202311🌄

本年もよろしくお願いします🙇

(2023年1月1日 午前7時16分 追記)

一誠会から見た今年の初日の出です🌄

 

 

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 おはようございます。「水野敬生オフィシャルブログ」です。介護業界に身を投じて30数年。介護・福祉の仕事に関することの他、趣味や様々な出来事を綴ってきました。

 

 大晦日。今年も色々ありましたが、なんといっても今年は、昨年には考えられなかったニュースが起きました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大、緊急事態宣言、東京オリンピック・パラリンピック延期など、日本人のみならず、世界中の人々の記憶に深く刻まれる年だったといえるでしょう。個人的にいえば、安倍首相の78 カ月にわたる長期政権に幕が下ろされ、新たに官房長官を続けられてきた自民党の菅義偉総裁が第99代首相に選出されたことが大きな出来事でした。

 

 また、ジャニーズ事務所所属で、1999915日にデビューした5人組男性アイドルグループ嵐が、本日20201231日をもって活動を休止することも大きなニュースだったように思います。嵐の公式サイトよると、リーダーの大野智くんが「2020年を区切りに、ここで一度嵐をたたみ、それぞれの道を歩んでもいいのではないか。」という思いをきっかけにメンバー、所属事務所を交え話し合い、今回の活動休止に至ったということです。 

 

 

 そこで(というのも何なのですが…)、このブログも本日20201231日をもって活動を休止することにしました。2005621日に、今はなきYahooブログからスタートし、2018520日から現在のAmebaブログに移行して、通算15年という節目を迎えました。ブログを通してお付き合いいただいた皆さんには、15年間大変お世話になり、本当にありがとうございました。皆様のおかげでとても充実した15年間を過ごすことができ、心より感謝申し上げます。

 

 この間、勤務していた前法人で副施設長から施設長への就任、異動、退職、現在の法人への入職など、激動ともいえる年月を過ごしてきました。自らの座右の銘は、「百考不如一行(百考は一行にしかず)」。これは、物事の真の理解には、あれこれ理屈をつけて百回考えるよりも、思い切って一度実行してみるのが一番であり、説得力もあるという意味で、やれば必ず道は開けるということです。

 

 「1年目には種をまき、2年目には水をやり、3年目には花を咲かせましょう」という言葉があります。これは、1990年、40年の歴史で優勝わずか1回、前年まで9年連続Bクラスというヤクルトの監督に就任したときの自身の尊敬する野村克也氏の言葉ですが、自身自法人に入職した1年目の2014年に当期活動増減差額2千万円以上の赤字を、3年目の2016年には約5千万円の利益にまでに引き上げることができました。

 

 

 

 同時に、八王子市が行う第6期介護保険事業計画による施設整備に係る平成28年度指定予定地域密着型サービス事業者の募集において、サテライト型地域密着型特別養護老人ホーム(定員29床)、看護小規模多機能型居宅介護(登録定員29名)に応募し、併設型短期入所生活介護(定員9床)、サービス付き高齢者向け住宅(12室)、企業主導型保育(定員11名)の併設を決めることができました(開設は20189月)。

 

 さらに、翌年には平成29年度指定予定地域密着型サービス事業者の募集において、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護を決め、20189月に訪問介護と併せて開設し、20205月からは八王子市より地域包括支援センターを委託され、介護予防支援事業所とともに開設するなど、入職以来11事業を開始することができました。この他にも配食サービス、介護予防教室などの地域貢献事業、品質の国際規格ISO9001の認証取得、苦情マネジメントシステムISO10002の自己適合宣言など、ご利用者に提供するサービス向上のための仕組みづくりも整備できました。

 

 もちろん、このことは理事長をはじめとする役員の方々の理解と協力、すべての職員の努力、八王子市をはじめとする行政、地域住民の方々などのご理解の賜物であることはいうまでもありませんが、こうして多くの方々に支えられたこともあって、「1年目には種をまき、2年目には水をやり、3年目には花を咲かせましょう」が実践できたのではないかと自負しているところです。

 

 仕事には、自分が何がしたいのか、どうなりたいのか、どうすればよいのか、何が必要なのかなどをしっかりデザインし、そのゴールの姿を思い描き、そこに向かって歩んでいくことが大切です。もちろん、これまでのことがすべて完璧だったわけでもなく、足りないことも多々あることも事実ですが、百考不如一行」の志を胸に突き進んだのも事実ですし、これからもこの精神を大事に日々精進していきたいと思います。

 

 

 

 世界に類を見ない超高齢化社会を歩み続けている日本。自身が身を置く介護業界においても、介護を必要とする高齢者の増加、介護職員の人材不足や待遇の改善、要介護者への虐待の増加など様々な課題が山積しています。

 

 こうした課題と日々向き合いながら働き続け、時には制度と戦い続けることが、要介護者にとって、そして介護職員をはじめとする多くの専門職にとって幸せを感じられるような介護ライフを実現することにつながることを信じて、今日でブログは休止しますが、これからも様々な活動を続けていきたいと思っています。

 

 

(2019年12月23日)

(2020年12月28日)

(2021年12月27日)

(2022年12月26日)

(2023年12月25日)
(20) 水野敬生さん (@Takao_Mizuno1) / Twitter

 

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 自身の勤務する社会福祉法人では、提供する介護サービスの質の向上、ご利用者満足の向上などを目的に、品質の国際規格ISO9001の認証を取得しています。そこで、毎週水曜日(たぶん…)は、介護とISOに関連した記事をお送りしています。本日のテーマは『香川県の社会福祉法人で講演』。

 

 ISO90012015の機関区要求事項「6.1リスク及び機会への取り組み」では、組織は、リスクと機会に対応する活動を計画しなければならないとされています。そして、リスクと機会に対応するためにとった処置の有効性を分析し、評価し、不適合が起こった場合には、必要に応じ、計画の際に決定したリスクと機会を見直すことが定められています。

 

 

 

 

 201912月以降、中国湖北省武漢市を中心に発生した新型コロナウイルスは、短期間で全世界に広がり、現在のところ感染経路、治療法、感染してからの経過など、明確には解明されていない部分が多くあります。このため、世界中の研究機関が新型コロナウイルスの解明に向けて様々な調査や研究を急ピッチで進めています。特に、高齢者の方や基礎疾患のある方は重症化しやすい可能性が考えられていることから、介護を要する高齢者の方々が利用する高齢者施設や事業所などでは、細心の注意を払いながら、日々業務にあたっています。

 

 こうしたことから先日、四国・香川県にあります特別養護老人ホームや介護老人保健施設など9つの介護事業を設置経営する社会福祉法人にお招きいただき、感染症の予防対策について正しい知識を身に着けご利用者と社会とのつながりをなくさないために〜」をテーマに高齢者福祉施設における感染対策などに関する講演を行いました。当日は、多くの法人職員の方々が参加され、皆さん熱心にお聞きいただきました。

 

 感染症とは、「感染症の定義感染症:微生物等によって何らかの症状を引き起こしている状態」と定義されており、病原微生物として、大腸菌、腸管出血性大腸菌、黄色ブドウ球菌などの細菌や、ノロウイルス、水痘、麻疹、風疹、インフルエンザ肝炎(ABC型)、エイズなどのウイルスがあり、新型コロナウイルスもその一つです。

 

 

 

 高齢者施設は常に集団感染のリスクを抱えています。なぜなら高齢者施設は病院と自宅の中間的な施設であり、居室、浴室、トイレなどが共用で、食堂やリビングなどで共同生活を送るところも少なくありません。また、職員は医師、看護師が少なく、介護職員が多いことも特徴で、入所者は入れ替わりが少なく、長期に入所する方がほとんどです。そのため、入所者が感染症を持ち込む場合は外出や外泊後が多く、また、ショートステイ利用者、面会者、職員などが感染症を持ち込むことも多くあり、この持ち込まれた感染症による集団感染が一番の問題になります。

 

 こうしたことから、感染を伝播しないように面会者をはじめ、外部の人々の健康チェックをすることが大切です、特に職員はご利用者の食事の介助など密接に接触するため、職員の健康管理も重要であす。また、この際、職員やご利用者の健康状態をチェックする有用な方法として症候群サーベイランスがあります。症候群サーベイランスを行うことにより感染拡大を早期に発見でき、集団感染を予防する手助けとなるからです。

 

 症候群サーベイランスとは、毎日、発熱、咳、下痢、嘔吐、皮疹などの症状をチェックし、継続的に調査、監視、把握することで、当該症状利用者の急増と感染症の流行を早期に探知するシステムです。症候群サーベイランスは、新型コロナウイルスはもちろん、インフルエンザ、ノロウイルス感染症、疥癬などのアウトブレイクを早期に発見できる可能性があり、当該症状利用者が急増した際に、迅速に管理、予防を図ることが可能といわれています。こうした症候群サーベイランスも含め様々な対策により、大切なご利用者の命を守ることが高齢者施設の役割といえます。

 

 

 

 一方で、感染者のみならず、そのご家族や周辺の方々、介護従事者やそのご家族などに対し、誤った情報や認識によって、不当な差別、偏見、いじめ、SNSでの誹謗中傷などが発生しているのも事実です。そして、こうしたいわれのないいじめや差別的な扱いを受けた職員は心を痛めています。医療スタッフも同様ですが、介護業務に従事されている方々は、高齢者の命や生活を守るため、日々懸命に新型コロナウイルス感染症に立ち向かっています。

 

 したがって、ご自身の周りで差別などにつながる発言や行動があった時には、それに同調せず「そんなことを言ってはいけない」「そんなことはやめよう」と声を上げてください。人々の優しさこそが新型コロナウイルスとの戦いの強い武器になると思います。いじめや差別、偏見、誹謗中傷は紛れもなく人権侵害です。多くの方々のご理解とご協力を是非ともお願いします。

 

 今後もISO9001認証取得事業所として、法令や倫理規程、就業規則をはじめ、法人内に存在するマニュアルなどを確実に遵守し、真にご利用者が安心して利用することのできる組織として、成長し続けていきたいと思っています。

 

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 筋肉はあらゆる場面で大事です。筋肉は、普段から健康的に生活するために重要ですが、その筋肉を作るために必要なのがタンパク質(プロテイン)。ダイエットをする上においても筋力トレーニング、いわゆる筋トレは欠かせません。現在自身、自宅のフローリングの部屋に、ベンチやマシーン、エアロバイクを置き、好きな時間に好きなだけ趣味の一つともいえるトレーニングができる環境にしていますが、筋トレは仕事に通じるところがあるといわれます。

 

 それは、筋トレも仕事も目標に向かってどのようにしてどれくらいやるのかを考える習慣があるからだそうです。そこで、毎月29(にく)日は、『月刊「筋力トレーニング」』として筋トレや健康、仕事についてお伝えしていますが、本日のテーマは『自重トレーニング』。

 

 

 

 

 筋トレの種目はいくつかあります。ジムなどで行う「マシントレーニング」、ダンベルやバーベルなどを使った「フリーウエイト」、自分の体重だけで負荷をかける「自重トレーニング」です。その中で本日お伝えするのは「自重トレーニング」。「自重トレーニング」とは、自身の体重を負荷として利用する筋力トレーニングの総称で、代表的な「自重トレーニング」といえば、腕立て伏せ、腹筋、スクワットといったところでしょうか。

 

 「自重トレーニング」は、ジムなどに通うより、かえって筋トレを習慣化しやすく、トレーニングもモチベーション次第で鍛えることができるため、お財布にも優しいトレーニング方法といえます。筋肉を大きくするためには、マシーンなどの器具を使ったウェイトトレーニングは効果絶大ですが、その反面身体にはかなりの負荷をかけることになるため、筋肉そのものはもちろん、腱や関節などを痛めるリスクも少なくありません。一方、「自重トレーニング」は、自分の体重を負荷としてかけるため、ケガのリスクも低く抑えられるというのもメリットの一つといえるでしょう。

 

 自重トレーニングでは慣れが出てきたら回数やセット数を増やしたり、インターバルを短くするなど、自分の限界のハードルを越えていくことができます。さらに、負荷をかけたい場合には、様々なアイテムを使用してみるのも良いかもしれません。アイテムを使う事で鍛えたい部位にしっかりアプローチできるというのがメリットですが、あくまでアイテム無しの自重トレーニングで十分に鍛えてからにしましょう。ちなみに、自身のホームジムで使用している自重トレーニング用のアイテムは、プッシュアップバー、シェイプアップローラー、バランスボール、wモンスターローラーの4種類です。

 

 

 

 

 トレーニング伝道師・山本ケイイチさんが2008幻冬舎新書から出版された「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」には、筋肉を鍛えることは今や英語やITにも匹敵するビジネススキルとなっており、筋トレを行うことで、仕事に対する直感力や集中力が高まるなどのメンタル面にもたらす効用や、筋トレを続ける工夫などが書かれており、こうした本が今やベストセラーになる時代です。

 

 運動によっていくつものホルモンが分泌され、肉体的にも精神的にも健全になります。体が活性化するノルアドレナリン、ポジティブになったり意欲的になるドーパミン、精神的に安定するセロトニン、幸福感に包まれるエンドルフィンなど、運動によって、こうした様々な健康ホルモンが分泌され、その結果、自分でやり切る計画力と継続力、辛いことを乗り越える忍耐力、健全な精神力と肉体が出来上がるという具合です。

 

 ともあれ、あらゆる場面でモチベーションを高めてくれる筋トレを通して、今日もポジティブなメンタルを保ち続けましょう。最後に、“継続は力なり”という言葉があるように何事も継続が大切で、筋トレも同じように続けることが何より大切だということを覚えておいてください。

 

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 さて、毎週月曜日(たぶん…)は『週刊「四季の花々と木々」』と題して、自身が勤務する社会福祉法人の介護施設で育っている四季折々の草花や木々、それらに関わる出来事をご紹介しています。

 

 本日のテーマ(と、言えるようなものではありませんが)は、『“千両万両有り通し”』。

 

 

 

 平成282016)年に、自施設の中庭に小さな「万両」が生えているのを見つけました。樹実食の野鳥が「万両」の実を食べ、糞とともに地面に落ち、発芽したと考えられます。そこで、それをそっとポットに移し育てていたところ、今年初めて花を咲かせ、今は光沢のある赤い果実で見る人の目を楽しませてくれています。「万両」という、いかにもたくさんのお金を彷彿とさせる名前から、「千両」とともに正月用の縁起木として親しまれています。

 

 万両の他にも、千両(センリョウ科)、百両(カラタチバナの別名・ヤブコウジ科)、十両(ヤブコウジの別名・ヤブコウジ科)、一両(アリドオシの別名・アカネ科)とお金(両)をほうふつとさせる名前の植物は、一の位から万の位までのラインナップがそろっており、いずれの植物も秋から冬にかけて赤い実が付きます。そして、このうち3つを揃えて「千両・万両・有り通し(常にお金に困らない)」といった洒落もあるといいます。

 

 そこで早速、集め始めすべてが揃ったところで、調べてみると万両の上になんと「億両(ミヤマシキミ)」もあることを知ります。「億両(ミヤマシキミ)」は、本州から九州の山地に見られるミカン科の常緑低木で、果実は直径1㎝近くになり、「マンリョウ(万両)」よりも大きいため、「億両(ミヤマシキミ)」と呼ばれるようになったそうです。こうなると「億両」を揃えなければと探していると、職員が園芸店で見つけ購入。ついに、一両から億両まで完璧に揃い、完結となったわけです。

 

 

 

 古来、これらの赤い実を付けた植物は、還暦の「赤いちゃんちゃんこ」と同じように、めでたい時には赤い縁起物が欠かせないという習わしから、現在も多くの家庭でお正月の縁起物として持てはやされてきました。言うまでもありませんが、「両」というのはお金の単位で、昔は千両といえば大金だったわけで大金持ちになれるのはめでたいこと=縁起物として今も受け継がれているということでしょう。

 

 現在、自法人の抱える課題は、職員の確保をはじめ、新規事業に係る借入の償還、近い将来に迫っている既存の建物の大規模修繕や建て替えへの備えに加え、4月に発令された新型コロナウイルス感染症の感染拡大によるデイサービスやショートステイなどのご利用者の利用自粛、衛生用品の価格高騰など、経営への影響も決して少なくなく、厳しい経営が続くことは間違いありません。

 

 元禄文化の象徴とも言える文化人である井原西鶴が浮世草子「日本永代蔵」の中で、「始末(倹約)十両、儲け百両、見切り千両、無欲萬両」という言葉をご存知でしょうか。経営者に必要なのは見切りであり、その先に無欲があるということで、無欲とは、智恵を出してイノベーションをせよというように解釈ができるといわれます。つまり、これは社会福祉法人が目指す経営にも当てはまるのではないかと感じるものです。

 

 

 

 良質な経営資源をどれだけ確保できるかによって、企業の競争力が決まるのは確かです。経営資源とは一般的に、ヒト、モノ、カネ、情報が主要な経営資源ですが、事業が赤字では、どんなに良質なサービスを提供していても、事業そのものを継続していくことはできません。ヒトを確保しなければ、事業はできませんが、ヒトを雇うのにも教育していくにも「カネ」は必要です。もちろん、サービスの質を落としてまで「カネ」を確保するのは本末転倒ですが、しっかりと安定した経営を行っていくためにも、「カネ」をはじめ、様々な経営資源を見える化していかなければならないということです。

 

 したがって、自法人としても、今後さらなる経営努力も必要ですが、「千両、万両、有り通し」のような縁起担ぎ、遊び心もまたご利用者やご家族に楽しんでもらえるという経営努力の一つだと思っています(努力か?まぁすべて集めるのに約4年の歳月を要したのだから、努力したといえば努力したということでしょう)。

 

 花や緑の癒し効果は医学的にも証明されており、認知症の高齢者などへの心理的なケアに、花を活用する取り組みも広がっています。これからも四季の花々と木々でご利用者の方々に楽しんでいただけるよう様々な取り組みを行っていきたいと思っています。ともあれ、今週もよろしくお願いします。

 

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 2025年には、約800万人の“団塊の世代”が75歳を迎え、後期高齢者となるため、社会保障費の問題をはじめ、介護を取り巻く環境も大きく変わることが懸念されています。

 

 一方で、こうした中にあっても介護に対する国民の関心は決して高いとは言えないのではないでしょうか。そこで、毎週日曜(たぶん…)に、自身が気になったニュースをお届けしようと思います。

 

 厚生労働省は129日に、「第196回社会保障審議会介護給付費分科会」を開催し、運営基準と審議報告について審議を行いました。

 

 そこで厚生労働省は、次のような内容を含む「令和3年度介護報酬改定に関する審議報告(案)」を示しています。

 ① 感染症や災害への対応力強化:通所介護の基本報酬について、足下の利用者数に応じて柔軟に事業所規模別の各区分の報酬単価による算定を可能とする。

 ② 自立支援・重度化防止の取り組みの推進:多機能系サービスは市町村が認めた場合、過疎地域等において登録定員を超過した場合の報酬減算を一定の期間行わないことを可能とする。

 ③ 自立支援・重度化防止の取り組みの推進:CHASEVISITへのデータ提出とフィードバックの活用によりPDCAサイクルの推進とケアの質の向上を図る取り組みを推進する。特養等もADL維持等加算の対象にする。

 ④ 介護人材の確保・介護現場の革新:特定処遇改善加算の平均の賃金改善額の配分ルールにおける「経験・技能のある介護職員」は「その他の介護職員」の「2倍以上とすること」を「より高くすること」に変更する。

 ⑤ 制度の安定性・持続可能性の確保:通所系・多機能系サービスの同一建物減算適用時等の区分支給限度基準額の計算方法を見直す。

 ⑥ その他の事項:介護保険施設における食費の基準費用額について、令和2年度介護事業経営実態調査結果から算出した額との差の状況を踏まえ、利用者負担への影響も勘案しつつ必要な対応を行う。

 

 また、「運営基準の改正等の概要(案)」のうち、前回(第195回)の議論を踏まえ、積み残しにされた事案について次のような修正案を示しました。

 ① 短期入所系・施設系サービスの個室ユニット型施設については、1ユニットの定員を、夜間および深夜を含めた介護・看護職員の配置の実態を勘案して職員を配置するよう努めることを前提に、現行の「おおむね10人以下」から、「原則としておおむね10人以下とし、15人を超えないもの」とする。

 ② 認知症グループホームの夜間・深夜時間帯の職員体制については、3ユニットの場合、一定の要件の下、例外的に夜勤2人以上の配置に緩和できることとし、事業所が夜勤職員体制を選択することを可能とする。

 

 こうしたことを踏まえ、運営基準などに関する事項は厚生労働省が提示した対応案をベースに進めることになり、今後パブリックコメントなど必要な手続きに移ることになりました。

 

 なお、今回の審議報告案には、全国老施協が会員施設の声を取りまとめて介護給付費分科会に提出した「令和3年度介護報酬改定(各論)に関する提案」などで訴えてきた事項の多くが盛り込まれました。例えば、感染症予防体制の充実や介護事故報告の明確化と体制整備、看取り介護加算の充実、ADL 維持等加算による評価の充実、褥瘡マネジメント・排せつ支援加算・介護職員等特定処遇改善加算の見直し、専従要件(従来型特養とユニット型の兼務等)、ICT を用いた業務の効率化やケアの質の向上、基準費用額の実態に応じた見直しなどです。

 

 また、委員として参加している全国老施協の小泉立志理事は、今後の課題として、CHASEのデータ入力の負荷軽減、プロセス評価・アウトカム評価の充実の必要性を訴え、「CHASEの指標そのものも高齢者の尊厳の視点から主観的評価や環境上の理由等を検討していくべき」としました。

 

 さらに、「2024年度介護報酬改定に向け、現在、医療と介護の提供体制のあり方が検討されているが、地域医療構想と介護サービス需給の影響を考慮した地域単位のサービス設計が必要。医療の専門性をいかに介護に供するか、医療は社会的処方の観点から介護の福祉的な専門性をどう享受するか、これを次期改定において位置づけていくべきと考える」と意見を述べられました。

 

 そのほか、「処遇や職場環境の低下を招かないことを前提に、人材不足を念頭に置いた設備、運営基準等の見直しを考える必要がある。都市部と地方では生じている問題や状況が異なり、それぞれに合わせた配置基準・設備基準の総合的な見直しが不可欠だ。ロボットやICTの利活用による現場の負荷軽減もあわせて同一拠点内の事業所との職員の兼務関係や設備などについて、大胆な緩和の方向を検討していくべき」と要望しました。

 

 今回の議論を踏まえ、次回の分科会で「審議報告」を取りまとめる予定になっています。(参考資料:https://www.roushikyo.or.jp/?p=we-page-menu-1-2&category=19325&key=21769&type=contents&subkey=354555

 

 

 

 前回2018年度の介護報酬改定では全体でプラス0.54%というプラス改定になりましたが、このプラス改定は実に6年ぶりということになりました。ただし、これは2000年の介護保険制度の施行から、すでに2割も介護報酬が減らされていることを忘れてはなりません。

 

 そして、その結果、現在の国難ともいわれる介護人材不足を引き起こしたということも、決して忘れてはなりません。したがって、来年20214月の介護報酬改定では、なんとしても本体報酬を診療報酬並、いや、それ以上に引き上げ、少なくとも一日も早く制度施行時の水準に戻してもらいたいと思います。

 

 テレビや新聞で報道される介護に関するニュースは、どうしてもネガティブなものが多いのが現実ですが、そんな中にも、明るいニュースはたくさんあります。来年は、超明るいニュース湧く一年になればと思っています。

 

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