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 おはようございます。「水野敬生オフィシャルブログ」です。介護業界に身を投じて30数年。介護・福祉の仕事に関することの他、趣味や様々な出来事を綴っていきたいと思います。

 

 20136月、厚生労働省研究班の調査において、65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%で、前年の2012年時点ではすでに約462万人に上ると発表されています。この調査では、認知症になる可能性がある軽度認知障害(MCI)の高齢者も約400万人いると推計されており、65歳以上の4人に1人が認知症とその“予備軍”となる計算になります。

 

 毎年921日は、国際アルツハイマー病協会(ADI)が認知症への理解をすすめ、本人や家族への施策の充実を目的に、1994年に世界アルツハイマーデー、2012年からは9月を世界アルツハイマー月間として世界各国で啓発活動を行っています。そこで、毎月21日を「認知症ケア」の日とし、認知症に対する啓発活動とともに、「認知症ケア」についてご紹介したいと思います。今月のテーマは、有酸素運動で脳を健康に』。

 

 

 

 12月も後半に入り、寒さも一段と厳しさを増し、自身トレーニングの一環としているウォーキングも二の足を踏みたくなる今日この頃です。そこで、室内トレーニング用にステッパーを購入しました。今回購入したステッパーは、まっすぐ縦に踏み込むステッパーと違い、ハの字にゆっくり踏み込むことで左右に重心移動がおこり、股関節周りの筋肉を効果的に鍛えることができるというもので、その有酸素運動効果はなんと早歩きと同じくらいという結果もあるそうです。

 

 つまり、極寒の日に外に出なくても自宅で簡単にウォーキング以上の運動効果が期待できるということです。ジョギングやウォーキングなどのいわゆる有酸素運動は、以前からダイエットや心肺機能の向上に有効だということが多くの方々に知られています。そんな有酸素運動が、近年、脳の健康にも良い影響をもたらすことが知られてきており、有酸素運動の様々な効果に注目が集まっているそうです。外側に踏み込むハの字ステップのおかげで重心が左右に揺れると、バランスを取るために上半身が動きます。
つまり!ナイスデイは下半身だけでなく、上半身の筋肉も同時に動かすことができるのです!
その有酸素運動効果はなんと早歩きと同じくらいという結果!※
自宅で簡単にウォーキング以上の運動効果が期待できます

まっすぐ縦に踏み込むステッパーと違い、ハの字にゆっくり踏み込むことで左右に重心移動がおこり、股関節周りの筋肉を効果的に鍛える※ことができます

 

 少し古いデータになりますが、1999年にアメリカのデューク大学医学部の教授であるジャームス・ブルメンサル氏によって、発表された『うつに対する治療法の研究結果「Effects of exercise training on older patients with major depression」』では、週3回、30分間の早歩きをしただけのグループが、抗うつ剤を投与したグループと同じ割合でうつ病の改善をしたという結果になりました。さらに再発率を見ると有酸素運動の方が良い数値になったということです。

 

 

 

 つまり、有酸素運動の継続は、脳の健康に良い影響をもたらすということでしょう。有酸素運動の中でも、ウォーキングやジョギングは特別な器具などが必要なく(自身は寒いのが苦手と理由から器具を買ってしまいましたが…)、時間や場所を選ばずにできるため、誰でも気軽に始められるのが特徴ですが、厚生労働省が定めた国民向けのガイドライン「アクティブガイドライン」では、『+10(プラステン):今より10分多く体を動かそう』をメインメッセージに、まずは110分からでも体を動かすことを勧めています。

 

 そうすることで「死亡のリスクを2.8%」、「生活習慣病発症を3.6%」、「ガン発症を3.2%」、「ロコモ・認知症の発症を8.8%」低下させることが可能であると示唆されています。また、日本肥満学会・日本糖尿病学会・日本高血圧学会・日本動脈硬化学会は、各治療ガイドラインにおいて運動療法を推奨しており、それぞれの学会で表現は異なるものの、おおむね13060分の中強度を週3日(1週間に10エクササイズ)以上実施することが各疾患の治療・改善に望ましいとしているそうです。

 

 ともあれ、様々なデータの数値はともかく、有酸素運動が健康に良いことだけは確かなようですので、脳を健康に保つためにも是非有酸素運動をお勧めしたいと思います。 

 

 

 日本の認知症に関する第一人者で、「柄澤式老人知能の臨床的判断基準」でも知られる医学博士である柄澤昭秀先生は、「認知症とは、慢性脳障害に起因する精神症候群であるが、個々の認知症高齢者の示す症状は単なる脳障害の反映ではなく、脳以外の身体的機能障害や心理・環境的悪条件により修飾され、拡大されることが多い。」と話されています。

 

 したがって、これらの心身の悪条件をできるだけ排除することが重要であり、その意味で日常的な健康管理と、心理的ケアには大きな治療的意義があるということです。つまり、認知症を持つ高齢者に最も大切なものは、日常の介護そのものなのであり、その人に対する接し方の上手下手や心理的環境条件によって認知症は良くもなれば悪くもなるということを示されているのでしょう。

 

 今後さらに、自身の勤務する施設も含めて多くの施設や事業所が地域福祉の拠点として、地域住民から信頼される専門施設となるよう今後も研鑽を重ねていかなげればならないと思っています。

 

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