また妊婦に戻りたい。おなかが大きい時間、うらやましい。
妊婦の頃すごく幸せだった。
自分の中から赤ちゃんがいなくなって寂しくさえあった。
一心同体のいい時間。
温かさと安らぎと母としての強さが授かる時。
色々なコメントをいただきました。
色んな感じ方があるんだなぁ、そして人それぞれ色んなマタニティライフがあるのだと思いました。
今日で妊娠10か月に突入。
私はというと、妊娠後期に入りやっと腹をくくり、穏やかさを取り戻したようなそんな感じです。
それまでは泣いて過ごす日も多くて
なんだか胎教には悪いのだろうなぁ、申し訳ないなぁという気分でした。
親になるためのスペック更新には、乗り越えなければならない試練、手放さなければならない感情が山積みで・・・。
私は親には向いてない、親にはならないという信念で長年生きてきてしまったから。
妊娠中には、妙に幼いころの自分の感情がよみがえってきました。
ひどく傷ついたこと、寂しかったこと、不安、恐怖。
どこかまだ取り切れていないしこりが疼き、批判や執着を手放せない自分に気づかされました。
過去に埋め込まれた地雷に触れるように、より悲しく、より辛く、感情が再現されるようなことも沢山ありました。
ただ、私の最大の幸運はパートナーに恵まれたことです。
過去に満たされなかった感情の埋め合わせをしてくれるような人に出会えたことで、救われています。
子供の頃、家庭は私にとってけして安全基地ではなかったけれど、今は安心感というものの意味を知ることができました。
そして戸惑いながらも私は生きなおしをするため、自分自身が自由になるため、許し、手放して生きていきたいと強く思っています。
未完了の想いが強すぎると、私と子どもとの関係性の中にも同じことが映し出されてしまう。
だから今こそ、私には生きなおしのチャンスなのだと。
今度は自分から与えて、そして私自身も癒されていく人生のスタートなのだと・・・。
胎児がおなかにいる時間、十月十日と書いて朝。
朝が来るたびに私たちも生まれ変わることができると教えてもらいました。
また、絶え間ない努力と行き先のわからない冒険の始まりです。