昨日（2月15日）、関東で「春一番」

が吹いた、と気象庁から発表がありま

した。

これは昨年（2023年）の3月1日より

約二週間早い「春一番」ということに

なります。

ご承知のとおり「春一番」とは、立春

から春分の日までに吹く風速8m以上の

最初の強い南風のことです。

今も窓の外では、びゅうびゅうと風の

音が鳴っています。

例年、「春一番」とともにスギ花粉が

大量に飛散し、花粉症の方には悲惨な

状況となります。

特に子供の頃から20代ぐらいまでは、

今より酷く、鼻呼吸ができずに朝起き

ると口の中がガビガビに乾燥して喉が

痛く唾も飲み込めず、クシャミが止ま

らなくて鼻が赤くなり、ティッシュの

箱もすぐ空になるという地獄の日々が

続きました。当然の如く春は最も嫌い

な季節となりました。

自分の場合、たいてい3月が最も酷く、

さらにアルコール類を摂取すると余計

に重症化するため、この時期は飲酒の

量も極端に減ります。毎晩飲んでいら

れるのは今のうちだけです。

そのため、「春一番」が早いと悲惨な

状態がより長く続くようなイメージも

あるのですが、実はここ数年、意外と

重症化しないで済んでいます。

せいぜい目が物凄く痒くなり、涙目が

毎日続き、クシャミが止まらなくなっ

ても市販薬を飲んで寝れば、翌朝には

治っている、という程度です。

それで過去数年、関東の「春一番」が

いつ頃吹いたのかを調べてみました。

今でもよく憶えているのは、花粉症と

見られる症状が最も酷かった2018年。

この年は夏も最悪で、白いシャツが汗

だくで黄ばみ、何枚もダメになってし

まう程の記録的な長い猛暑でした。

そんな2018年の「春一番」は3月1日

でした…ごく普通です。きわめて平年

並みの「春一番」でした。

翌2019年は3月9日で、平年よりやや

遅め…花粉飛散量も減って重症化しま

せんでしたが、夏は暑かった…。

翌2020年は2月22日、平年より若干

早いぐらいでしたが、重症化せず…。

ただ、4月に雪が降るなど、なかなか

寒さが引かない天候不順の年でした。

2021年は観測史上最速となる2月4日

に「春一番」が吹きましたが、重症化

せず…しかも梅雨明けが遅くて真夏も

短く、最近では比較的過ごしやすい年

でした…。

2022年の「春一番」は3月5日と平年

並み。3月下旬までは意外と大丈夫で

したが、6月下旬から猛暑続きで長く

地獄のような夏でした。

さらに昨年（2023年）も「春一番」

は3月1日と平年並みでした。3月中

は目の痒みが酷い程度で軽症でした

が、梅雨明け前から記録的な猛暑で

死にそうでした…。

そして今年、かなり早めの「春一番」

はどうなるか？…予測としては、記録

的な暖冬で、発症は早まるかもしれま

せんが、それと花粉症の重症化に因果

関係はあまり無さそう…という結論し

か出てきません。

希望的な感触としては、むしろ花粉症

のことよりも、早い「春一番」の年は

真夏の酷暑が軽く済むのではないか？

…という予想ができることです。

事実、最近の傾向として、「春一番」

の時期が平年並みだと、真夏が長く、

記録的な地獄の猛暑になる！…という

点に注目です。

かつて、一番好きな季節といえば当然

というか、絶対的に夏でしたが、ここ

数年は「酷暑の夏」が「花粉の春」を

超えて一番嫌いになりました。

というわけで、最近一番好きな季節は

「秋から冬にかけて」ですね。

昔からクリスマス・シーズンと夏休み

は毎年、とっても好きでした。まるで

子供みたいですね…笑

もう少し年を取ったら、また変わるか

もしれませんけど…。