観た映画 2024年2月 | BTJJ

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■2024年2月に観た映画

14本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編1本)

 

・落下の解剖学 (原題:Anatomie d'une chute) - 3.7 (2024.2.27/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ジュスティーヌ・トリエ。脚本:アルチュール・アラリ。2023年。日本公開2024年。新しい法廷劇の誕生を見た。たしかに脚本は見事で、情報の出し方というか魅せ方のバランスが素晴らしい。が個人的にはどうしてもただただ字幕を読んでいるだけに感じでしまい、映画的な魅力を受け止め切れなかった。長尺も良くない。

 

・WILL - 3.9 (2024.2.26/センチュリーシネマ)

監督:エリザベス宮地。2024年。ドキュメンタリーながら劇映画ばりにしっかりとした構成美で唸った。複数のポイントが絡みあって一つの大きなテーマへと収斂していく様は見事。元々好きな俳優なので、彼の人となりが垣間見れる瞬間が嬉しかった。正直、音楽の(内容では無く)使い方はノイズだった。

 

・ハンテッド 狩られる夜 (原題:Night of the Hunted) - 3.9 (2024.2.26/センチュリーシネマ)

監督 脚本:フランク・カルフン。ルベン・アビラ・カルボ。デビッド R.L.。2023年。日本公開2024年。全く前情報無しで観たので、このワンシチュエーションで何が起こるかをかなりハラハラ観る事が出来た。画的な面白さは設定上難しいが、それ以上のKUFUでしっかり面白かった。ツッコミどころはまあこの際良いでしょと思える豪快なラストに満足。

 

・ダム マネー ウォール街を狙え! (原題:Dumb Money) - 3.7 (2024.2.19/ミッドランドシネマ名古屋空港)

監督:クレイグ・ギレスピー。脚本:ローレン・シューカー・ブラム。レベッカ・アンジェロ。原作:ベン・メズリック。2023年。日本公開2024年。知識が無くても楽しめる作りは助かったが、結果面白さとかエグみみたいなのは削がれていったのかなと何となく思った。ポールダノが好きなので結構楽しく観た。とは言え別に誰かに勧めるわけでも無いし見返す事も無さそう。普通。

 

・聖なる鹿殺し キリング オブ ア セイクリッド ディア (原題:The Killing of a Sacred Deer) - 3.8 (2024.2.18/U-NEXT)

監督 脚本:ヨルゴス・ランティモス。脚本:エフティミス・フィリップ。2017年。

 

・ボーはおそれている (原題:Beau Is Afraid) - (2024.2.16/中川コロナワールド)

監督 脚本:アリ・アスター。2023年。日本公開2024年。2回観た。不条理コメディとしてはさすがに長いか。ダレる瞬間も多くもう少しタイトにしてくれればもっと良かったのにと。それでも個人的には結構好き。わりと評判悪く、前作から時間が空いたことも期待値が上がり過ぎた原因にも思う。3回目行くかも。

 

・瞳をとじて (原題:Cerrar los ojos) - 3.8 (2024.2.13/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ビクトル・エリセ。脚本:ミシェル・ガスタンビデ。2023年。日本公開2024年。カットの美麗さはもちろん、きちっと組み上げられたシークエンスに釘付けな3時間だった。長く感じない。最初と最後の劇中劇で円環していくある意味閉じ込められている状態も心地よい。わざとだと思うが、現実パートは非常に淡々と作られている。

 

・夜明けのすべて - 3.9 (2024.2.12/イオンシネマワンダー)

監督 脚本:三宅唱。脚本:和田清人。原作:瀬尾まいこ。2024年。今回も非常に端正な画面の連続で三宅世界を堪能出来る1作である。画面の連続性や物体の移動性から生まれる独自固有の世界を期待した(前作のキレが良すぎた)分、少し物足りなさも感じた所もある。今作は、心の機微を作劇で豊かに描いており新基軸の様にも感じた。

 

・女王陛下のお気に入り (原題:The Favourite) - (2024.2.10/U-NEXT)

監督:ヨルゴス・ランティモス。脚本:デボラ・デイビス。トニー・マクナマラ。2019年。

 

・ファイブ ナイツ アット フレディーズ (原題:Five Nights at Freddy's) - 3.3 (2024.2.9/中川コロナワールド)

監督 脚本:エマ・タミ。脚本 原作:スコット・カーソン。脚本:セス・カデバック。2024年。少し前に観たがつまらなさ過ぎてポストするのを忘れていた。面白くもないし怖くも無いし、オマケに長い。なにこれ。ニコケイのほう観てる方が全然良いじゃん。

 

・みなに幸あれ - 3.3 (2024.2.8/シネマスコーレ)

監督:下津優太。脚本:角田ルミ。2024年。全編的に薄っぺらく、結局どうしたいの?ドヤ顔でこれ見せられても...と言うのが率直な感想。ババアが暗い廊下で佇むシーンや(その後の頭突きで萎えるのですが)、ぶっ飛びすぎな轢かれシーンなど、面白い所もあるにはある。が総じて、古川琴音の無駄遣い。

 

・ストップ メイキング センス 4Kレストア (原題:Stop Making Sense) - 4.0 (2024.2.7/107シネマズ名古屋/IMAX)

監督:ジョナサン・デミ。1984年。クリアな画質でIMAX音量を浴びることの出来る機会を逃す手は無いと思い観たが、やはり何度観ても感動。しかしながら「アメリカン・ユートピア」を観た後だともう更新されてしまったんだなぁとも感じた。後者の方が今は断然好み。

 

・熱のあとに - 3.3 (2024.2.6/伏見ミリオン座)

監督:山本英。脚本:イ・ナウォン。2024年。正直つまんなかった。仲野太賀を初めてオーバーアクトに感じた。総じて演出が下手すぎる。数カ所、ハッとする様なカットがあるだけに希望があるが、長編劇映画でこの題材でやろうとするにはハッキリと力量不足。無音や無言は饒舌ではあるが、空っぽになるのは違う。

 

・水グモもんもん - 3.5 (2024.2.1/ジブリパーク・ヲリオン座)

監督 脚本 原案:宮﨑駿。2006年。