ちょうどロンドンでは、セントジョーンズワートの花が咲いています。
小さくて愛らしい黄色い花には、たくさんのパワーが秘められているので、
ご紹介いたしますね。

自生しているものも多いのですが、写真は、キューガーデンで撮ったものです。

約1m位まで生育していて、初夏になると小さな黄色の花を咲かせてくれます。


花をこすると赤い色素が出てくるのですが、

この色素の中にセントジョーンズワートの有効成分が含まれています。


セントジョーンズワートの名は聖ヨハネの話と関連がありますし、
キリストにおいては、奇跡の草とも呼ばれています。

また、十字軍に従軍した兵士たちは、打ち身や切り傷、打撲の特効薬、湿布薬として、

花とつぼみをバージンオリーブ油などに浸し、陽のあたる場所に数日間おいた後、

ろ過して作る浸出オイルを携帯したとも言われています。

メンタルケアにも有効で、うつや更年期障害、

自律神経失調症などを緩和する作用もあるのですブーケ2

身体にたまった老廃物や毒素を排出して、

むくみやだるさを解消するデトックス作用がありますので、

夏に使いたいオイルですね。カレンデュラオイルを混ぜると、

日焼けの後の肌ケアにも有効です。


キューガーデンには、お花の前にこんな解説もされていました。
イラスト付き(↓)で、わかりやすくて良いですよねキラキラ


ガーデンではこの日、二回ほど 孔雀をみかけました。
飛び立つ姿もエレガントで美しいですよね。


次回は、ガーデンに咲いていたクラリセージのお花をご紹介しますね。