「一般社団法人 日本感染症学会」が、3月19日に武漢ウィルスに対する漢方治療をHPにアップしています。

 その後、メディアでも取り上げられず、ひたすらアビガン等のニュース一辺倒です。確かに、保険で処方し得る漢方薬は限られますし、漢方を勉強した医師が殆どいない点を考えると難しいのだろうとは思いますが……。

 たかだか70年ほどしか歴史のない中国共産党のする事為すことには様々言いたい事がありますが、古代からの叡智としての薬の処方は参考になります。

 特別寄稿論文で小川先生は、日本の漢方に組み換えて解説しています。
 症状が軽く、画像で肺炎症状が認められなければ、「葛根湯」が肺炎予防に使えます。
 今は、免疫力が低下しますからありきたりの風邪も引けません。風邪っぽいと思った時も葛根湯は有効です。
 大切な人にシェアしてください。頑張りましょう!!

 是非、参考にしてください。

 

【抜粋】

 

「COVID-19感染症に対する漢方治療の考え方」
        金沢大学附属病院漢方医学科  小川恵子

 COVID-19に対する中医学処方(漢方薬)の状況と推奨
1.予防(無症状病原体保有者)
 補中益気湯 :動物実験より、補中益気湯はインターフェロン自体の産生を抑制する
 十全大補湯 :ヒト対象の研究では、十全大補湯服用によってNK細胞機能が改善される

 2.軽症、中等症、重症患者
 麻杏甘石湯+胃苓湯+小柴胡湯加桔梗石膏

3.軽症型 /「症状が軽く、画像では肺炎症状が出ていない」と定義され、倦怠感が主体の場合。
 ①胃腸の不調を伴う場合:香蘇散+平胃散
 ②発熱を伴う場合:黄連解毒湯、清上防風湯、荊芥連翹湯
 ③悪寒を伴う場合:通常は健康な成人や小児=葛根湯、もしくは麻黄湯。高齢者や倦怠感が強い患者=麻黄附子細辛湯

 

 これ以上の詳細については、

一般社団法人 日本感染症学会 HP

を参照してください。