太ももの筋肉での比較があります。成人の場合は加齢により1年で約0.5%減って行きます。筋量が1年で約0.5%減るのは20〜60歳までの間で、60歳を超えるとその減少スピードはいっきに5倍に跳ね上がるそうです。

 因みに体調不良やら徹夜明けで12時間寝ていたとします。すると、筋肉は半年分が消えてしまうことになります。

 コペンハーゲン大学(デンマーク)の研究では、2週間という短い期間でも、足をまったく動かさなくなると、筋力が若者で28%、高齢者で23%低下。筋肉量は若者で485g減少、高齢者で250g減少したと言います。この低下を取り戻すために6週間のトレーニングをしたそうですが、筋肉はもとの状態に戻らなかったそうです。

 つまり、失った体力を取り戻すのには、3倍以上の時間を掛けなければならない訳です。

……(続く)