お約束したとおり、皆さんからコメントいただいたご意見・ご質問にひとつずつお答えしてまいりたいと想います。
まず今日は、ひゃくたろう様からのコメント。
こんにちは。
私は大学生でお金ないですけど、ビールはそんなもんじゃない
でしょうか?ビールが飲みたいから稼ぐ、稼いだらビールを飲む。
少々高いから、ご褒美になりますよね。私はそんな気がします。
拙い文章で失礼しました!
ひゃくたろう様は大学生ということで、おそらく20歳前後の方ではないかとお察しいたします。
これほど若い方々にとっては、ご自分が(合法的に)飲酒を始めた時には、すでにビールと並んで発泡酒や第3が売られるようになっていたはずで、現状をごく自然なことと受け止めてらっしゃるのでしょう。
30代後半のプロパンガスなんぞよりも、はるかに進歩的な感覚をお持ちなのも当然のこと。
ただ、おっしゃっていることは、プロパンガスの主張ともかなり近いのではないかと想います。
すなわち、一生懸命働いた人がささやかなご褒美として、一日の仕事が終わった後にビールを楽しむ、その感覚をじゅうぶんに認めていただいているということです。
サラリーマンが1日しっかり働けば、安心してビールくらいは飲める世の中にしたいものです。
ところが現実には、ビールよりも安価な発泡酒や第3でがまんしている人も、すごく多いのです。
発泡酒や第3を飲んでいる人たちのほとんどは、できることならビールを飲みたいと想っています。(一部の発泡酒や第3にはプリン体が少ないので、それが理由の人もゼロではないようですが)
それでも、安い発泡酒や第3でがまんしています。
その価格差が、製造原価や販管費の差であるならば諦めもつきます。
ですが、その価格差は、単に「税制」というきわめて国家の恣意によるものです。
そんなもののために本物のビールを飲めない人たちがたくさんいるなんて、この国は不幸すぎます。
「ビールが飲みたいから稼ぐ、稼いだらビールを飲む」という表現は、大好きです。
「ビールが飲みたいから稼ぐ、でも税制のせいで偽ビールしか飲めない」なんて、そんなことのために先輩たちは、明治維新や戦後復興をやってきたのではないはずです。
「ビールが飲みたいから稼ぐ、稼いだらビールを飲む」という言葉が、この国の一生懸命働いているサラリーマンすべてにとっての選択肢であり得るようになればいいなあと想っています。
ご褒美のビールをすべての一生懸命さんたちへ!