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 おはようございます。「水野敬生オフィシャルブログ」です。介護業界に身を投じて30数年。介護・福祉の仕事に関することの他、趣味や様々な出来事を綴っていきたいと思います。

 

 現在自身、東京都福祉保健財団 東京都介護支援専門員実務者研修の講師をはじめ、東京都社会福祉協議会 東京都高齢者福祉施設協議会の副会長、公益社団法人 全国老人福祉施設協議会 広報委員会の委員長、東京家政学院大学の非常勤講師などの社会活動を行っています。そこで、毎週木曜(あたりで…)に、参加させていただいているさまざまな社会活動をお伝えできればと思っています。今回は「社会活動に参加する意義」。

 

 一昨日、全国老人福祉施設協議会の第8回正副会長・委員長会議がWebで開催されました。これで年内、自身が活動しているすべて会議、委員会が終わりました。このコーナーの集大成として、今年を振り返ってみると、201912月に中国の武漢に端を発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が瞬く間に世界を席巻し、多くの国を混乱に陥り、日本においても、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、多くの会議、委員会がWebでの開催となりました。

 

 

 

 新型コロナウイルスの問題の他でも、生産性の向上や働き方会などと、生産性を高めるためにWeb会議や電話会議、テレビ会議システムなどを導入する企業も増えてきました。また、テレワークやリモートワークなど働き方の多様性が増す今後、会議の在り方を見直す必要も出てくるでしょうが、ビジネスをスケールアップさせるには、参加者間のシームレス、いわゆる顔と顔を突き合わせた垣根のないコミュニケーションは必要不可欠だということをあらためて実感させられたことも事実です。

 

 とはいえ、現状では治療薬・ ワクチンなどが未だ不透明な中、その影響は長期にわたる可能性も視野に入れながら、様々な社会活動を行っていかなければなりません。しかしながら、こうした活動は、同業他社であっても、積極的に活動されている方は決して多くはありません。また、同業他社、また自施設の中にあっても社会活動に批判的な方々も少なくありません。実際、自身が以前勤務していた法人では、「自分が有名になりたいからやってるんだ」や、専門委員会などでは「別に給与が支給されているんだ」などという批判の声もありました。

 

 もちろん、有名になりたいからでも、給料をもらっているわけでもありません(どっちかといえば持ち出しの方が多い…)。そんな批判への思いを代弁してくれるコラムがあります。それは、立教大学現代心理学部の香山教授の「社会活動に取り組む人に、なぜ聖人君子像を求めるのか」というコラムで、社会活動をする人が聖人君子でなければ、「何か裏がある」「どこかからお金が流れている」と見られてしまう風潮があるということを指摘されています。

 

 

 

 香山教授によると、『このような批判的な人や組織にとってみれば、自分の欲望とは無縁の社会活動などあるわけがないという、不信感が非常に強いのではないでしょうか。これらの活動を仏教やキリスト教など、宗教的な信念から行っている人であれば、周囲から批判を受けることなく意外とすんなり認められるようです。そうした背景のない人がお金や名誉のためではなく、あえて損な役回りを引き受けることなどありえないと考えられてしまうのでしょうか。むしろ、裏がない人は怖がられる存在なのかもしれません。』と。

 

 そして、香山教授は、次のように締めくくっています。『「この世の中にいる人の全員が全員、社会活動に熱心に取り組む人になるということはあり得ません。また、その必要もないと思います。多くの人は自分の生活で手一杯。そのなかで少しでもお金が欲しい、モテたいと思いながら生活していてもまったく構わないと思います。にもかかわらず、懸命に社会活動に取り組む人をなぜ批判するのでしょうか。おそらく、純粋な意思で社会活動をしている人が本当にいるとなれば、何もしていない自分が否定されたような気分になってしまうからなのかもしれません。

 

 「おまえはなぜ活動しないんだ?」 「おまえは自分のことしか考えない欲深な人間だ」。そう言われているような気がしていたたまれず、「裏がある」と批判することで「アイツのほうがもっとひどいじゃないか」と自己を正当化したいのではないでしょうか。もっとも、こういう人は自分も何かしろと迫られているように感じるからこそ過敏に反応するのだと思います。

 

 

 

 何らかの社会活動をしなければならない。自分のことだけを考える利己主義になってはいけない。社会の一員として利他的なことをしなければならない。いろいろな事情があって今は自分の生活を成り立たせるので手一杯だけれども、できることなら利他的に振る舞いたい。批判を浴びせる人たちは、潜在的にはこうした良心的なこころを持っているのではないでしょうか。」と。(参考資料:https://diamond.jp/articles/-/16860

 

 現在、介護業界では、大多数の経営者がその経営基盤の脆弱性や法人、施設の経営に対する不安は決して少なくありません。様々な社会活動への参加は、自らの法人の持続的な経営、成長はもとより、社会全体、特にこの介護業界の持続的発展へ貢献するためにも、幅広い地域住民、都民の声に耳を傾け、同業他社とも協力し合いながら、社会からの要請に応える活動にも取り込む努力を続けていくためにもとても意義のあることだと感じています。

 

 したがって、同業者や関係機関が連携し、より親密な関係をもつことによって、施設における経営基盤の整備・強化や、人材育成などの共通課題について協調を図ることで、より良い介護サービスにつながるものと考えています。また、こうした社会活動を通して、自らの法人の持続的な経営、成長はもとより、社会全体、特にこの介護業界の持続的発展へ貢献するものと思っています。

 

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