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 おはようございます。「水野敬生オフィシャルブログ」です。介護業界に身を投じて30数年。介護・福祉の仕事に関することの他、趣味や様々な出来事を綴っていきたいと思います。

 

 自身知る人ぞ知る“食わず嫌い”なのですが、仕事の合間に立ち寄った店で食事をする様を描いた久住昌之氏原作のグルメ漫画で、テレビドラマ化されている『孤独のグルメ』に影響されて、毎週土曜日(たぶん…)は、そんな“食わず嫌い”が、最近食べて美味しかった料理やお酒を紹介したいと思います。

 

 このコーナーも今年残すところあと1回。今年は、新型コロナウイルスの影響で飲食店の経営が悪化する中、東京でも多くの人に愛された老舗や有名店だけでなく、細々と続けて来られた近所のお店までも相次いで閉店を余儀なくされています。そこで、新型コロナウイルスの影響で売上が落ち込む行きつけの店を応援しようと、緊急事態宣言以降も通い続けた3店舗をご紹介して幕を閉じようと思います。どのお店も消毒はもちろん、客間や換気などの感染対策をしっかりとられています。

 

 

 

 第3回目、最終回となる今回ご紹介するお店は、毎度お馴染みJR八王子駅北口から徒歩すぐ、古民家をリノベーションしたような雰囲気の中で、大中小の個室やお座敷、掘りごたつ席と様々な席が用意されたお店です。何回もご紹介していますが、このお店は、新潟県の佐渡料理を中心とした居酒屋さんで、海鮮類は佐渡から仕入れるなど、こだわり海鮮系の料理は鮮度もお味も抜群です。

 

 今回いただいたお料理は、前菜(豆腐サラダ)にはじまり、刺身盛り合わせ(炙り金目鯛、本まぐろ、炙り真鯛)、すき焼き(新潟佐渡牛、A5松阪牛)、真鯛のポワレ 和風醤油バターソース、蟹ときのこの吹き寄せ、ロブスタータルタル焼き、強肴に赤海老頭揚げ。〆には嬉しいふぐ鮭イクラご飯、あさりのお味噌汁、デサートにはケーキとフルーツの盛り合わせ(残念ながら写真撮り忘れました…)と、今回も豪華で大満足のお料理の数々でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食創造都市 大阪推進機構 飲食店における感染症対策に関する検討会で策定された「新型コロナウイルス感染症に対する外食利用に関するガイドライン」によると、感染症対策として、COVID-19だからといって特別な事をするわけではなく、普通の感染症対策を11つしっかりとしていくことで感染リスクを抑えられるということです。これは、お店だけでなく来店する側も、しっかり理解し、協力していくことで、安心・安全に外食を楽しみましょうということです。

 

 例えば、入り口で手を洗ってお店に入るだけで、感染の確率は数千分の1に下がるといいます。また、2回洗うとさらに100分の1に下がるということです。今や当たり前の行為のようにも思えますが、意外と見落としがちなのがスマホの消毒にも注意です。新型コロナウイルスは、正しく恐れるが基本です。専門家の方々の話ではコロナは、国内で1年、世界的には2年続くといわれていますので、こうした基本をしっかり守り、これまで人々を楽しませてくれたお店を守っていくことも大事だということです。

 

 ともあれ、いつも美味しいお料理とお酒、ごちそうさまでした。コロナ禍だけでなくコロナ後もずっと続けられる感染症対策、感染リスクを最小限に抑える努力を続けることが必要です。これからも新型コロナウイルスに負けないでください。

 

 

 

 食事は健康な人に限らず、介護が必要な高齢者であっても、栄養バランスだけを考えるのでなく、生活の中で大きな楽しみな時間でなければなりません。美味しいものを食べた時の幸福感や満足感は、オキシトシン、別名“癒しのホルモン”とも呼ばれる物質が分泌されることによって感じるといわれます。

 

 しかし、美味しいものを食べたからといって、いつも幸せな気分になれるかといったら、そうでない時もあります。例えば、寂しく独りで食べている時、食事の席に苦手な人がいる時、体が疲れている時、体調を崩している時など、様々なストレスによって“癒しのホルモン”の分泌が抑えられてしまうからだそうです。

 

 そんな時こそ、今日ご紹介した美味しい「会席料理」を召し上がり、元気を出して下さいね。

 

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 自身が勤務する社会福祉法人では、地球温暖化防止国民的運動「チャレンジ25キャンペーン」に参加しています。

 

 そこで、毎月25日(頃になるかも)は、『月刊「チャレンジ25キャンペーン」』とし、地球温暖化に関する情報、啓蒙をお届けしています。今回は、この冬は豪雪に注意が必要』を紹介しようと思います。

 

 今年9月、気象庁は世界的に異常気象をもたらすとされているラニーニャ現象がペルー沖で発生したと発表しました。ラニーニャ現象が発生すると、日本では夏は気温が高くなり、冬は気温が低くなるという傾向があります。2017年秋から2018年春にかけて発生したラニーニャ現象では、東京都でも大雪が降りレインボーブリッジで約50台の車が立ち往生したり、新潟県では寒波による水道管の破裂で1万世帯以上が断水になったり、福井県では物流の遮断によりスーパーやコンビニで品薄に、ガソリンスタンドで燃料が不足したりと、大変な被害をもたらしました。

 

 

 

 したがって、この冬は豪雪に注意が必要だということでしょう。ラニーニャ現象は、地球温暖化の影響が大きいと考えられていますが、気象庁が発表している「世界の気温変化」では、100年あたり0.72の割合で気温が上昇していることがデータから分かっています。このことに代表されるように、これまでにないスピードで変化していく気候、多発する異常気象が引き起こす環境の変化は、トラやライオンをはじめ、様々な野生生物を、絶滅の淵へ追い込んでいっています。

 

 WWFジャパンによると、現在、地球温暖化の影響を受けていると考えられる野生生物の数は、およそ2,800種で、この数字は、今後さらに増加してゆくと見られており、地球温暖化による野生の生きものたちの危機は、地球上のあらゆる命を支える自然環境の崩壊につながると警鐘を鳴らしています。20178月に、IUCN(国際自然保護連合)が発表している世界の絶滅の恐れのある野生生物のリスト「レッドリスト」には、約24,000種あまりの野生生物が「絶滅の危機の高い種(絶滅危機種)」として掲載されています。

 

 そして、レッドリストは野生生物を追いつめる大きな11の要因の一つに、「気候変動」つまり地球温暖化を挙げています。地球温暖化は、大気中に含まれる二酸化炭素などの温室効果ガスによって気温や海水温が上昇し、氷河や氷床が減少する現象です。地球温暖化は平均的な気温の上昇だけでなく、熱波といった異常高温や大雨、干ばつの増加など様々な気候の変化をもたらしています。この原因となる温室効果ガスは、いうまでもなく人の活動によって増加しています。

 

 

 

 

 熱帯林には、地球上の野生生物種の約半分が生息・生育しているといわれていますが、一説では、1975年以降、毎年4万種程度が絶滅しているといわれており、今なお多数の種が絶滅の危機に瀕しているといわれます。しかし、これらは人間が確認できている生物種の話であり、本当はもっと多くの種類の生物が、気づかれることなく絶滅しているかもしれないということです。事実、オーストラリアで2019年から2020年にかけて発生した現代史上、野生生物にとって最悪の災害の一つといわれる前例のない規模の森林火災により、30億匹の動物が犠牲となった、もしくは住処を失ったといわれています。

 

 先日もテレビニュースで放映されていましたが、インドとバングラデシュにまたがるスンダバンスは、トラの生息地として特有のマングローブ林で多くのトラが生息しています。トラは泳いで島に移動していますが、温暖化の影響で水位が上がり、人とトラの生息地域が限られてきていることで、人とトラとのトラブルも以前より増しています。温暖化は人間だけでなく多くの野生動物たちに影響を与え、その結果、人間にも悪影響を及ぼすという負の連鎖になることを、それを引き起こしている人間がもっと自覚し早く行動に起こさないことには、動物だけでなく人間も滅びてしまいます。

 

 溶ける氷床、死滅するサンゴ、焼ける森林、とどまることなく上昇し続ける気温に、人がどう向き合っていくかをしっかり考え、行動していかなければなりません。一人ひとりの行いは、ちょっとしたことかもしれない・・・。でも、それがチームとなって結集すれば、地球規模の大きな力になれる・・・。日々の生活の中で、私たち一人ひとりが地球温暖化防止を意識し、できるところから温暖化防止の取り組みを始めてみましょう。

 

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 現在自身、東京都福祉保健財団 東京都介護支援専門員実務者研修の講師をはじめ、東京都社会福祉協議会 東京都高齢者福祉施設協議会の副会長、公益社団法人 全国老人福祉施設協議会 広報委員会の委員長、東京家政学院大学の非常勤講師などの社会活動を行っています。そこで、毎週木曜(あたりで…)に、参加させていただいているさまざまな社会活動をお伝えできればと思っています。今回は「社会活動に参加する意義」。

 

 一昨日、全国老人福祉施設協議会の第8回正副会長・委員長会議がWebで開催されました。これで年内、自身が活動しているすべて会議、委員会が終わりました。このコーナーの集大成として、今年を振り返ってみると、201912月に中国の武漢に端を発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が瞬く間に世界を席巻し、多くの国を混乱に陥り、日本においても、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、多くの会議、委員会がWebでの開催となりました。

 

 

 

 新型コロナウイルスの問題の他でも、生産性の向上や働き方会などと、生産性を高めるためにWeb会議や電話会議、テレビ会議システムなどを導入する企業も増えてきました。また、テレワークやリモートワークなど働き方の多様性が増す今後、会議の在り方を見直す必要も出てくるでしょうが、ビジネスをスケールアップさせるには、参加者間のシームレス、いわゆる顔と顔を突き合わせた垣根のないコミュニケーションは必要不可欠だということをあらためて実感させられたことも事実です。

 

 とはいえ、現状では治療薬・ ワクチンなどが未だ不透明な中、その影響は長期にわたる可能性も視野に入れながら、様々な社会活動を行っていかなければなりません。しかしながら、こうした活動は、同業他社であっても、積極的に活動されている方は決して多くはありません。また、同業他社、また自施設の中にあっても社会活動に批判的な方々も少なくありません。実際、自身が以前勤務していた法人では、「自分が有名になりたいからやってるんだ」や、専門委員会などでは「別に給与が支給されているんだ」などという批判の声もありました。

 

 もちろん、有名になりたいからでも、給料をもらっているわけでもありません(どっちかといえば持ち出しの方が多い…)。そんな批判への思いを代弁してくれるコラムがあります。それは、立教大学現代心理学部の香山教授の「社会活動に取り組む人に、なぜ聖人君子像を求めるのか」というコラムで、社会活動をする人が聖人君子でなければ、「何か裏がある」「どこかからお金が流れている」と見られてしまう風潮があるということを指摘されています。

 

 

 

 香山教授によると、『このような批判的な人や組織にとってみれば、自分の欲望とは無縁の社会活動などあるわけがないという、不信感が非常に強いのではないでしょうか。これらの活動を仏教やキリスト教など、宗教的な信念から行っている人であれば、周囲から批判を受けることなく意外とすんなり認められるようです。そうした背景のない人がお金や名誉のためではなく、あえて損な役回りを引き受けることなどありえないと考えられてしまうのでしょうか。むしろ、裏がない人は怖がられる存在なのかもしれません。』と。

 

 そして、香山教授は、次のように締めくくっています。『「この世の中にいる人の全員が全員、社会活動に熱心に取り組む人になるということはあり得ません。また、その必要もないと思います。多くの人は自分の生活で手一杯。そのなかで少しでもお金が欲しい、モテたいと思いながら生活していてもまったく構わないと思います。にもかかわらず、懸命に社会活動に取り組む人をなぜ批判するのでしょうか。おそらく、純粋な意思で社会活動をしている人が本当にいるとなれば、何もしていない自分が否定されたような気分になってしまうからなのかもしれません。

 

 「おまえはなぜ活動しないんだ?」 「おまえは自分のことしか考えない欲深な人間だ」。そう言われているような気がしていたたまれず、「裏がある」と批判することで「アイツのほうがもっとひどいじゃないか」と自己を正当化したいのではないでしょうか。もっとも、こういう人は自分も何かしろと迫られているように感じるからこそ過敏に反応するのだと思います。

 

 

 

 何らかの社会活動をしなければならない。自分のことだけを考える利己主義になってはいけない。社会の一員として利他的なことをしなければならない。いろいろな事情があって今は自分の生活を成り立たせるので手一杯だけれども、できることなら利他的に振る舞いたい。批判を浴びせる人たちは、潜在的にはこうした良心的なこころを持っているのではないでしょうか。」と。(参考資料:https://diamond.jp/articles/-/16860

 

 現在、介護業界では、大多数の経営者がその経営基盤の脆弱性や法人、施設の経営に対する不安は決して少なくありません。様々な社会活動への参加は、自らの法人の持続的な経営、成長はもとより、社会全体、特にこの介護業界の持続的発展へ貢献するためにも、幅広い地域住民、都民の声に耳を傾け、同業他社とも協力し合いながら、社会からの要請に応える活動にも取り込む努力を続けていくためにもとても意義のあることだと感じています。

 

 したがって、同業者や関係機関が連携し、より親密な関係をもつことによって、施設における経営基盤の整備・強化や、人材育成などの共通課題について協調を図ることで、より良い介護サービスにつながるものと考えています。また、こうした社会活動を通して、自らの法人の持続的な経営、成長はもとより、社会全体、特にこの介護業界の持続的発展へ貢献するものと思っています。

 

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 自身の勤務する社会福祉法人では、提供する介護サービスの質の向上、ご利用者満足の向上などを目的に、品質の国際規格ISO9001の認証を取得しています。

 

 そこで、毎週水曜日(たぶん…)は、介護とISOに関連した記事をお送りしています。本日のテーマは『地域福祉研修会』。

 

 

 

 ISOの共通規格に伴い、新たに追加した「4.2利害関係者のニーズ及び期待の理解」という項があります。利害関係者(英語では stakeholder)とは、「意思決定若しくは活動に影響を与え、影響されることがある又は影響されると認知している、人又は組織」と定義されています。

 

 自法人の場合、利害関係者として、職員をはじめ、職員の家族、地域住民、ご利用者、ご利用者のご家族、業務委託先、取引先、規制当局、競合他社、メディア、警察や消防なども含まれます。こうした関係者のニーズを把握することで、より良いマネジメントシステムが構築されて、ISOを経営に活かす事が出来るようになるということです。

 

 社会福祉法人は、公益性を有する社会福祉事業を主たる事業とする非営利法人として、地域の福祉ニーズに対応することが求められています。自身の勤務する社会福祉法人では、これまでも配食サービスや介護予防教室をはじめ、地域交流会や24時間対応の電話相談など、社会福祉法人として、この役割をより積極的かつ主体的に果たしてきました。

 

 

 

 加えて、社会福祉法人が地域福祉の中核機関として、自らの法人職員の資質向上にとどまらず、地域の介護人材の育成にも寄与することを目的として、近隣地区の社会福祉法人をはじめ、企業やNPOなどの民間が行っているデイサービスや訪問介護、居宅介護支援事業所などの介護事業所も招いて、年4回定期的に地域福祉研修会を実施してきました。

 

 しかしながら、今年度は新型コロナウイルスの感染拡大により、これまで取り組んでいたこの地域福祉研修会のみならず、その他の地域公益活動や地域行事など、外部との交流についても中断を余儀なくされてきました。一方で、新型コロナウイルスとともに生きる社会にあっては、国民一人ひとりが可能な限り感染防止に努めながら、社会経済活動とのバランスを図ることも求められています。

 

 そこで、新型コロナウイルスの一層の感染拡大防止を図るため、椅子なども含めた会場内の消毒はもちろん、ソーシャルディスタンスを保ちながら、また、参加する職員も一堂に集まることのないよう、サテライトではリモートを使用してのライブ配信など工夫を行い、先月末、今年度はじめてとなる地域福祉研修会を開催することができました。講師には、青梅市の特別養護老人ホームで副施設長を務め、東京都の介護支援専門員の実務者研修、更新研修などの講師を務めておられる林正氏をお招きし、「次期介護報酬改定」をテーマに講演をいただきました。

 

 

 

 

 20214月の介護報酬改定に向けて、厚生労働省介護給付費分科会では現在も議論が重ねられています。国は認知症の人や、医療ニーズが高い中重度の高齢者を含め、それぞれの住み慣れた地域において、利用者の尊厳を保持しつつ、必要なサービスが切れ目なく提供されるよう取り組みの推進を目指しています。今回の改定では、科学的介護・地域包括ケアシステムの推進に加え、新型コロナウイルス感染症への対応力強化も重要なポイントであり、コロナ対応を見据えた経営環境を整えていくことも重要なマネジメントとなるということです。

 

 地域包括ケアシステムの深化・推進のためには、特別養護老人ホームなどの施設介護には限界があります。したがって、できる限り高齢者が自宅に居ながら24時間を支援するフルサービスの体制作りが必要不可欠です。これには、地域の介護保険事業者が、しっかりと高齢者を支援しサポートする適切なケアマネジメントを含め、経営に対し、今よりもさらに精度を増す必要性があるともいえます。

 

 そして、この体制を作るには、介護保険事業者が積極的に地域包括ケアシステムの構築を目指し、理念・体制・教育の構築が必要不可欠であり、この地域福祉研修がその一翼を担うことで、利害関係者の一つのニーズに応えることができるであろうと考えています。

 

 今後もISO9001認証取得事業所として、法令や倫理規程、就業規則をはじめ、法人内に存在するマニュアルなどを確実に遵守し、真にご利用者が安心して利用することのできる組織として、成長し続けていきたいと思っています。

 

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 自身が勤務する社会福祉法人には、ミニチュア・ダックスフンドをはじめ、ネコやウサギ、ハムスターやモルモットなど、さまざまな生き物たちが、ご利用者の方々の良き同居者、時には家族、伴侶として暮らしています。

 

 そこで、毎週火曜(たぶん…)には、自身が勤務する介護施設で暮らす生き物たちを紹介したいと思います。本日のテーマは「アニマルセラピー」。

 

 

 

 

 自法人をはじめ、最近では実際に動物と触れ合える施設も増え、アニマルセラピーという言葉も一般的になったような気がします。欧米ではさまざまな分野でアニマルセラピーが取り入れられており、その対象は、高齢者、病気の終末期にいる患者、身体機能障害のある人、精神病患者、身体的疾患もしくは精神的疾患を抱える子供、犯罪者など広い範囲に渡り、それぞれの分野で成果を上げています。

 

 そもそもアニマルセラピーの元祖は何といっても家におけるペットです。自宅に動物がいるだけで心が和み、一時的にせよ悩みを忘れられる体験は、ペットを飼った経験のある方の多くは理解いただけるのではないでしょうか。この動物との触れ合いを治療の一環として取り入れたのが、アニマルセラピーで、人間を身体的、精神的、社会的に回復させる方法として、国際的に認知されています。

 

 一般的にアニマルセラピーの対象としては、認知症、知的障害、自閉症、精神疾患(統合失調症、スペクトラム、双極性障害、抑うつ障害、不安障害、強迫関連障害、外傷後ストレス障害(PTSD)などの症状、障害に効果があるとされています。また、動物の種類によって癒しの効果は違うとされています。例えば、日本でうつ病の患者数は110万人を超え過去最多となっているそうですが、猫がうつ病を癒してくれるという話もあります。

 

 

 

 

 自法人において、はじめて導入した生き物は、熱帯魚でした。導入当初は1つだけだった水槽も、今では、カメの水槽2つを入れて11個にもなりました。グッピーやネオンテトラなどの水槽では、水の揺らぎの中を泳ぐ美しい熱帯魚や揺らめく水草水槽を眺めることにより、なぜか心が癒されます。水の流れる音により、心地よい気持ちになったり、観賞する楽しさがあります。これが一つのアニマルセラピー効果につながっていくのでしょう。

 

 また、ミニチュアダックスフンドは、介護サービスを利用される高齢者だけでなく、自施設の企業主導型保育所に通う元気な子どもたちには効果があるといわれます。重い疾患を持ち長期の入院生活を強いられる子どもたちの心のケアや治療の補完を担うことや、発達に問題のある子どもたちの対人コミュニケーションの仲介を行ったり、心に傷を負った子どもたちの心を癒すような役割も担っています。また、スウェーデンで65万人を対象にした大規模調査で、犬を飼っていた家庭で幼少期を過ごした子どもがぜんそくになるリスクは、犬がいなかった子どもよりも低いことも分かっています。

 

 最近では、生きている動物の場合、アレルギーや事故、人獣共通感染症(動物から人へ感染する病気)などへの不安から、導入するのが難しいという状況や、動物と接することが難しい患者や環境でも、比較的安心して導入できるロボットセラピーも登場しています。しかし、いくら高性能なロボットを作っても、やはり生身の犬や猫が持つ癒やし効果にはかなわないといわれていますので、今後も自法人の動物たちには、しっかりとセラピードッグ、キャットとしての役割を果たしてくれることを期待しています。

 

 

 

 

 ちなみに、アニマルセラピーは、人間の健康の寄与する一方で、動物にとっては普段以上の負担を強いられていることを常に意識しなければなりません。動物への負担は、主にストレスとして蓄積され、体調を壊すなど様々な症状として現れることもあります。したがって、動物たちについては、日々いかにストレスを溜め込まないようにできるか、しっかりと動物に配慮するということも忘れてはならないということも、アニマルセラピーを取り入れるうえで大事なことといえます。

 

 最後に、ペットを飼っていると避けられない問題の一つに死別があります。今年は、グループホームで6年間飼育していたイングリッシュ・モルモット、特別養護老人ホームで飼育していた2匹のウーパールーパーが相次いで虹を渡りました。これまでご利用者はもちろん、職員をたくさん笑顔にしてくれてありがとう。ずっと忘れないからね。

 

 

 

 

 

 生き物たちと暮らすことは、単に生き物とふれあうということだけでなく、動物の存在が「動機づけ」になり、ご利用者の生活に潤いや生き甲斐が生まれ、ご利用者ができる範囲でも生き物たちのお世話をすることで、ご自身の生活に役割が生まれることにもつながります。

 

 そして何より生き物たちと触れ合うと、心が癒されます。これは「オキシトシン」、別名、愛情ホルモンというホルモンが分泌されているからです。こうした楽しい仲間たちが一人でも多くのご利用者の笑顔を生み出せるようこれからも期待したいと思っています。

 

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