観た映画 2023年12月 | BTJJ

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■2023年12月に観た映画

17本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編0本)

 

・PERFECT DAYS - 4.0 (2023.12.29/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ヴィム・ヴェンダース。脚本:高崎卓馬。2023年。非常に淡々と静かな話が進んでいく。ドラマ自体は取ってつけた感がどうしても拭えないし、これを観たところでだからどうなんだという感じだが、テンポや画に魅せられた。あとは、役所広司力(やくしょこうじじから)でねじ伏せる感じ。

 

・ファースト カウ (原題:First Cow) - 3.7 (2023.12.27/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ケリー・ライカート。脚本:ジョナサン・レイモンド。2019年。日本公開2023年。スクエアの狭い画面に整然とみっちりと設計された画面がひたすらに続くスゴさ。話のもっさりとしたテンポに若干落ちそうになりながも事態が転じてからの緊張感はさすが。冒頭の結末を見せられているが、どういう道筋を辿るのかの魅せ方が良かった。
 

・TALK TO ME / トーク トゥ ミー (原題:Talk To Me) - 3.6 (2023.12.25/イオンシネマワンダー)

監督:ダニー・フィリッポウ。マイケル・フィリッポウ。脚本:ビル・ハインツマン。ダニー・フィリッポウ。2023年。尻すぼみ感。最初に禍々しい事が起こる辺りや、その後の弟くんへの憑依がヤバい中盤くらいまではワクワクしながら見た。それ以降、テイストが内向的な物語へシフトして行き物語が纏まっていくのだが、個人的には尻すぼみに感じてしまった。

 

・バッドサンタ (原題:BAD SANTA) - 3.7 (2023.12.24/U-NEXT)

監督:テリー・ツワイゴフ。脚本:グレン・フィカーラ。ジョン・レクア。2004年。

 

・キング オブ コメディ (原題:KING OF COMEDY) - 3.7 (2023.12.23/U-NEXT)

監督:マーティン・スコセッシ。脚本:ポール・D・ジマーマン。1984年。

 

・ほかげ - 3.5 (2023.12.21/シネマスコーレ)

監督 脚本:塚本晋也。2023年。メッセージとしては非常に切実なものがきちんと届く様に作られているが、個人的にはぼんやり見てしまった。とくに前半部が冗長に感じてしまって、盛り上がって来た後半に(気持ち的に)乗り遅れてしまった感は否めない。様々な工夫と努力で成り立つこの作品の熱は感じた。

 

・ナポレオン (原題:Napoleon) - 3.9 (2023.12.20/109シネマズ名古屋)

監督:リドリー・スコット。脚本:デヴィッド・スカルパ。2023年。そう来たかと思わず笑ってしまう角度でナポレオンを描いており、面白かった。(言ってしまえば)こんなコメディをこの尺で飽きずに魅せられる手腕に唸る。ホアキンのキモいことキモいこと。完全版も思わず見てみたくなってしまった。

 

・市子 - 3.6 (2023.12.19/伏見ミリオン座)

監督 脚本 原作:戸田彬弘。脚本:上村奈帆。2023年。若葉竜也主演は久しぶりだったので楽しみにしていた。画面が近い近い。固定にしたり手ブレしたり。意図が汲み取れなかった。その辺りがノイズで入り込めなかったし、お話し的にも最終的に納得がいかない。殺人自体をどう考えているのか。評判も良かっただけに期待はずれ。

 

・ブラック レイン (原題:Black Rain) - 3.6 (2023.12.14/ミッドランドシネマ名古屋空港)

監督:リドリー・スコット。脚本:クレイグ・ボロティン。ウォーレン・ルイス。1989年。午前10時の映画祭にて鑑賞。もともと見たいリストには入っていたが、先日の「BLACKHOLE」にておまけコーナーが面白かったと、ちょうどタイミング良くやっていた事もあり、鑑賞する事が出来た。が、まあ、そこまで。面白く見たが、画がちょっと退屈に感じてしまい、長く感じた。様々な事情があって、日本ロケが難航したり、大変だったようだが、画面からもそれはにじみ出ていた。

 

・ゴーストワールド - 3.8 (2023.12.12/伏見ミリオン座)

監督 脚本:テリー・ツワイゴフ。脚本:ダニエル・クロウズ。2001年。今年は本当にリバイバルものが多く上映されている。この有名作も観た事が無かったので初鑑賞。ラストのとても寂しく、救いのない感じも90年代が終わってしまう感じとリンクして当時見たらさぞ良かっただろうなあと感じた。2023年の現時点から見ると、ギャグや表現自体に今ではイマイチ笑うにはしっくりこないものも多く、映画はやはりその時に観ないとダメだなと思う。また、映画の作り方としては非常にぶっきらぼうと言うか、大味、大雑把にいくなあという印象を受けた。が、非常に面白く観た。終わってからの方がじわじわと良さが広がり、いやあ名作だったなあなんて言いたい気持ちにもなっている。パンフがほぼ感想本だった。今作の後に公開された「バッドサンタ」も「アートスクール・コンフィデンシャル」も面白いらしいので見てみる。

 

・VORTEX ヴォルテックス - 3.6 (2023.12.12/伏見ミリオン座)

監督 脚本:ギャスパー・ノエ。2021年。日本公開2023年。ギャスパーノエの新作且つ、老老介護モノという事で一体どんな地獄が待ち受けるのかなと思って楽しみにしていたが、拍子抜け。そもそもそういう露悪的な映画にするつもりが無かったようで、後から監督のコメントを読むと"思いっきり泣けるものを"という事だったので、納得。結末~葬儀~家に何もなくなっていく様は非常にさみしいものがあった。「愛、アムール」だったり、良作があるジャンルなだけに少し難しかったかなという印象。

 

・青葉家のテーブル - 3.4 (2023.12.9/WOWOW)

監督 脚本:松本壮史。脚本:遠藤泰己。2021年。「サマーフィルムにのって」の次の劇場公開作品。「サマーフィルム~」が良かったので観たいなと思っていたが、なかなかタイミング合わずようやく観る事が出来た。が、まあぶっちゃけイマイチ。テレビCMっぽかったり、プロモーション映像っぽかったりでいまいち映画を観ているという感じが無い。そもそもこの監督は映画が撮りたいのか?と。思いながら観ていたが最後の方に昔に親が録音した自主ラジオを聴く流れは、「サマーフィルム~」の時にも感じた様な、何とも言えぬエモーションがあり、良いツボついてくるのは間違いないんだよなあと感じた。もう一本この後に撮った短編があるらしいので、観てみようと思う。

 

・夢二 4Kデジタル完全修復版 - 3.7 (2023.12.5/伏見ミリオン座)

監督 脚本:鈴木清順。1991年。『鈴木清順 生誕100周年記念【浪漫三部作】4Kデジタル完全修復版』にて鑑賞。先日の「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」に続き鑑賞。主演は、沢田研二。これをもって所謂<浪漫3部作>というらしい。これまた更に支離滅裂というか、明らかにわざと分かりにくくしている様で、難解さは上がっていると思う。沢田研二の奇怪な演技は面白いなあと思う。3部作通して見ると、これは少し落ちる印象。落ちるというか分かりにくくて点数が上がらなかったという感じか。

 

・鬼談百景 - 3.6 (2023.12.4/U-NEXT)

監督:中村義洋。ほか。脚本:鈴木謙一。原作:小野不由美。2015年。ジャガモンド斉藤氏がYouTubeでホラーおすすめ作品として挙げていたこちら。「残穢 住んではいけない部屋」よりも🄱妙だった。最初のやつだけ怖かったかな。

 

・エクソシスト (原題:The Exorcist) - 3.6 (2023.12.3/U-NEXT)

監督:ウィリアム・フリードキン。脚本:ウィリアム・ピーター・ブラッティ。1973年。オリジナルは観ていなかったので、せっかくなので観てみた。「死霊館」とかもそうだけれど、悪魔憑きものはどうしても苦手なのかも知れない。というか、あまりノレない。これもまあつまらなくは無かったが、名作と言われている程面白くはなかったなあと思う。

 

・エクソシスト 信じる者 (原題:The Exorcist: Believer) - 3.7 (2023.12.1/ミッドランドシネマ名古屋空港)

監督 脚本:デヴィッド・ゴードン・グリーン。脚本:ピーター・サトラー。2023年。こちらも鬼太郎に続いて鑑賞。12/1映画の日だという事で欲をかいてハシゴしたが、これも多分、終盤寝た。鬼太郎ほどではないが、話が若干分からなかった。大筋は理解出来たし、あまり面白くなかったのも多分間違いじゃない。映画の日だ!と2本見て両方寝ているのでマジでバカすぎる。

 

・⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎 - (2023.12.1/ミッドランドシネマ名古屋空港)

監督:古賀豪。脚本:吉野弘幸。原作:水木しげる。2023年。水木しげる生誕100周年記念作品。SNSやアトロクでの評を聴き、観るつもりは無かったが鑑賞。正直、鬼太郎やこのテイストのアニメに全く持って興味が無いので、不安な予感はしていたが、やはり、寝た。後半完全に寝ていたので話がびっくりするくらい分からない。ちゃんと観てみたいとは思うが、期間内にもう一度お金を払って映画館へ行くか、配信やWOWOWまで待つか正直、迷う所。(寝るな)