観た映画 2023年2月 | BTJJ

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■2023年2月に観た映画

11本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編2本)

 

・エンパイア オブ ライト (原題:Empire of Light) - 3.3 (2023.2.28/伏見ミリオン座)

監督 脚本:サム・メンデス。2022年。日本公開2023年。ダメな日本映画観てるみたいでツラかった。

 

・逆転のトライアングル (原題:Triangle of Sadness) - 3.8 (2023.2.28/伏見ミリオン座)

監督 脚本:リューベン・オストルンド。2022年。日本公開2023年。第75回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞。3幕構成でそれぞれ違ったシチュエーションでなんともシニカルな会話劇を繰り広げる。誰もが思うだろうが2幕目の画的なインパクトがとにかくドイヒー(褒めてます)。濃厚な147分が辿り着く先も ある程度観客に委ねる姿勢には余裕を感じる。

 

・渇き (洋題:Thirst)-4.2 (2023.2.27/WOWOW録画)

監督 脚本:パク・チャヌク。脚本:チョン・ソギョン。2009年。日本公開2010年。

 

・菊次郎の夏 - 3.6 (2023.2.27/DVD)
監督 脚本:北野武。1999年。いちいちの幕間が無ければ...

 

・ベネデッタ (原題:Benedetta) - 4.0 (2023.2.23/ミッドランドスクエアシネマ)

監督 脚本:ポール・ヴァーホーヴェン。脚本:デヴィッド・バーク。2021年。日本公開2023年。真面目に観てたが相棒のバルトロメアとの絡みが出てきた辺りから"あ、そっちなのね"と気付き終始半笑いで観た。とにかくベネデッタがめちゃくちゃで新しいモンスターヒーロー誕生に立ち会えた気がした。面白かった様な、なん何だこれはと言う様な。

 

・HANA-BI - 4.0 (2023.2.19/DVD)

監督 脚本:北野武。1998年。終盤、車の中で白竜らを撃ち殺した直後のシーン。その時乗っていた車を真上から捉えたショットから始まりカメラがグルっと360度回った後、たけしの後ろ姿を追ってショットが動き出すという描写の際、画面がユラユラと(ミッドサマーのあのドラッグ描写の様に)グネグネしているそれがどういう意図なのか、またはアクシデントなのか、調べても全く分からなかった。

 

・別れる決心 (洋題:Decision to Leave) - 3.7 (2023.2.19/ユナイテッドシネマ岡崎)

 監督 脚本:パク・チャヌク。脚本:チョン・ソギョン。2022年。日本公開2023年。トリッキー(と言う程なのか微妙)な編集やショットの連結を作品の機動力としているが、手数の過剰さで若干食傷気味に。集中力がいる作劇の割には話の内容の無さ、正直付いて行くのがやっとだった。1回目なので何とも言えないが期待し過ぎたか。もう1度見るか。

 

・やくたたず - 3.9 (2023.2.18/日本映画専門チャンネル)

監督 脚本:三宅唱。2010年。車を盗まれた直後のシーンが秀逸

 

・イニシェリン島の精霊 (原題:The Banshees of Inisherin) - 4.0 (2023.2.8/伏見ミリオン座)

監督 脚本:マーティン・マクドナー。内戦のメタファーではあるがそれよりも、自分と他者との間にある圧倒的な"埋まらなさ"や"得体の知れなさ"、"理解のし難さ"みたいなものを改めて見せつけられた様に感じた。良くも悪くもこれだけは忘れずに生きて行った方が良いなと感じる。人や集団との関わりや腹の内の見せ方、誰もが複数枚の膜を通して誰かと関わっている事実を忘れてはならない。が、こんな温度で描く必要ある?w(そうだから面白いんだけども)

 

・すべてうまくいきますように (原題:Tout s'est bien passé) - 4.2 (2023.2.8/伏見ミリオン座)

監督 脚本:フランソワ・オゾン。2021年。日本公開2023年。ウェットにもドライにも振り切らず、実直な作劇に信頼して鑑賞することが出来た。劇映画としての揺るがない部分は担保したまま、両方を描き切る手腕に唸る。客席はほぼ満席だったが、10割シニア客でなんだかすごくリアルだった。面白かった!とは言わないが余韻たなびく良作である。

 

・FALL / フォール - 3.6 (2023.2.7/ミッドランドスクエアシネマ2)

監督 脚本:スコット・マン。脚本:ジョナサン・フランク。2022年。日本公開2023年。面白そうなジャンル映画がサクッと観れそうだなあと気楽に観に行ったらもうマジで途中退場しようかと思うほどに怖くて内容どころではなかった。手汗すごい。劇伴がうるさいのはかなり気になったけど他は楽しめた。高所苦手な人は絶対観ない方がいいです。