僭越ながら140文字では書ききれないのでこの場をお借りして気持ちをお伝えします。


僕が音楽の世界に出たのはこのDear.Gorillerというバンドを組んでからでした。その頃は右も左もわからない18歳の若造でした。

それから5年、今自分が身に付けているステータスは全てディアゴリの300本400本のライブを通して得てきたものです。



あの時わからなかったことで、今わかることがすごくたくさんあります。


このことについて、ここに書くことが必ずしも正しいかはわかりませんが、

僕はバンドをやるということはドラムを叩くことだと思っていました。

そのために多くの対人関係を犠牲にしました。

今ならわかります。僕はその点、それがすごく悔しいです。


解散して初めて、僕にとってこのバンドがどれほど身近であり、大きな存在であり、たくさんの思い出があるんだってことに気づきました。

初めてやったライブのこと、初めて地方に出たこと、車を手に入れたこと、メンバーが変わったこと、レコーディングしたこと、メンバーと海に行ったこと、ツアーに回ったこと、

挙げたらきりがありません。


バンドが成長するっていうことは人として成長するってことだったんですね。


Avnelという偉大な先輩がいて、そのAvnelの解散ライブのときにドラムの堀さんが泣きながらドラムを叩いてた気持ちが今やっとわかりました。


僕らバンドマンにとって、バンドとはそれほど大きな存在なのだと思います。



でも僕は知っています。音楽をやり続けている限り、多くの人と繋がって居れるということを。

本当に今更ながらライブをすることだけがバンドをするってことではないということ、身に沁みて感じます。
日常生活におけるすべてがバンド活動につながってくるんだって。



面と向かってはなかなか言えませんでしたが、

ディアゴリのメンバーには死ぬほど感謝しています。

自分をここまで引っ張ってくれて、だから今の自分がいます。

だからぼくはメンバーに死ぬほど感謝しています。死ぬほどです。


そしてDear.Gorillerという音楽が大好きでした。


ディアゴリのメンバーの中で音楽活動を目下、続けるという人は自分沼野のみです。

僕は、あとちょっとだけ音楽活動をさせてもらいます。
ディアゴリの活動を通して得たもの、培ったもの、教えてもらったもの死ぬほどたくさんあります。
それらを大切にして、これから活動していきたいと思います。

Dear.Gorillerの名に恥じぬよう、ACCESSFREEをかっこいいバンドにします。


最後まで読んでくださった方ありがとうございます。

きっとDear.Gorillerの関係者の方なのでしょう。

白黒つけるのがこんなにも遅くなってしまい申し訳ないです。

そしてこんなに長いこと待っててくれたたくさんの方本当にありがとうございます。

またちゃんからのLINEとか僕はもうどうしたらいいかわかりませんでした。


でも僕ら自身もきっとこんなに時間が経たないと決断できないくらい自分たちの音楽が好きだったんだと思います。


もしよかったら、たまにこういうバンドがいたな、こういう音楽をやっていたなと思いだしてあげてください。

Dear.Gorillerというバンドはなくなっても、Dear.Gorillerという音楽はずっと残るのです。

書きたいことはまだまだ死ぬほどありますが、恥ずかしながらあまりにも目から汗が出てきてよく見えないのでこの辺で締めさせていただきます。


重ね重ねになりますが、

関わってくださったすべての方に感謝を。

そしてメンバーに感謝を。

工藤さん、大谷さん、西入さん、だいちゃん、本当に本当にありがとうございました。



ありがとうございました。

2012年読んだ本を通して1年を振り返るとあることに気づきます。

ただの歴史小説好きから、一転して論文などに目を通すようになったことです。


大学院入試の勉強や、バンドの全国ツアー、卒論などに追われ

恥ずかしながら100冊すら読めなかったですが、

日本史に関する知識や考察は今年が一番深まったと確信しています。


自己を研鑽する心を常に忘れず、史学に向き合っていきたいと思います。



豊田有恒「大友皇子東下り」
安倍龍太郎「忠直卿御座船」
滝口康彦「落日の鷹」
古川薫「志士の廊下の陰謀」
豊田有恒「古代史を彩った人々」
豊田有恒「崇峻天皇暗殺事件」
桑田忠親「武将と茶道」
桑田忠親「反逆の系譜」
新田次郎「武田三代」
白石一郎「島原大変」
安部龍太郎「戦国秘譚 神々に告ぐ・上」
安部龍太郎「戦国秘譚 神々に告ぐ・下」
池宮彰一郎「事変-リットン報告書ヲ奪取セヨ-」
池波正太郎「炎の武士」
中村彰彦「海将伝-島村速雄-」
佐々木譲「武揚伝1」
佐々木譲「武揚伝2」
佐々木譲「武揚伝3」
佐々木譲「武揚伝4」
豊田穰「三人の卜伝」
高橋直樹「霊鬼頼朝」
武光誠「広開土王の素顔-古代朝鮮と日本-」
城山三郎「望郷のとき」
堀和久「八代将軍吉宗」
藤沢周平「逆軍の旗」
東郷隆文「黒髪の太刀」
邦光史郎「太平記紀行」
長谷川伸「上杉太平記」
邦光史郎「信長の挑戦」
宮城谷昌光「風は山河より1」
宮城谷昌光「風は山河より2」
宮城谷昌光「風は山河より3」
宮城谷昌光「風は山河より4」
宮城谷昌光「風は山河より5」
宮城谷昌光「風は山河より6」
宮城谷昌光「史記の風景」
綱淵謙錠「続・徳川家臣団」
池宮彰一郎「受城異聞記」
宮城谷昌光「新三河物語・上」
宮城谷昌光「新三河物語・中」
宮城谷昌光「新三河物語・下」
童門冬二「偉物伝」
司馬遼太郎「関ヶ原・上」
司馬遼太郎「関ヶ原・中」
司馬遼太郎「関ヶ原・下」
司馬遼太郎「城をとる話」
司馬遼太郎「侍はこわい」
伴野朗「驃騎将軍の死」
細川重男「北条氏と鎌倉幕府」
伴野朗「刺客列伝」
小島道裕「信長とは何か」
本郷和人「人物を読む日本中世史-頼朝から信長へ-」
宮城谷昌光「呉越春秋 湖底の城1」
宮城谷昌光「呉越春秋 湖底の城2」
川田稔「満州事変と政党政治-軍部と政党の激闘-」
城山三郎「硫黄島に死す」
司馬遼太郎「司馬遼太郎の日本史探訪」
山本有三「米百俵」
今谷明「武家と天皇-王権をめぐる相剋-」
大江志乃夫「靖国神社」
五味文彦「源義経」
井上勝生「幕末・維新」
落合弘樹「西郷隆盛と士族」
落合弘樹「明治国家と士族」
吉村昭「幕府軍艦「回天」始末」
落合弘樹「秩禄処分-明治維新と武士のリストラ-」
藤井哲博「長崎海軍伝習所-19世紀東西文化の接点-」
佐々木克「戊辰戦争-敗者の明治維新-」
原口虎雄「幕末の薩摩-悲劇の改革者・調所笑左衛門-」
野口武彦「長州戦争-幕府瓦解への岐路-」
元綱数道「幕末の蒸気船物語」
星亮一「奥羽越列藩同盟」
毛利敏彦「幕末維新と佐賀藩-日本西洋化の原点-」
中村彰彦「脱藩大名の戊辰戦争-上総請西藩主・林忠崇の生涯-」
松浦玲「徳川慶喜-将軍家の明治維新-」
佐々木譲「幕臣たちと技術立国-江川英龍・中島三郎助・榎本武揚が追った夢-」
家近良樹「孝明天皇と「一会桑」-幕末・維新の新視点-」
石井孝「明治維新の舞台裏」
加藤祐三「黒船異変-ペリーの挑戦-」
田中彰「高杉晋作と奇兵隊」
井上清「西郷隆盛・上」
井上清「西郷隆盛・下」
吉村武彦「ヤマト王権」
井上光貞「天皇と古代王権」
井上勲「王政復古-慶応3年12月9日の政変-」
長山靖生「日露戦争-もう一つの「物語」-」
古屋哲夫「日露戦争」
高橋紘「皇位継承」
田中克巳「BC級戦犯」
松田毅一「回想の織田信長-フロイス日本史より-」

藤井哲博 / 長崎海軍伝習所


卒論のために読了。

伝習生の伝習所での姿を如実に描く。また海軍やそれらの技術に携わった人々を中心に扱っている。

特に伝習所での風景は克明に述べられており、あたかも手に取るようだ。


ちなみに著者は勝海舟を酷評している。

船舶を操練する技術者としてみた勝海舟は、確かに評価に値しない人物であろう。



歴史余話