アラビアン・ナイト15
『アラビアン・ナイト 14 』
[池田 修 (翻訳) (翻訳) / 平凡社 (1986/03)]
[342p/ 978-4582804553]
[ザイナブ、ダリーラ、アリー、アズダシール、アンヌフース姫、千1400]
[平凡社 東洋文庫455][初図][123]

アラビアン・ナイトも15巻を読了し、やっと後半に入って来た。話の内容も
・王が年を取ってから生まれた美貌の王子
・苦難の旅を続けながらかろうじて生き延びる
・魔法使いに騙される
・人間以外の女性(海の一族とか)と結ばれる
なんていう構成が頻繁に利用されていることがわかります。
今回の話でも、秘密の庭に1ヶ月に1回やってくる乙女を
こっそり見て好きになり、衣服?を隠してしまうことで
女性を引き止め、やがて結ばれると言った、以前別な
形で使われた話がまた出てきます。それと、異教徒に対する
残酷なまでの過酷な対応などは、現在のイスラム教社会の
態度を理解する上で参考になるかもしれないな。