劇場版 名探偵ホームズ デジタルリマスター版 - (2024.3.26/ミッドランドスクエアシネマ)

監督:宮崎駿。御厨恭輔。脚本:片渕須直。1984年。宮﨑駿傑作選としてリバイバル上映。踏ん張ろうとしたが、最後寝てしまった。ツラたん

 

・ちひろさん - 3.4(2024.3.24/WOWOW)

監督 脚本:今泉力哉。脚本:澤井香織。原作:安田弘之。2023年。

 

・トゥルーマン ショー (原題:The Truman Show) - 3.8 (2024.3.23/U-NEXT)

監督:ピーター・ウィアー。脚本:アンドリュー・ニコル。1998年。

 

・ペナルティループ - 3.2 (2024.3.22/伏見ミリオン座)
監督 脚本:荒木伸二。2024年。ループを抜け出す為に試行錯誤するのでは無く、それを分かった上で繰り返してゆくプロットは新しくて良かった。が、ネタが尽きたのか後半は急速にダレて最終的にはどうでもよくなってしまった。ワンアイデアでは走りきれないか。つまらなかった。

 

・デューン 砂の惑星PART2 (原題:Dune: Part Two) - 4.0 (2024.3.19/109シネマズ名古屋/IMAX)

監督 脚本:ドゥニ・ヴィルヌーヴ。脚本:ジョン・スペイツ。2024年。IMAXレーザー字幕。今回はやや後方で観たてみた。感想で言うと、前作よりもかなり楽しめた。ショットで魅せていくと言うよりは、シークエンス自体のテンポ感や、画の距離の押し引きみたいな所なんだなと気付けた。各ガジェットが最高。

 

・π〈パイ〉 デジタルリマスター - 3.5 (2024.3.18/センチュリーシネマ)

監督 脚本:ダーレン・アロノフスキー。1998年。よく分からなかった。

 

・青梅街道精進旅行 - 3.8 (2024.3.15/DVD)

監督 脚本:沖田修一。2008年。母親をおぶって走るシーン、めちゃめちゃ沖田修一感あった

 

・映画の朝ごはん - 3.3 (2024.3.14/シネマスコーレ)

監督:志子田勇。非常に、コレジャナイ感満載の微妙な映画だった。というか、まあまあ良くなかった。

 

・テルマ&ルイーズ 4Kレストア版 (原題:Thelma & Louise) - 4.0 (2024.3.11/センチュリーシネマ)

監督:リドリー・スコット。脚本:カーリー・クーリ。4Kレストア版を劇場鑑賞。所謂いま言うシスターフッドもののとは違う質感で描かれる2人の空気感は絶妙。そしてとにかくラスト。言葉にしづらい感動がある。いやー、沁みた。泣いた。

 

・アメリカン フィクション (原題:American Fiction) - 3.7 (2024.3.10/Amazon Prime Video)

監督 脚本:コード・ジェファーソン。2023年。

 

・八月八日 - (2024.3.10/日本映画専門チャンネル)

監督:三宅唱。2016年。

 

・NAGAHAMA - (2024.3.10/日本映画専門チャンネル)

監督:三宅唱。2016年。

 

・きみの鳥はうたえる - 3.7 (2024.3.3/U-NEXT)

監督 脚本:三宅唱。原作:佐藤泰志。2018年。創世記。

 

・ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り (原題:Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves) - 3.7(2024.3.3/WOWOW)

監督 脚本:ジョン・フランシス・デイリー。ジョナサン・ゴールドスタイン。2023年。ジワジワ面白くなって来て最終的に結構おもろかった。

■2024年2月に観た映画

14本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編1本)

 

・落下の解剖学 (原題:Anatomie d'une chute) - 3.7 (2024.2.27/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ジュスティーヌ・トリエ。脚本:アルチュール・アラリ。2023年。日本公開2024年。新しい法廷劇の誕生を見た。たしかに脚本は見事で、情報の出し方というか魅せ方のバランスが素晴らしい。が個人的にはどうしてもただただ字幕を読んでいるだけに感じでしまい、映画的な魅力を受け止め切れなかった。長尺も良くない。

 

・WILL - 3.9 (2024.2.26/センチュリーシネマ)

監督:エリザベス宮地。2024年。ドキュメンタリーながら劇映画ばりにしっかりとした構成美で唸った。複数のポイントが絡みあって一つの大きなテーマへと収斂していく様は見事。元々好きな俳優なので、彼の人となりが垣間見れる瞬間が嬉しかった。正直、音楽の(内容では無く)使い方はノイズだった。

 

・ハンテッド 狩られる夜 (原題:Night of the Hunted) - 3.9 (2024.2.26/センチュリーシネマ)

監督 脚本:フランク・カルフン。ルベン・アビラ・カルボ。デビッド R.L.。2023年。日本公開2024年。全く前情報無しで観たので、このワンシチュエーションで何が起こるかをかなりハラハラ観る事が出来た。画的な面白さは設定上難しいが、それ以上のKUFUでしっかり面白かった。ツッコミどころはまあこの際良いでしょと思える豪快なラストに満足。

 

・ダム マネー ウォール街を狙え! (原題:Dumb Money) - 3.7 (2024.2.19/ミッドランドシネマ名古屋空港)

監督:クレイグ・ギレスピー。脚本:ローレン・シューカー・ブラム。レベッカ・アンジェロ。原作:ベン・メズリック。2023年。日本公開2024年。知識が無くても楽しめる作りは助かったが、結果面白さとかエグみみたいなのは削がれていったのかなと何となく思った。ポールダノが好きなので結構楽しく観た。とは言え別に誰かに勧めるわけでも無いし見返す事も無さそう。普通。

 

・聖なる鹿殺し キリング オブ ア セイクリッド ディア (原題:The Killing of a Sacred Deer) - 3.8 (2024.2.18/U-NEXT)

監督 脚本:ヨルゴス・ランティモス。脚本:エフティミス・フィリップ。2017年。

 

・ボーはおそれている (原題:Beau Is Afraid) - (2024.2.16/中川コロナワールド)

監督 脚本:アリ・アスター。2023年。日本公開2024年。2回観た。不条理コメディとしてはさすがに長いか。ダレる瞬間も多くもう少しタイトにしてくれればもっと良かったのにと。それでも個人的には結構好き。わりと評判悪く、前作から時間が空いたことも期待値が上がり過ぎた原因にも思う。3回目行くかも。

 

・瞳をとじて (原題:Cerrar los ojos) - 3.8 (2024.2.13/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ビクトル・エリセ。脚本:ミシェル・ガスタンビデ。2023年。日本公開2024年。カットの美麗さはもちろん、きちっと組み上げられたシークエンスに釘付けな3時間だった。長く感じない。最初と最後の劇中劇で円環していくある意味閉じ込められている状態も心地よい。わざとだと思うが、現実パートは非常に淡々と作られている。

 

・夜明けのすべて - 3.9 (2024.2.12/イオンシネマワンダー)

監督 脚本:三宅唱。脚本:和田清人。原作:瀬尾まいこ。2024年。今回も非常に端正な画面の連続で三宅世界を堪能出来る1作である。画面の連続性や物体の移動性から生まれる独自固有の世界を期待した(前作のキレが良すぎた)分、少し物足りなさも感じた所もある。今作は、心の機微を作劇で豊かに描いており新基軸の様にも感じた。

 

・女王陛下のお気に入り (原題:The Favourite) - (2024.2.10/U-NEXT)

監督:ヨルゴス・ランティモス。脚本:デボラ・デイビス。トニー・マクナマラ。2019年。

 

・ファイブ ナイツ アット フレディーズ (原題:Five Nights at Freddy's) - 3.3 (2024.2.9/中川コロナワールド)

監督 脚本:エマ・タミ。脚本 原作:スコット・カーソン。脚本:セス・カデバック。2024年。少し前に観たがつまらなさ過ぎてポストするのを忘れていた。面白くもないし怖くも無いし、オマケに長い。なにこれ。ニコケイのほう観てる方が全然良いじゃん。

 

・みなに幸あれ - 3.3 (2024.2.8/シネマスコーレ)

監督:下津優太。脚本:角田ルミ。2024年。全編的に薄っぺらく、結局どうしたいの?ドヤ顔でこれ見せられても...と言うのが率直な感想。ババアが暗い廊下で佇むシーンや(その後の頭突きで萎えるのですが)、ぶっ飛びすぎな轢かれシーンなど、面白い所もあるにはある。が総じて、古川琴音の無駄遣い。

 

・ストップ メイキング センス 4Kレストア (原題:Stop Making Sense) - 4.0 (2024.2.7/107シネマズ名古屋/IMAX)

監督:ジョナサン・デミ。1984年。クリアな画質でIMAX音量を浴びることの出来る機会を逃す手は無いと思い観たが、やはり何度観ても感動。しかしながら「アメリカン・ユートピア」を観た後だともう更新されてしまったんだなぁとも感じた。後者の方が今は断然好み。

 

・熱のあとに - 3.3 (2024.2.6/伏見ミリオン座)

監督:山本英。脚本:イ・ナウォン。2024年。正直つまんなかった。仲野太賀を初めてオーバーアクトに感じた。総じて演出が下手すぎる。数カ所、ハッとする様なカットがあるだけに希望があるが、長編劇映画でこの題材でやろうとするにはハッキリと力量不足。無音や無言は饒舌ではあるが、空っぽになるのは違う。

 

・水グモもんもん - 3.5 (2024.2.1/ジブリパーク・ヲリオン座)

監督 脚本 原案:宮﨑駿。2006年。

■2024年1月に観た映画

20本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編4本)

 

・哀れなるものたち (原題:Poor Thing) - 4.0 (2024.1.30/伏見ミリオン座)

監督:ヨルゴス・ランティモス。脚本:トニー・マクナマラ。原作:アラスター・グレイ。2023年。日本公開2024年。

 

・コット、はじまりの夏 (原題:An Cailín Ciúin/The Quiet Gir) - 3.7 (2024.1.30/伏見ミリオン座)

監督 脚本:コルム・バレード。原作:クレア・キーガン。2022年。日本公開2024年。感動的であったが、さすがに抑制され過ぎている様に感じた。

 

・ホステル2 (原題:HOSTEL: PART II) - 3.9 (2024.1.29/NETFLIX)

監督 脚本:イーライ・ロス。2007年。ベストエンディング賞。最高過ぎる。全体的にもっとテンポが良ければもっと高得点だった。

 

・フィアー ストリート Part 1: 1994 (原題:Fear Street) - 3.8 (2024.1.29/NETFLIX)

監督 脚本:リー・ジャニアック。2021年。

 

・Saltburn - 3.9 (2024.1.28/AmazonPrimeVideo)

監督 脚本:エメラルド・フェネル。2023年。

 

・ザ キラー (原題:The Killer) - 3.6 (2024.1.27/NETFLIX)

監督:デヴィッド・フィンチャー。脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー。原作:アレクシス・ノラン。2023年。

 

・ヘンリー シュガーのワンダフルな物語/ネズミ捕りの男/白鳥/毒 - (2024.1.21/NETFLIX)
監督 脚本:ウェス・アンダーソン。原作:ロアルド・ダール。NETFLIXでウェス・アンダーソンの新作、短編4本。「ヘンリー~」のみ45分尺。他は約20分。どれもイマイチだったが、まだ「ヘンリー~」がマシだった。

 

・千年女優 (洋題:CHIYOKO MILLENNIAL ACTRESS) - 3.7(2024.1.19/中川コロナワールド)

監督 脚本:今敏。脚本:村井さだゆき。2001年。

 

・カラオケ行こ! - 3.8 (2024.1.19/中川コロナワールド)

監督:山下敦弘。脚本:野木亜紀子。原作:和山やま。2023年。

 

・ソフト/クワイエット (原題:Soft & Quiet) - 3.6 (2024.1/WOWOW)

監督 脚本:ベス・デ・アラウージョ。2022年。

 

・窓ぎわのトットちゃん - 3.7 (2024.1.15/イオンシネマワンダー)

監督 脚本:八鍬新之介。脚本:鈴木洋介。原作:黒柳徹子。

 

・アクアマン (原題:Aquaman) - 3.7 (2024.1.13/U-NEXT)

監督:ジェームズ・ワン。脚本:ウィル・ビール。

 

・サンクスギビング (原題:Thanksgiving) - 3.8 (2024.1.9/ミッドランドスクエア名古屋)

監督 脚本:イーライ・ロス。2023年。

 

・すずめの戸締り - 3.6 (2024.1.7/WOWOW)

監督 脚本 原作:新海誠。2022年。イスとのロードムービーて。

 

・銀平町シネマブルース - 3.7 (2024.1.7/WOWOW)

監督:城定秀夫。脚本:いまおかしんじ。2023年。

 

・笑いのカイブツ - 3.5 (2024.1.5/イオンシネマワンダー)

監督 脚本:滝本憲吾。脚本:足立紳。山口智之。成宏基。原作:ツチヤタカユキ。2024年。コミュ障(自称もしてる)の悶絶をひたすらに観せられた。原作未読なので、より顕著にそう感じたが映画としての魅せ方としては非常にまずいというか大事な所が抜け落ちていると思う。彼の死についての言及ご所々に見られたがそここそ求心力にすべきだったのでは。

 

・わたし達はおとな - 4.0 (2024.1.2/U-NEXT)

監督 脚本:加藤拓也。2022年。これは周りであった話に着想を得てるの?どちらにせよキツすぎた...(褒めてますよ)

 

■2023年12月に観た映画

17本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編0本)

 

・PERFECT DAYS - 4.0 (2023.12.29/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ヴィム・ヴェンダース。脚本:高崎卓馬。2023年。非常に淡々と静かな話が進んでいく。ドラマ自体は取ってつけた感がどうしても拭えないし、これを観たところでだからどうなんだという感じだが、テンポや画に魅せられた。あとは、役所広司力(やくしょこうじじから)でねじ伏せる感じ。

 

・ファースト カウ (原題:First Cow) - 3.7 (2023.12.27/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ケリー・ライカート。脚本:ジョナサン・レイモンド。2019年。日本公開2023年。スクエアの狭い画面に整然とみっちりと設計された画面がひたすらに続くスゴさ。話のもっさりとしたテンポに若干落ちそうになりながも事態が転じてからの緊張感はさすが。冒頭の結末を見せられているが、どういう道筋を辿るのかの魅せ方が良かった。
 

・TALK TO ME / トーク トゥ ミー (原題:Talk To Me) - 3.6 (2023.12.25/イオンシネマワンダー)

監督:ダニー・フィリッポウ。マイケル・フィリッポウ。脚本:ビル・ハインツマン。ダニー・フィリッポウ。2023年。尻すぼみ感。最初に禍々しい事が起こる辺りや、その後の弟くんへの憑依がヤバい中盤くらいまではワクワクしながら見た。それ以降、テイストが内向的な物語へシフトして行き物語が纏まっていくのだが、個人的には尻すぼみに感じてしまった。

 

・バッドサンタ (原題:BAD SANTA) - 3.7 (2023.12.24/U-NEXT)

監督:テリー・ツワイゴフ。脚本:グレン・フィカーラ。ジョン・レクア。2004年。

 

・キング オブ コメディ (原題:KING OF COMEDY) - 3.7 (2023.12.23/U-NEXT)

監督:マーティン・スコセッシ。脚本:ポール・D・ジマーマン。1984年。

 

・ほかげ - 3.5 (2023.12.21/シネマスコーレ)

監督 脚本:塚本晋也。2023年。メッセージとしては非常に切実なものがきちんと届く様に作られているが、個人的にはぼんやり見てしまった。とくに前半部が冗長に感じてしまって、盛り上がって来た後半に(気持ち的に)乗り遅れてしまった感は否めない。様々な工夫と努力で成り立つこの作品の熱は感じた。

 

・ナポレオン (原題:Napoleon) - 3.9 (2023.12.20/109シネマズ名古屋)

監督:リドリー・スコット。脚本:デヴィッド・スカルパ。2023年。そう来たかと思わず笑ってしまう角度でナポレオンを描いており、面白かった。(言ってしまえば)こんなコメディをこの尺で飽きずに魅せられる手腕に唸る。ホアキンのキモいことキモいこと。完全版も思わず見てみたくなってしまった。

 

・市子 - 3.6 (2023.12.19/伏見ミリオン座)

監督 脚本 原作:戸田彬弘。脚本:上村奈帆。2023年。若葉竜也主演は久しぶりだったので楽しみにしていた。画面が近い近い。固定にしたり手ブレしたり。意図が汲み取れなかった。その辺りがノイズで入り込めなかったし、お話し的にも最終的に納得がいかない。殺人自体をどう考えているのか。評判も良かっただけに期待はずれ。

 

・ブラック レイン (原題:Black Rain) - 3.6 (2023.12.14/ミッドランドシネマ名古屋空港)

監督:リドリー・スコット。脚本:クレイグ・ボロティン。ウォーレン・ルイス。1989年。午前10時の映画祭にて鑑賞。もともと見たいリストには入っていたが、先日の「BLACKHOLE」にておまけコーナーが面白かったと、ちょうどタイミング良くやっていた事もあり、鑑賞する事が出来た。が、まあ、そこまで。面白く見たが、画がちょっと退屈に感じてしまい、長く感じた。様々な事情があって、日本ロケが難航したり、大変だったようだが、画面からもそれはにじみ出ていた。

 

・ゴーストワールド - 3.8 (2023.12.12/伏見ミリオン座)

監督 脚本:テリー・ツワイゴフ。脚本:ダニエル・クロウズ。2001年。今年は本当にリバイバルものが多く上映されている。この有名作も観た事が無かったので初鑑賞。ラストのとても寂しく、救いのない感じも90年代が終わってしまう感じとリンクして当時見たらさぞ良かっただろうなあと感じた。2023年の現時点から見ると、ギャグや表現自体に今ではイマイチ笑うにはしっくりこないものも多く、映画はやはりその時に観ないとダメだなと思う。また、映画の作り方としては非常にぶっきらぼうと言うか、大味、大雑把にいくなあという印象を受けた。が、非常に面白く観た。終わってからの方がじわじわと良さが広がり、いやあ名作だったなあなんて言いたい気持ちにもなっている。パンフがほぼ感想本だった。今作の後に公開された「バッドサンタ」も「アートスクール・コンフィデンシャル」も面白いらしいので見てみる。

 

・VORTEX ヴォルテックス - 3.6 (2023.12.12/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ギャスパー・ノエ。2021年。日本公開2023年。ギャスパーノエの新作且つ、老老介護モノという事で一体どんな地獄が待ち受けるのかなと思って楽しみにしていたが、拍子抜け。そもそもそういう露悪的な映画にするつもりが無かったようで、後から監督のコメントを読むと"思いっきり泣けるものを"という事だったので、納得。結末~葬儀~家に何もなくなっていく様は非常にさみしいものがあった。「愛、アムール」だったり、良作があるジャンルなだけに少し難しかったかなという印象。

 

・青葉家のテーブル - 3.4 (2023.12.9/WOWOW)

監督 脚本:松本壮史。脚本:遠藤泰己。2021年。「サマーフィルムにのって」の次の劇場公開作品。「サマーフィルム~」が良かったので観たいなと思っていたが、なかなかタイミング合わずようやく観る事が出来た。が、まあぶっちゃけイマイチ。テレビCMっぽかったり、プロモーション映像っぽかったりでいまいち映画を観ているという感じが無い。そもそもこの監督は映画が撮りたいのか?と。思いながら観ていたが最後の方に昔に親が録音した自主ラジオを聴く流れは、「サマーフィルム~」の時にも感じた様な、何とも言えぬエモーションがあり、良いツボついてくるのは間違いないんだよなあと感じた。もう一本この後に撮った短編があるらしいので、観てみようと思う。

 

・夢二 4Kデジタル完全修復版 - 3.7 (2023.12.5/伏見ミリオン座)

監督 脚本:鈴木清順。1991年。『鈴木清順 生誕100周年記念【浪漫三部作】4Kデジタル完全修復版』にて鑑賞。先日の「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」に続き鑑賞。主演は、沢田研二。これをもって所謂<浪漫3部作>というらしい。これまた更に支離滅裂というか、明らかにわざと分かりにくくしている様で、難解さは上がっていると思う。沢田研二の奇怪な演技は面白いなあと思う。3部作通して見ると、これは少し落ちる印象。落ちるというか分かりにくくて点数が上がらなかったという感じか。

 

・鬼談百景 - 3.6 (2023.12.4/U-NEXT)

監督:中村義洋。ほか。脚本:鈴木謙一。原作:小野不由美。2015年。ジャガモンド斉藤氏がYouTubeでホラーおすすめ作品として挙げていたこちら。「残穢 住んではいけない部屋」よりも🄱妙だった。最初のやつだけ怖かったかな。

 

・エクソシスト (原題:The Exorcist) - 3.6 (2023.12.3/U-NEXT)

監督:ウィリアム・フリードキン。脚本:ウィリアム・ピーター・ブラッティ。1973年。オリジナルは観ていなかったので、せっかくなので観てみた。「死霊館」とかもそうだけれど、悪魔憑きものはどうしても苦手なのかも知れない。というか、あまりノレない。これもまあつまらなくは無かったが、名作と言われている程面白くはなかったなあと思う。

 

・エクソシスト 信じる者 (原題:The Exorcist: Believer) - 3.7 (2023.12.1/ミッドランドシネマ名古屋空港)

監督 脚本:デヴィッド・ゴードン・グリーン。脚本:ピーター・サトラー。2023年。こちらも鬼太郎に続いて鑑賞。12/1映画の日だという事で欲をかいてハシゴしたが、これも多分、終盤寝た。鬼太郎ほどではないが、話が若干分からなかった。大筋は理解出来たし、あまり面白くなかったのも多分間違いじゃない。映画の日だ!と2本見て両方寝ているのでマジでバカすぎる。

 

・⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎 - (2023.12.1/ミッドランドシネマ名古屋空港)

監督:古賀豪。脚本:吉野弘幸。原作:水木しげる。2023年。水木しげる生誕100周年記念作品。SNSやアトロクでの評を聴き、観るつもりは無かったが鑑賞。正直、鬼太郎やこのテイストのアニメに全く持って興味が無いので、不安な予感はしていたが、やはり、寝た。後半完全に寝ていたので話がびっくりするくらい分からない。ちゃんと観てみたいとは思うが、期間内にもう一度お金を払って映画館へ行くか、配信やWOWOWまで待つか正直、迷う所。(寝るな)

 

 

 

■2023年に公開(または再上映)して劇場鑑賞(または配信鑑賞)した作品

計126本 (うち短編5本/リバイバル上映14本)

※(短)…短編作品 / (R)…リバイバル上映

 

(12月) 12本
・PERFERCT DAYS - 4.0 
(伏見ミリオン座)

・ファースト カウ - 3.7 (伏見ミリオン座)

・TALK TO ME トーク トゥ ミー - 3.6 (イオンシネマワンダー)

・ほかげ - 3.5 (シネマスコーレ)

・ナポレオン - 3.9 (109シネマズ名古屋)

・市子 - 3.5 (伏見ミリオン座)

・(R)ブラック レイン - 3.6 (ミッドランドシネマ名古屋空港)

・(R)ゴーストワールド - 3.8 (伏見ミリオン座)

・VORTEX ヴォルテックス - 3.6 (伏見ミリオン座)

・(R)夢二 - 3.7 (伏見ミリオン座)

・エクソシスト 信じる者 - 3.7 (ミッドランドシネマ名古屋空港)
・鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 - (ミッドランドシネマ名古屋空港)

 

(11月) 8本
・(R)陽炎座 - 3.8 
(伏見ミリオン座)

・(短)パン種とタマゴ姫 - (三鷹の森ジブリ美術館/映像展示室 土星座)

・首 - 4.0 (中川コロナワールド)

・(R)ツィゴイネルワイゼン - 3.9 (伏見ミリオン座)

・(短)めいとこねこバス - (ジブリパーク/ヲリオン座)

・SISU/シス 不死身の男 - (伏見ミリオン座)

・ゴジラ-1.0 - 3.9 (イオンシネマワンダー)

・(R)暗殺の森 - (ミッドランドシネマ名古屋空港)

 

(10月) 9本
・愛にイナズマ - 4.2 
(イオンシネマワンダー)

・(R)台風クラブ 4Kレストア - (センチュリーシネマ)

・キラーズ オブ ザ フラワームーン - 3.8 (イオンシネマ岡崎)

・アンダーカレント - 3.7 (センチュリーシネマ)

・月 - 3.8 (伏見ミリオン座)

・春画先生 - 3.7 (中川コロナワールド)

・コカイン ベア - 3.8 (伏見ミリオン座)

・白鍵と黒鍵の間に - 2.4 (伏見ミリオン座)

・ヒッチコックの映画術 - 2.0 (伏見ミリオン座)

 

(9月) 10

・ミュータント タートルズ ミュータント パニック! - 3.6 (中川コロナワールド)

・PIGGY ピギー - 3.7 (センチュリーシネマ)

・アステロイド シティ - 3.7 (伏見ミリオン座)

・(R) パーフェクトブルー - 4.0 (センチュリーシネマ)

・戦慄怪奇ワールド コワすぎ! - 3.5 (イオンシネマワンダー)

・福田村事件 - 3.7 (ミッドランドシネマ名古屋空港)

・(短) 星をかった日 - (三鷹の森ジブリ美術館/映像展示室 土星座)

・(R) ポエトリー アグネスの詩 - 3.9 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・(R) グリーン フィッシュ - 3.8 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・(R) ペパーミント キャンディー - 3.8 (ミッドランドスクエアシネマ2)

 

(8月) 14本

・ファルコン レイク - 3.9 (センチュリーシネマ)

・(短) 毛虫のボロ - (ジブリパーク/オリヲン座)

・イ チャンドン アイロニーの芸術 - 3.7 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・クエンティン タランティーノ 映画に愛された男 - 3.3 (伏見ミリオン座)

・クライムズ オブ ザ フューチャー - 3.4 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・オオカミの家 - (センチュリーシネマ)

・(短) 骨 - (センチュリーシネマ)

・(R) エドワード ヤンの恋愛時代 4K レストア版 - 3.7 (センチュリーシネマ)

・ミンナのウタ - 3.5 (イオンシネマワンダー)

・バービー - 3.9 (イオンシネマワンダー)

・(R) ニンフォマニアックvol.1 完全版 -  (シネマスコーレ)

・セフレの品格(プライド) 決意 - 3.6 (ミッドランドシネマ名古屋空港)

・マイ エレメント - 3.8 (中川コロナワールド)

・(R) イディオッツ - 3.6 (シネマスコーレ)

 

(7月) 10本

・イノセンツ - 3.1 (ミッドランドシネマ名古屋空港)

・セフレの品格(プライド) 初恋 - 3.6 (ミッドランドシネマ名古屋空港)

・ヴァチカンのエクソシスト - 3.6 (小牧コロナワールド)

・CLOSE - 3.7 (ミッドランドシネマ名古屋空港)

・君たちはどう生きるか - 3.4 (イオンシネマ名古屋茶屋/ミッドランドシネマ名古屋空港)

・小説家の映画 - 4.1 (伏見ミリオン座)

・Pearl パール - 4.0 (センチュリーシネマ)

・マルセル 靴をはいた小さな貝 - 3.5 (伏見ミリオン座)

・ウーマン トーキング 私たちの選択 - 3.7 (伏見ミリオン座)

・青いカフタンの仕立て屋 - 3.5 (伏見ミリオン座)

 

(6月) 11本

・リバー、流れないでよ - 3.9 (ミッドランドスクエアシネマ)

・同じ下着を着るふたりの女 - 4.0 (シネマスコーレ)

・アシスタント - 3.0 (センチュリーシネマ)

・(R) アラビアのロレンス/完全版 - 3.7 (ミッドランドスクエアシネマ名古屋空港)

・ザ フラッシュ - 4.1 (イオンシネマワンダー) (109シネマズ名古屋)

・スパイダーマン:アクロス ザ スパイダーバース - 3.8 (イオンシネマワンダー)

・M3GEN/ミーガン - 2.3 (イオンシネマワンダー)

・テリファー 終わらない惨劇 - 3.7 (ミッドランドスクエアシネマ名古屋空港)

・パリタクシー - 3.4 (伏見ミリオン座)

・aftersun / アフターサン - 3.9 (伏見ミリオン座)

・怪物 - 3.7 (中川コロナワールド)

 

(5月) 5本
・TAR / ター - 3.8 
(伏見ミリオン座)

・最後まで行く - 3.6 (109シネマズ名古屋)

・ガーディアンズ オブ ギャラクシー:VOLUME 3 - 3.9 (ユナイテッドシネマ岡崎)

・ザ スーパーマリオブラザーズ ムービー - 3.2 (ミッドランドスクエアシネマ2/3D)

・レッド ロケット - 4.2 (ミッドランドスクエアシネマ2)

 

(4月) 6

・せかいのおきく - 3.6 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・ハロウィン THE END - 3.3 (イオンシネマ岡崎)

・ノック 週末の訪問者 - 3.6 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・ザ ホエール - 3.8 (伏見ミリオン座)

・トリとロキタ - 4.0 (伏見ミリオン座)

・ダークグラス - 3.6 (伏見ミリオン座)

 

(3月) 7

・ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー - 3.7 (ミッドランドスクエアシネマ)

・The Son / 息子 - 3.6 (伏見ミリオン座)

・シン 仮面ライダー - 3.8 (ミッドランドスクエアシネマ)

・エブリシング エブリウェア オール アット ワンス - 3.7 (ミッドランドスクエアシネマ2/DolbyCinema)

・いつかの君にもわかること - 3.5 (伏見ミリオン座)

・Winny - 3.6 (TOHOシネマズ新宿)

・フェイブルマンズ - 4.4 (新宿ピカデリー)

 

(2月) 7本

・エンパイア オブ ライト - 3.3 (伏見ミリオン座)

・逆転のトライアングル - 3.8 (伏見ミリオン座)

・ベネデッタ - 4.0 (ミッドランドスクエアシネマ)

・別れる決心 - 3.7 (ユナイテッドシネマ岡崎)

・イニシェリン島の精霊 - 4.0 (伏見ミリオン座)

・すべてうまくいきますように - 4.2 (伏見ミリオン座)

・FALL/フォール - 3.6 (ミッドランドスクエアシネマ2)

 

(1月) 9本

・そして僕は途方に暮れる - 3.5 (センチュリーシネマ)

・あつい胸さわぎ - 3.4 (伏見ミリオン座)

・ピンク クラウド - 2.5 (センチュリーシネマ)

・SHE SAID / シーセッド その名を暴け - 3.8 (伏見ミリオン座)

・モリコーネ 映画が恋した音楽家 - 2.3 (伏見ミリオン座)

・非常宣言 - 3.8 (ミッドランドスクエアシネマ2)

・ケイコ 目を澄ませて - 4.0 (センチュリーシネマ)

・恋のいばら - 3.5 (センチュリーシネマ)

・かがみの孤城 - 3.8 (中川コロナワールド)

 

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◆総鑑賞数  (劇場での鑑賞数)

12月  長編17本 短編0本 (12本)

11月  長編17本 短編2本 (8本)

10月  長編17本 短編1本 (9本)

  9月  長編16本 短編1本 (10本)

  8月  長編16本 短編2本 (14本)

  7月  長編13本 短編0本 (10本)

  6月  長編18本 短編3本 (11本)

  5月  長編13本 短編0本 (5本)

  4月  長編12本 短編2本 (6本)

  3月  長編13本 短編0本 (7本)

  2月  長編11本 短編0本 (7本)

  1月  長編15本 短編0本 (9本)

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計   長編178本 短編11本 (106本)

 

◆劇場別鑑賞数

伏見ミリオン座 - 33

センチュリーシネマ - 14

名古屋シネマスコーレ - 3

ミッドランドスクエアシネマ - 5

ミッドランドスクエアシネマ2 - 11

ミッドランドスクエアシネマ名古屋空港 - 11

中川コロナシネマワールド - 6

小牧コロナシネマワールド - 1

109シネマズ名古屋 - 3

イオンシネマワンダー - 9

イオンシネマ名古屋茶屋 - 1

イオンシネマ岡崎 - 1

MOVIX三好 - 

ユナイテッドシネマ岡崎 - 2

TOHOシネマズ赤池 - 

 

◆劇場で複数回観た作品

・鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

・首

・君たちはどう生きるか (3回)

・ザ フラッシュ

・TAR / ター

 

◆自宅にて、配信/Blu-rayなどで観た作品 旧作含 (34本)

・アフター サン

・レッド ロケット

・フェイブルマンズ

・Pearl パール

・FALL / フォール

・風の谷のナウシカ

・アウトレイジ 最終章

・ホーホケキョ となりの山田くん

・あの、夏の日~とんでろじいちゃん~

・風立ちぬ

・モガディッシュ 脱出までの14日間

・騙し絵の牙

・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.3

・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2

・崖の上のポニョ

・もののけ姫

・龍三と七人の子分たち

・アウトレイジ ビヨンド

・アウトレイジ

・ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー

・そして父になる

・万引き家族

・ニューシネマパラダイス

・復讐者に憐れみを

・リコリスピザ

・TITAN チタン

・キッズ リターン

・シャドウ イン クラウド

・みんな~やってるか!

・3-4x10月

・その男、凶暴につき

・ソナチネ

・わたしは最悪。

・さかなのこ

 

 

☆鑑賞本数記録

2023年 189本 (劇場:106本) (+旧作34本=223)

2022年 171本 (劇場:97本)

2021年 317本 (劇場:108本)

2020年 304本 (劇場:33本)

■2023年11月に観た映画

19本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編2本)

 

・陽炎座 4Kデジタル完全修復版 - 3.8 (2023.11.28/伏見ミリオン座)

監督:鈴木清順。脚本:田中陽造。原作:泉鏡花。1981年。『鈴木清順 生誕100周年記念【浪漫三部作】4Kデジタル完全修復版』にて鑑賞。先日の「ツィゴイネルワイゼン」に続き、鑑賞。主演は、松田優作。大楠道代が「ツィゴイネルワイゼン」よりもだいぶきれいに撮られていた。作りあがりが段々と難解になっていくのかな(この浪漫三部作は)という感じで、若干の置いてきぼりを食らった。が、とにかく、終盤からクライマックスにかけてのテンションと雰囲気が尋常ではなく、すごいものを観たなという気持ちがある。大人のたしなみよ。

 

・模倣犯 - 3.6 (2023.11.27/Blu-ray)

監督 脚本:森田芳光。原作:宮部みゆき。2002年。森田芳光マラソンはいつから停まってしまったのだろうと調べたら「黒い家」が2022年9月に観ており、約1年振りという事が分かった。まあその間いろいろ見たが久しぶり過ぎる。久しぶりに見た森田作品は、それこそ先日の鈴木清順ではないが"あぁ、めちゃくちゃな映画を撮る人だったな"と思わず笑ってしまうほど。まあめちゃくちゃですね。この作品は非常に評判が悪く、それも確かにその通りな感じではあった。原作が宮部みゆきという事で(監督指名は宮部氏からの逆オファーらしい!)、その兼ね合いもあるのか、なかなか映像化には苦戦したのかなという事が伺える内容でもあった。それでも、中盤以降の、仲居くん、藤井隆、津田寛治が揃ったあたりの雰囲気はかなり良かったかと。問題のクライマックスも個人的には全然嫌いじゃない。さて、森田芳光マラソン再開します。続きが楽しみだ。

 

・スマイル (原題:Smile) - 3.8 (2023.11.27/WOWOW)
監督 脚本:パーカー・フィン。2022年。SNSか何かで結構評判が良くて鑑賞。序盤、結構面白い。中盤、つまんなくなってきたな。終盤、あー、まあこういう感じで終わるのね。本当の終盤、え、そういう展開なのwで、最後の最後で楽しい着地にしてくれたので、わりと万事オッケー感がある。わりと面白かった。

 

・パン種とタマゴ姫 - (2023.11.25/三鷹の森ジブリ美術館)

監督 脚本:宮崎駿。2010年。例のハリーポッターツアーがあったので、東京へ訪れていた。せっかくなので三鷹の美術館の方へも足を運び、短編作品を鑑賞。これはかなり大人向けの作品で、途中で子どもが泣きださないか心配だった(よその子は結構泣いていた)。人骨で出来たパン種を鎌に押し込むシーンは明らかに火葬を連想させるし、けっこうぶっ飛んだ話だった。

 

・首 - (2023.11.23/中川コロナワールド)

監督 脚本:北野武。2023年。公開初日、翌日と、2日連続で見に行ってきた。初回の感想は、正直中盤あたり、かなりうーんな感じで(これはやはり北野映画におけるコントシーンのダレが原因かと)微妙だなあと思っていたが、2回目観たら諸々が納得でき、非常に面白く感じられた。コントが停滞するのは北野映画ではいつもの事で、やはり少しタイトにして欲しかった。男性性愛描写や人種表現(これいつまでやるの?)は取って付けた様で腑に落ちない。が全体的には概ね満足。特にラストシーンは見事で、それこそこちらのクビをバッサリいかれたかの様な切れ味で、終わった事に一瞬気付かない観客の顔はまさに転がる首同様だったのではないか。日に日に結構良かったんじゃないか度が増している一作。

 

・ツィゴイネルワイゼン 4K デジタル完全修復版 - 3.9 (2023.11.21/伏見ミリオン座)

監督:鈴木清順。脚本:田中陽造。1980年。『鈴木清順 生誕100周年記念【浪漫三部作】4Kデジタル完全修復版』にて鑑賞。お恥ずかしながら鈴木清順作品は初鑑賞。聞いてはいたが、こちらの想像以上に、いや遥か上で変な映画だったので、面喰らった。きちんと見ていれば全然、話の筋自体は別に読み解いていけるがどうしてそういう描写になるのと笑ってしまう様なシーンの連発で、マジで卒倒。大林宣彦なんて目じゃないなと思った。幽霊譚好きとしてもグッと来た。続く2作も楽しみだ。

 

・残穢 住んではいけない部屋 - 3.4 (2023.11.19/U-NEXT)

監督:中村義洋。原作:小野不由美。2006年。ジャガモンド斉藤氏がYouTubeでホラーおすすめ作品として挙げていたこちら。正直、あんまりだった。というか、コレジャナイ感が強かった。映画にコレジャナイをいうのは反則だと思っているが、コレジャナイ。

 

・ハリー ポッターと死の秘宝 PART2 (原題:Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2) - 3.4 (2023.11.18/WOWOW)

監督:デヴィッド・イェーツ。脚本:スティーヴ・クローヴス。原作:J・K・ローリング。2011年。寝た。シリーズラストとあって、一応この監督脚本コンビの中ではきちんとしていた様に思う。し、これだけ少し短いのが良かった。やっぱりどう考えても冗長すぎるし、全シリーズもっとブラッシュアップしたらスターウォーズ級の何かになれていたのでは?と思う。

 

・耳をすませば - 3.6 (2023.11.17/Blu-ray)

監督:近藤喜文。脚本:宮崎駿。原作:柊あおい。1995年。かなり記憶が薄まっているが感想を記録しておく。ジブリの中でも宮崎、高畑以外の監督の作品は、数少なく、中でもおそらく人気があるだろうこの作品。期待して観たが、途中までは結構面白かった記憶があるが、中盤以降ダレたような気もするし、後で見返したら面白かったような気もする。が、一つ言えるのは、人物描写や作劇上に都合が良い部分が多すぎてノイズになっている事は間違いなかった(気がする)(気かい)。

 

・めいとこねこバス - (2023.11.17/ジブリパーク・ヲリオン座)

監督 脚本:宮崎駿。2002年。ジブリパーク内にて子供と共に鑑賞。2歳半と0歳半。これ、大丈夫かなと思いながら見たが、少し前からトトロの映像を見せたり人形を与えたりして洗脳を始めていたので、全く持って問題なく、上の子は母親の膝の上でじっと画面を見つめ、時折"あ!"とか"トトロ!"とか言いながらしっかりと見ていた。下の子も音楽の音量には若干ビクっとしていたが耳をふさいでやりながら最後まで泣く事なく見てくれた。自分が子供の頃にビデオで何度も観た「トトロ」をこうして時を超え、自分の子供が、しかもまだ会話もままならないましてや"お話"なんてものは絶対に理解できない年齢の子供でもじっと見て、彼なりに理解をし、<トトロ>を認識しているという事に非常に感動をした。老若男女いることもそうだし、圧倒的な外国人の客の多さもそう、こんなにも全方位に、もはや<全人間>の心に響くキャラクターを生み出す宮崎駿は凄すぎるなと。感動した。話の内容がどうとかいうよりもこの環境もそうだし、宮崎駿がスピンオフを短編とは言え作っていたことにも感動があった。と、同時に「君たちはどう~」の企画書にもあった「トトロ2」なるものは作らない方が良いなとも思った。この作品は、映画館や配信、ソフト販売も無く、三鷹のジブリ美術館か、ジブリパークでしかも月替わりのたまにしか見る事が出来ない。この立ち位置もちょうどいいなあと思う。

 

・SISU/シス 不死身の男 (原題:Sisu) - (2023.11.15/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ヤルマリ・ヘランダー。2022年。日本公開2023年。寝てしまった。

 

・ハリー ポッターと死の秘宝 PART1 (原題:Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1) - 3.4 (2023.11.12/Blu-ray)

監督:デヴィッド・イェーツ。脚本:スティーヴ・クローヴス。原作:J・K・ローリング。2010年。今月末にハリーポッタースタジオ?に行くのでハリーポッターを総ざらいしてみよう企画もいよいよラストの2作へ。死の秘宝、前・後編。前作でハリー達が全てを掛けた最終決戦()に向かうチューニングをまるっと1作かけてしっかりと行ったので、準備はバッチリ(そういう問題?)。ですが、これがまあ鈍い、遅い、だるい、とこれまでのハリポタシリーズの悪い所を煮詰めた様な内容で、マジで寝た。というか、やはり見ていても途中からひどくどうでも良くなってきてしまう。所々ロストしながらも、まあ話の全体の筋は何となく把握しているのでまあ良いか、と見逃した部分を見返す事もしなかった。さすがに30分ほどがっつり寝た部分は見返した。

 

・THE JUON/呪怨 (原題:THE GRUDGE) - 3.5 (2023.11.12/U-NEXT)

監督:清水崇。脚本:スティーヴン・サスコ。2005年。呪怨を観て観ようシリーズ、日本編が終わったのでハリウッド編。これにて完結か?監督は変わらず清水監督が手掛ける。まあ怖かったには怖かったが、日本版を見ているので、同じ描写の連発であくまで<お試し版>的な感じ。勿論、日本版呪怨を見ていないアメリカの観客に向けられたものなので、これでいいのだろうけども(実際にヒットしたそうですし)。個人的に一番好きな劇場版2作目の首吊りプラーンが入っていたは良いが、本当に入れただけになっていてそこは残念だった。日本版の時にも気になっていた"(画面上で)お化け浮いている問題"がありましたが、ハリウッド版になったことで<舞台は日本住宅、主演が外国人、飛び出してくるのは白塗りの子供>と、気になるレイヤーが3層になってしまい、割と更に嘘くささが増してしまってより気になった。

 

・ゴジラ -1.0 - 3.9 (2023.11.10/イオンシネマワンダー)

監督 脚本:山崎貴。2023年。悪名高き山崎貴作品かつ、ゴジラという事で観る気は無かったが、結構賛否両論と、最終的にアトロクでも課題作品になった事もあり、初めて山崎貴作品を見てみるかと重い腰を上げて鑑賞。結論から言えば、結構面白かった。し、ゴジラってかなり面白いのかもという感想になった。今作で言えば、基本的には普通に面白く観た。ドラマ部分でモヤる箇所はやはり何箇所かあるがそれ以上にどうしても戦争に対しての登場人物達の立ち振る舞いが、この規模の映画でこんな中途半端で良いのかなと疑問に感じた。そこだけは非常にノイズだった。海のシーンとか凄かった。

 

・舟を編む - 3.7 (2023.11.5/BSNHK)

監督:石井裕也。脚本:渡辺謙作。原作:三浦しをん。2013年。石井裕也熱が加熱しているので、ずっと気になっていたこちらを鑑賞。脚本は、「はい、泳げません」の渡辺謙作。ベストセラー小説の映画化作品だ。ポスタービジュアルだけを観るとかなり食指が動かない作品。石井裕也にとっての一応の代表作らしいのでどんなもんかいなと。舞台は1995年。95年だと見た瞬間に阪神大震災が舞台になるのかと思ったが最後まで特にそこには何も触れず、95年付近に作られた作品ならまだしも、2013年の映画だし、一体なんの設定だったんだろうと思う(原作でそうなっているのだろうし、もしかしたら原作内では阪神大震災が起こるのかも知れないが)。映像的には、ザラっとしたフィルムの質感で、一見して感じたのは「女ざかり」(大林宣彦)みたいだなという事。ネットで検索してみたが同じような事を書いている人はいなかった。まさか辞書を作る話だとは思わなかったし、非常に地味な作品ではあるが、面白く観た。あまりにも何も起きないのでツマらないと感じる人も多いかも知れないが、個人的には結構好きだった。ここがどうとかそういう事は特にコメントない。

 

・ハリー ポッターと謎のプリンス (原題:Harry Potter and the Half-Blood Prince) - 3.3 (2023.11.4/Blu-ray)

監督:デヴィッド・イェーツ。脚本:スティーヴ・クローヴス。原作:J・K・ローリング。2008年。寝た。中盤以降1.5時間しっかりと寝た。仕方がない。長すぎる。シリーズ平均で多分2時間半くらいなんじゃないかなと思う。長い。長いだろ(それでも話自体はなんとなく追えてしまう)。何がツマらないって画面がツマらないんだと思う。デヴィッド・イェーツXスティーヴ・クローヴスという憎きコンビはこれで最後まで行くらしいのできついなあと思う。特に今作は、ラストの対決に向けて、それぞれが旅立つ理由だったり、「~死の秘宝」に向かっていくウォーミングアップ的な位置にあるので単純につまらない。話が無い。何も起きない。長い。ツマらない。

 

・呪怨2 - 3.7 (2023.11.4/U-NEXT)

監督 脚本:清水崇。2003年。呪怨を観て観ようシリーズ、日本版は一応これで一旦。劇場版2作目。オムニバス的にいくつものエピソードがテンポ良く単発的にバンバン並んでいるシステムに変わりはない。ビデオ版から4作並べて見てみると、この作品はこの4つを貫通する事で浮かび上がる呪い性の様なものがしっかりとサーガしており、観るのであればしっかり全て観た方が良いのは間違いない。ビデオ版2作目を覗いて面白かった様に思う。ちゃんと怖いしね。今作で言うと、前作の1の方が圧倒的に面白いのは間違いないが、今作は新山千春のエピソードがとにかく怖く、面白かった。小さなエピソードの中で"ああ、これそうだったんだ!"と繋がっていくのが面白いし、その怖がらせ自体がもう怖い。これだけでも見る価値あり。

 

・母性 - 3.6 (2023.11.3/WOWOW)

監督:廣木隆一。脚本:堀泉杏。原作:湊かなえ。2022年。前から観たいとは思っていたがなかなかタイミングが無かったのだがようやく観る事が出来た。廣木監督作品だという事で、「ノイズ」と「月の満ち欠け」を観たあとなので観る気になったが、それが無かったらもっと見るタイミングは遠かった様に思う。いつもそうなのだが、基本的には面白く観ている。が、やはりお話の着地をどうもっていくかの考え方(センス?)が根本的に違う様で、着地でいつも台無しにする廣木作品なのは、今作も変わらなかった。結構好きなんですけどね。

 

・暗殺の森 (原題:IL CONFORMISTA) - (2023.11.1/ミッドランドシネマ名古屋空港)

監督 脚本:ベルナルド・ベルトルッチ。1970年。「午前10時の映画祭」にて鑑賞。中盤までは観れていた様な気もするが、おそらく1時間を持たずして夢の中へ。ちょっとわからなかった。1日にも関わらず定価の1500円で観た後に、寝てしまった部分をU-NEXTで確認するという、最高に無駄な事をしてしまった。見直してもよく分からなかった。映画館は高級仮眠室だ。

■2023年10月に観た映画

17本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編1本)

 

・ハリー ポッターと不死鳥の騎士団 (原題:Harry Potter and the Order of the Phoenix) - 3.7 (2023.10.28/Blu-ray)

監督:デヴィッド・イェーツ。脚本:マイケル・ゴールデンバーグ。原作:J・K・ローリング。2007年。東京で開催しているハリーポッターの諸々に家族と参加するため、その予習にシリーズ全8作品マラソン開催中。5作目。ここから再び監督が代わり、最終作まではデヴィッド・イェーツでいくらしい。あきらかにカットのテンポ感や、作劇のタッチが変わった事が見て取れる。まるでテレビドラマシリーズかの様に軽く、サクサクと進んでいく。軽妙だ。が、長いに変わりはないのだが。これくらいの温度感ならば最後まで寝ることなくきちんと見られた。

 

・愛にイナズマ - 4.2 (2023.10.27/イオンシネマワンダー)

監督 脚本:石井裕也。2023年。2週連続で石井裕也新作が観られる喜び。今回もツッコミ所は満載だが、個人的に大きな落涙ポイントが2箇所。感覚的な表現になってしまうが、近作の中でもより感情に近く感じる内容だった。石井作品には理屈とかがどうでも良くなる感覚がある。

 

・台風クラブ 4Kレストア版 - (2023.10.25/センチュリーシネマ)

監督:相米慎二。脚本:加藤裕司。1985年。(とは言っても2K上映なのですがそれでも)思ったよりもクリアになった画面に夜の景色がしっかりと見えた。長回しを長回しに感じさせない力は、演出なのか、映っている人間の力なのか。とにかく、理解が追いつかない感動を生む瞬間が多い不思議な映画。

 

・天空の城ラピュタ - 3.8 (2023.10.22/Blu-ray)

監督 脚本 原作:宮崎駿。1986年。「君たちはどう生きるか」鑑賞後突如ジブリブームにより各種見直しキャンペーン中。先日メルカリにて購入した今作ディスクが再生できずで見られなかったため、違うもので再チャレンジ。ようやく2023年に初めて見た人になった。非常に面白かった。途中までは。ラピュタ島に上って、ロボット兵が出てきた辺りから突然もっさりし出してなかなかにツラいものがあった。話が入ってこない(夜に観ていて眠かったせいもあるか分からないが...見直したい)。クライマックスの「パルス!」からの崩壊という結末自体も何だか投げやりなものに感じたし、尻すぼみな印象を受けた。「~ナウシカ」も同じ印象。鑑賞後に岡田斗司夫の動画を観ていたら「"バルス"は二人の心中で、ナウシカでも同じことをしてしまっている」という発言を聴き、これが同じ様な印象を与えていたのかなと思った。とにかく、序盤から中盤(やはり特にフラップターでシータを救出に行くシーンなんて最高すぎた)までは凄すぎてむちゃくちゃ面白かった。

 

・キラーズ オブ ザ フラワームーン (原題:Killers of the Flower Moon) - 3.7 (2023.10.21/イオンシネマ岡崎)

監督 脚本:マーティン・スコセッシ。脚本:エリック・ロス。原作:デイビット・グラン。2023年。スコセッシの新作を映画館で観るのは初体験。意外と観ている様で観ていないスコセッシ作品。前作「アイリッシュマン」がイマイチハマり切らずという感じであったのですが、今作も同じような印象。やっぱ長すぎる様な気はする。それでもまあ3時間半ある様には感じないのですが、まとまらないというか、アガるポイントが分散しちゃうのがもったいないよなあという印象。アガりきるポイントも少なく、話自体も地味で痛快感も無く、薄味だった。これはきっと何度も観る事で味わいが色濃くなっていくのだろうが、この長尺を何度も観る気にはなれず。スコセッシxディカプリオのコンビは大好き。

 

・アンダーカレント - 3.7 (2023.10.19/センチュリーシネマ)

監督 脚本:今泉力哉。脚本:澤井香織。原作:豊田徹也。2023年。人気漫画が原作(知らんけど)。予告編や、ポスタービジュアルなどから見ても正直あまり面白そうじゃない印象だったので今泉力哉でなければスルーしていたであろう今作、劇場鑑賞。まあ、面白くもなくつまらなくもなく、と言った感じだろうか。ただ、退屈ではあった。しかしながらきちんと最後までそれなりに楽しく観られたのは、基本的には今泉監督の総合的な力量や、俳優陣の演技によるものであると思う。特に主演の真木よう子と井浦新、江口のり子、リリーフランキーと、メインキャストの演技が素晴らしかった。瑛太はなんでいつもこんなクズの役ばかりやっているのだろうか。回想シーンでザラついた暗いトーンになる所とかは興ざめ。タバコ屋のおっさんなど、一部キャラクターの人物造形に違和感はあったが、漫画原作だから仕方がないかと思う。

 

・月 - 3.8 (2023.10.17/伏見ミリオン座)

監督 脚本:石井裕也。原作:辺見庸。2023年。今年イチ言葉にするのが難しい映画をみた。2016年に実際に起こった相模原障害者施設殺傷事件を元にした小説『月』の実写映画化だ。監督は、石井裕也。近作で言えば『茜色に焼かれる』でコロナ禍の日本を舞台に真摯な姿勢をみせた。今回の映画に関しては、観ている最中から小首をかしげる場面が度々登場した。それは、これまでの石井裕也作品らしいともいえる映像のギミックや登場人物達のクセ感だったりするのだが、それがこの作品には少々ミスマッチな様に感じられたからだ。過去作によるそういった部分は、彼のチャームとして捉えていたが今作におけるそれらは観客を信頼し(きっ)ていない姿勢にも見えた。これは石井監督にとっては大変不本意な結果だろうと思う。会場は満席だったが、本編中盤から終盤にかけて実に3名の観客が途中退席し、戻っては来なかった。勿論、題材のヘビーさ(ここでは敢えて表面的な言葉を使う-これがこの作品における観客への姿勢ともリンクする様な気がする-)故の事でもあるし、純粋に映画がつまらなかったからであろう。端的に言ってこの映画は面白くないのだ。いや、勿論私自身は非常に面白く鑑賞したが、実際にはと少々難しい映画になっていたと思う。客席見渡す限り、所謂映画ファン以外の観客が押し寄せていたのは明らかで、彼らにとっては爽快な理解につながる表現が少なかった様に感じる。登場人物達の対話や画面に映される実際の障碍入所者の映像は、観客に向かって言っている様にしか捉えられないのだ(クライマックスで殺人犯であるさとちゃんから明らかに画面に向かってこちらに問題提起される場面もある)。ここで退出したあの高齢男性は居心地が悪かったのだろう。この男性の気持ちの様なものが観終わってからも観客の気持ちにへばりつく様な作品だった。何が良くて何が悪くて分からない、自分の中にある両面を実感させられる作品だと思う。これが狙いでもあるだろうし、観客のリアクションの難しさを引き連れてしまっている様な気もする。"たくさんの人に見てもらう"劇映画である以上、根本的なテーマ以外に引っ付いていく部分がよく分からなさを誘発もしている。何かが解決したり救済されたりする感動的なシーンも、さとちゃんが大暴れするハラハラのサスペンスシーンもここには用意されていない。そういう映画だ。監督が原作を書いた辺見 庸の大ファンということで少しセリフに頼り過ぎてしまったかなという印象は確かにある(ここに突っ込むレビューも散見された)。ただ、気概や姿勢は信頼に値するものである。更に新作「愛にイナズマ」の公開を来週に控えている石井監督。売れっ子もいいところだ。

 

・ギブリーズ episode 2 - (2023.10.15/DVD)

監督 脚本:百瀬義行。2002年。「猫の恩返し」と同時公開された。全6編からなる短編集。この先の「かぐや姫~」に連なっていく様な映像技法を試すための様な作品群に、ジブリの実験場を観た。

 

・ハリー ポッターと炎のゴブレット (原題:Harry Potter and the Goblet of Fire) - 3.2 (2023.10.15/Blu-ray)

監督:マイク・ニューウェル。脚本:スティーヴ・クローヴス。原作:J・K・ローリング。2005年。東京で開催しているハリーポッターの諸々に家族と参加するため、その予習にシリーズ全8作品マラソン開催中。4作目。折り返しだ。寝た。中盤以降1.5時間しっかりと寝た。仕方がない。長すぎる。シリーズ平均で多分2時間半くらいなんじゃないかなと思う。長い。長いだろ(一応、翌日の昼にちゃんと残りは観た)。やはり無駄なシーンというか、エピソードが多すぎる様に感じる。無駄な話は無いらしいが、にしても下手過ぎる気がする。最初から主人公に都合が良く甘々なこのシリーズだが、全てが設定(や展開)のための設定で、どれもこれもが表面的な造形になっているからどうでもよくなってしまうのだという事。あと、今作に関していえば、炎のゴブレット大会が全ての見せ場ってどうなの?と。最後の方に、せっかくの大会でイギリスくんだりまで来てくれた海外の生徒たちが普通に帰って行くが、結局これも終わった地点から振り返って見てみれば、ハリーのトラブルを魅せる為だけにこの大会に集められて、大会が始まったら始まったで、それら全員そっちのけで話が進んで(しかもその話もよく分かんないまま全部自動的に決着していく)、可哀想だよなと思った。キャラクターを道具としか描いていない。シリーズ中、ズバ抜けてつまらなかった。

 

・呪怨 ビデオシリーズ1&2 (U-NEXT)
監督 脚本:清水崇。1999年、2000年。

・呪怨 - 3.8 (2023.10.14/U-NEXT)

監督 脚本:清水崇。2003年。呪怨シリーズに挑戦企画。ビデオシリーズから順に見た方が良いという事できちんと順番に鑑賞。U-NEXT様様である。ビデオ版の方から言えば、1はそれなりに怖かった(怖かったというか、気持ち悪かった)し、2は惰性の様に感じた(最後の増殖とかはさすがにやり過ぎだと思う)が、思ったよりはこれは楽しめそうだなと思いながら劇場版を観た。これ、結論から言えば、かなり面白かったように思う。もちろん、トシオくんや加耶子などのキャラクター達は、コメディ的に消費されつくしてしまった感があり、どうしても登場すると"怖い"よりも"フフッ"と笑えてしまうのだが、これ、それら白塗りのキャラクターたちの造形がそうでないもの(仮に自分の目の前に実際に人ならざる者として現れる場合、白塗りではなくマジの顔面蒼白だったり、本物の血でべったりだったりするわけで)だとしたら、めちゃめちゃ怖いな、全部、と思った。怖いシチュエーションをショートコントを連発する様に構成されている物語には、連続して見せられるお化け屋敷感も感じた。画面上の怖さだったり、不気味さみたいなものは非常に良いと思う。が、お話し的な部分で言えば、クライマックス、物語として内容をと思い、色々それっぽい過去とのリンクだったり、実は...的な驚かし仕掛けもみられたが、まあ本当に話はどうでもよく進んでいるので特段そこには何の感動もなく、これが「リング」に成れなかった所以だよなあと思った。話に深さが無い所が良いところだろう!と。ただ、これもそこを完全に捨て、恥ずかしげもなく荒唐無稽だけで推し進めるとそれはそれで白けてしまうよなあと思う。少しばかりのこういう謙虚さが良い。

 

・春画先生 - 3.9 (2023.10.13/中川コロナワールド)

監督 脚本 原作:塩田明彦。2023年。塩田監督と言えば、『映画術 その演出はなぜ心をつかむのか』という名著があるという事で名前は知っていた(中古市場で探している為未読...)が作品を観たのは初。映画が始まった瞬間から終わりまで、明らかに映画的で雄弁なショット達。俳優の表情や動きを掴む画面はどういった演出がなされているかを明瞭且つ端的に語る。久しぶりに画面が楽しい映画を観る事が出来たなあという印象。カラーグレーティングも非常に今っぽい感じで、ハードル低くしつつバッチリとポップな仕上がりに。良かった。春画の知識も無ければ、特段興味があるわけでもない(無関心な訳ではないですよ)が、全くもって問題なし。<春画>をテーマに描く変態性愛倒錯メロドラマと言った感じか。作劇のツッコミどころや、裸体を写すにあたってのちょっとした気になる部分などはあれども、個人的には微々たるマイナスポイント。しかし1つ言いたい事としては、劇伴の扱いだ。今作における劇伴の存在感が若干ポイントを下げた様に思う。無関心過ぎるのだ。無音過ぎる。作品のタッチや画面の敷居の低さから言っても、もう少し音楽で雰囲気を作ってもいいはずだ。普段であれば"劇伴が邪魔"とか"音楽が合っていない"とか、減量してほしい方向性での感想が浮かぶのだが、今作に関してはもっと音楽を有効活用すれば物語自体のバカさ加減をよりユーモラスに残す事が出来たのではないかと、少し残念に感じた。所謂ベロベロバァ(Ⓒ宇多丸)をして欲しい訳ではないので、ここは結構難しいバランスだとは思う。監督の過去作を観た事が無いのでその辺りのテンションを知らないのでもしかしたら的外れなコメントかもしれない。が、単作で観た観客としての感想はこうだ。過去作も観てみようと思う。

 

・コカイン ベア (原題:Cocaine Bear) - 3.8 (2023.10.10/伏見ミリオン座)

監督:エリザベス・バンクス。脚本:ジミー・ウォーデン。2023年。こちらも予告で何度か見て<クマがコカインてw>というテンションなのは知っていたし、何なら出オチ系であまりかなあと思っていたが公開が近づき、情報を観ると、フィル・ロードと クリス・ミラーのコンビという事で一気に楽しみに。この人らがコカイン話やったら絶対に面白いでしょ、と息巻いて鑑賞。序盤と終盤手前は若干スローテンポに感じたが、基本的にはゴキゲンでオモシロ映画だった。人がざっくざっくと死んでいき、クマちゃん大暴れ。太ったババアが引き摺られ死にしたシーンは思わず声が出てしまった。クライマックスも、滝つぼ?を舞台に子供たちと親たちとの葛藤&バトル(ここの心の機微を本当に力入れてクライマックスにしても良かったのにと感じた)がオマケでついてきて満足度アップ。あそこで画的などっしり感も出てちゃんとしたなあという感じ。真面目に作られたバカ映画で最高だった。

 

・白鍵と黒鍵の間に - 2.4 (2023.10.10/伏見ミリオン座)

監督 脚本:冨永昌敬。脚本:高橋知由。2023年。主演が池松壮亮であることもあり、観るつもりでいた。調べると監督はあの忌まわしき「あの頃。」で脚本を書いた冨永昌敬。ついでに彼のフィルモグラフィを観ると、まあまあベテランの割にはなかなか香ばしい内容で不安が押し寄せる。しかし、予告編を観る限りでは今回はなかなか良さそうかなと感じたので、劇場鑑賞。アバンタイトルまではギリ良かったが、最初から微妙な空気は流れ、開始早々15分ほどでもう話がどうでもよくなるような演出と、稚拙な脚本。この人は本当に話をどうでもよくさせるのが上手い。才能でしかない。細かい設定は全然知らずに見たので、池松壮亮が2人現れた時には(しかもそれが過去の自分!)ギョッとした。が、これはなかなか面白いというか自分好みのプロットではないか?と思ったのも束の間、やはりこちらをイライラさせる天才、冨永昌敬。冷める演出、ショットの連続で完全にどうでもよくなった。つまらなかった。マジで。これ誰が喜ぶん?と本当に思う。もう映画撮らないでほしい。脚本もやめて。

 

・紅の豚 (洋題:PORCO ROSSO) - 3.9 (2023.10.8/Blu-ray)

監督 脚本:宮崎駿。1992年。「君たちはどう生きるか」鑑賞後突如ジブリブームにより各種見直しキャンペーン中。本当はようやく重い腰を上げて「~ラピュタ」を見始めたのだが再生をするとBlu-rayに傷が入っているのか途中で飛んだり止まったりで断念。時間の短さもあり未見だった本作へチャレンジ。豚が主人公ってのもねえと思っていたが、これが非常に面白かった。豚のくせにかっこつけてるのも可愛く感じてくるし、基本的なポルコ(豚の意ですって)の人間性が良く、(かっこつきの)"かっこいい"。ラストの人間同士の殴り合いに向かっていく展開や、有名な飛行機の墓場の天の川の描写なども豊かに感じた。フィオもキップが良すぎる感じはあるが、かわいらしく良かった。短いし、軽いし、それでいてどっしりしてるし、これは良く出来ているなあと感心した。アクション描写が弱い(少ない)かなと思う所もあるが、全然満足度は高い。

 

・ハリー ポッターとアズカバンの囚人 (原題:Harry Potter and the Prisoner of Azkaban) - 3.8 (2023.10.7/Blu-ray)
監督:アルフォンソ・キュアロン。脚本:スティーヴ・クローヴス。原作:J・K・ローリング。2004年。東京で開催しているハリーポッターの諸々に家族と参加するため、その予習にシリーズ全7作品マラソン開催中。寝なかった。3作目にしてようやく寝ずに完走する事ができた。これまでの作品にあった、とっ散らかっているイメージは無く、非常に整理されて<すっきり>とした感触だった。もちろん、ツッコミどころやこれは要らないだろという様なシーンもあるが、かなり良かった印象。特に、クライマックスのハリーポッターとハーマイオニーが過去に戻り、事態を把握しようとする件はスリリングでもあり、映画にある映画らしさともリンクし、非常に良かった。冒頭が列車から始まるのも映画らしくて良いのかも。見始めたら途中から明らかに感触が違う事に気付き、クレジットを確認すると案の定監督が変わっており、自分の審美も間違ってないなと思った。調べたら「ローマ」や「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロンで納得。クライマックスにシシ神出てきた。

 

・ヒッチコックの映画術 (原題:My Name Is Alfred Hitchcock) - 2.0 (2023.10.3/伏見ミリオン座)
監督:マーク・カズンズ。2022年。日本公開2023年。「ヒッチコックの映画術」と言う名著は存在しているが、そのままのタイトルで映画にするとは。予告を観た感じも良さそうだったのだが何とも残念な内容。全体は5章?(6かも)に章立てされて構成されたが、特に最初の1.2章が全くなんの話をしているのかが分からないという。脚本自体も抽象的でぼんやりした内容だし、<ヒッチコックが話している>という体で映画が進むのだが、この吹替の声がねっちょりしていて感じが悪いし、途中ブレスのタイミングで鼻腔?あたりをフガフガ鳴らすのがマジで気持ち悪い。この設定自体いらなかったと思うし、もっとドライに分かり易くパキっと説明してもらった方が全然良かった。本当に何も入ってこない。ラストの30分ほどがようやく多少話がクリアになってきて理解が出来たが、とにかく120分という長尺の大半がフガフガ抽象的な話をしていて全然面白くなかった。

・ハリー ポッターと秘密の部屋 (原題:HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS) - 3.5 (2023.10.1/Blu-ray)
監督:クリス・コロンバス。脚本:スティーヴ・クローヴス。原作:J・K・ローリング。2002年。東京で開催しているハリーポッターの諸々に家族と参加するため、その予習にシリーズ全7作品マラソン開催中。寝た。中盤1.8時間しっかりと寝た。仕方がない。長すぎる。シリーズ平均で多分2時間半くらいなんじゃないかなと思う。長い。長いだろ(一応、翌日の夜にちゃんと残りは観た)。やはり無駄なシーンというか、エピソードが多すぎる様に感じる。無駄な話は無いらしいが、にしても下手過ぎる気がする。テンポは悪いとは思わないが、とっ散らかっているイメージ。とりあえず次は3か。