プレーオフは第1ホールであっけなく(?)決着し、片山晋呉が5年ぶりのV、通算27勝目を挙げました。
片山晋呉、星野英正、富山聡が-7で並んだ時点では、星野に利があるんじゃないかな、と思いこんでいました。
片山は7位から発進していたので、もう十分に健闘したから十分でしょう!と高を括っていました。
片山の凄さには脱帽ですね。
1.40歳という年齢
そう頑健には見えない身体で40歳。鍛えているとは言え、メジャー並みのコース設定の4日間競技で戦うだけでも大変なのにと思っていました。絶え間ないトレーニングで体力、筋力を鍛えているのでしょう。
2.苦手(?)コース克服
ここでは未だ一度も勝ったことがなく、昨季はH・W・リューにP.O.第1ホールで敗れています。
→「コカ・コーラ東海2012」
今年は見事にリベンジし、P.O.第1ホールでVを決めています。
ここにも、片山の難題克服の取り組みが見えると思いました。
3.モチベーション
09年のマスターズで4位以来、ゴルフが嫌になった時期もあり(→「燃えない片山」)、それ以来の見事な復活です。
今では「自分が一番(Vを)待っていた」と勝利への執念すら感じさせる意欲を持っています。
4.研究熱心
パットでも、パターを変えたり、グリップを変えたりと常に進歩を求めて飽くなき研究を続けています。
最近定着しているのは、パッティングのルーティーンに、アンダースローでボールを転がす仕草です。
これで、タッチのイメージを固めています。
飛距離に関しても今季286.11ydsそのものはランク34位ですが、トータルドライビングには8位T(66pts)と上位にいます。 昨年よりも飛距離は10yds伸びていると報道されていました。
昨年の飛距離は277.62yds(ランク76位)、トータルドライビングはランク32位でしたから、若手以上に努力しています。
5.パットデータ
今季は平均パット数は1.7456(ランク6位)(10/7現在)、昨季は1.7623(ランク14位)ですから、パットも上向きです。
ここでもいかに努力を続けているかが想像できます。
というわけで、我々も片山の努力の一片を煎じて飲まなければならないか、と思います。
片山のパットについては今更触れることも無いですね。上記過去ログにもUPしてあります。
なお、片山は研究熱心で、見るたびにやっていることが違っていることがしばしばです。
片山を私淑しておられる方はフォローが大変ではないでしょうか?!
それにしても星野英正は惜しかったですね。#17までは6○ノーボギーの完璧なゴルフでしたが、#18(パー4)ではVを意識したのでしょうか、結果は△。これで片山に並ばれました。