みなさま、おはようございます。イギリスでは、今、クラリセージの花も見頃です。
(数日前の方が、お花の状態は良かったのですが、そのときは
カメラを持参していなくて撮れませんでした。。)

クラリセージ(Salvia sclarea)の香りは気持ちを穏やかにし、

幸福感をもたらしてくれますので、

今よりもほんの少し明るい気持ちになりたいときにぴったりリボン

ハーブ調のほのかに甘みと温かみを含んだスパイシーな香りと、

ときに土っぽさや、フローラルな香りも感じられるという複雑な香りなので、

そのときの心の状態により感じ方が変わりそうです。


PMSや更年期による症状を和らげたいとき、生理不順のときに

トリートメントに使うのも良いですし、

スカルプケアにも適していますから、シャンプー前のオイルトリートメントや、

無香料のシャンプーに入れてみるのもおすすめです。




黄色い花こちらが、キューガーデンのクラリセージの解説。
とてもよくまとめられていて、わかりやすいと思いませんか。

中世ヨーロッパでは、クラリセージの種子から採取したエッセンスで、
目を洗ったりしていたそうです。

それで「クラリアイ」とも呼ばれていたのでしょうね。

クラリセージの語源となる、ギリシャ語の「クラルス」には、

明るい、清浄な、澄んだ、という意味が含まれます。



精油は、抽出部分は花と葉から、水蒸気蒸留法で抽出されます。
お花の部分や葉をさわると、精油に近い香りも感じられました。
精油の色は、透明~薄い黄色です。ノートはトップからミドル。
主要な成分は酢酸リナリル・リナロール・サルピオール・シネロールです。
酢酸リナリルが全体の約50%~60%、
リナロールが約20%なので、成分をみただけでも、
緊張した神経を緩める効果が期待できることがおわかりかと思いますドキドキ

使う際には、注意事項もあります。薬効を期待して、多量に
使用することがないようにしてください。
クラリセージをトリートメントで使ったときに、アルコールを飲むと、
吐き気がすることもありますので、ご注意ください。
また、通経作用があるので、月経過多・多量月経・妊娠中は避けてください。
ただし、子宮を強壮し、ホルモンのバランスをとる働きがありますから、
月経痛、少量月経、月経前緊張が気になる方にはおすすめです。 
出産の際には、分娩を促進し、リラックスさせたり、産後の抑鬱をやわらげてくれます。
その際の使用方法は、ティッシュにたらすか、
熱湯が入ったマグカップに、数滴クラリセージをたらして吸入するだけでもOK。
臨月の健診で産道が硬いと言われた場合は、
37週に入った時からクラリセージを使いはじめても大丈夫です。

鎮静力が強いので、集中するのが困難になりますから、

何かに集中しなければいけないときには使用しない方がよいでしょう。


頭痛、肩こり、筋肉痛などの痛みの緩和に役立ちますし、

動悸や高血圧などにも有効です。

クラリセージを使ってみたいな、と思われた方は、

この香りは、好みがありますので、一度店頭で

香りを確かめてから嫌いな香りでなければ、

お使いになってみることをおすすめします晴れ



余談ですが、イギリスでは、今、夏のパーティーシーズンで、

もうバカンスにどこかへ行かれる方もちらほら、という時期。

日本では、パーティーといえば、髪をセットされて参加されるかと思いますが、

イギリスでは、髪をセットしないかわりに、帽子にみなさんこだわりをお持ちの様子。

イギリスには、キャサリン妃が身につけられているような帽子が

普通に店頭にて購入できるのです。

帽子は、お洋服にあわせるため、

毎回同じ帽子というわけにはいかないことと、

一点モノも多くて、ついつい購入してしまったりなどして、

帽子が増えてきてしまいました。

でも、すっかり英国での暮らしを楽しんでおります。


みなさまにとって今日も、充実した1日になりますように。