鶏舎の中は36度まで上昇し、メイたちは喉を喘がせて暑さに必死でたえていた。

立てなくて、食べることも飲むこともできなくなった雛たちは、長い間、飢えと渇き、湿った地面でお尻と足にできる炎症で苦しんだ。

 

人の手で殺されるのと長く衰弱して死ぬのとどちらがマシなのか。

 

メイが可哀想すぎて、完璧なヴィーガンにはなれませんが

すぐに平飼い飼育(ケージフリー)の卵を購入することにしました。

コストはかかりますが放し飼い、元気いっぱいに育てた鶏の有精卵です。もちろんケージフリーだからといって福祉に配慮しているとは限りませんが、この鶏舎もフリーのように見えます。それでも鶏の本能を理解した飼育を行っています。

日本の畜産現場は杜撰すぎます。そもそも命ではなく物を扱っているという感覚

ケージの中は雲ほど積もった埃と抜け毛、糞尿。水も飲めず骨折や脱臼のまま長時間放置。掃除ひとつできないような薄汚れた人間性が垣間見えます。

一部の心ある食鳥処理場は首を切る前に意識を失わせますが、いまだに多くが苦しめる方法をとっているそうです。

感謝するからいい、残さず食べるからいいのではなく、

もっと行動で示せるのではないかと。

 

近年動物福祉に取り組む企業が増えてきました。欧米ではケージフリーの卵が大半を占めています。

韓国は、鶏の飼育面積を750平方センチメートル、EU並まで広げると発表しており

日本の動物福祉の現状は韓国にも遅れをとっています。

 

・ ななくさの郷で使用している卵は全て平飼い卵であり、今後も会社としてこの方針を続ける予定であるということが分かりました。

 

・らでぃっしゅぼーやでは、一部、ケージ飼いの卵を扱っていますが、光や風を感じられる開放型の鶏舎で、1つのケージには2羽以下など、飼育方法を制限。緩やかな密度を保ちながら鶏たちのストレスが少ない環境で飼育しています。

 

https://www.radishbo-ya.co.jp/brand/radix/chikusan/egg.html

 

WABISUKE 宇治農場

 

平飼い卵はスーパーではほとんど出回っていませんがイオンで取り扱っていました。

イオンは動物福祉への取り組みとして今年から平飼い卵の販売を開始。2022年までに全国に展開していくことを約束しています。また徳島県の食肉企業、貞光食糧工業は「ガスで鶏の意識を失わせる方法を採用しています。日本では、意識のあるまま首を切る業者が多いが、この方法は多くの国が禁止しています。

鶏の屠畜方法として、ガスによる気絶処理が最も苦痛の少ない最善策であり、世界中が移行していっています人による

動物の利用は避けられませんが、せめて苦しまないように食の安全と福祉に配慮した企業が

広まってほしいですね

 

そんなわけで久しぶりの投稿ですが

今年はなるべく更新するので遊びに来てね~照れ