「ゲド戦記」



gedo



ひさしぶりに大作を見に。

ジブリを映画館で見るのは「魔女の宅急便」以来。

ちょっと楽しみに、ワクドキでひとり大きなシアターに入る。



光の裏には影が、生の隣には死が必ずあって、

それを受け入れてこそ、人は輝くものなんだ。



ううううーん。

ハウス☆世界名作劇場 on screen …?

いつもの「思いっきりアニメなのに、ジブリ独特の動きと音によるReality」がない。

塗り絵みたいな画面が続いた。

声が紙芝居のように別の場所から聞こえた。


私にはクモが単なる人狩りの黒幕にしか見えなかった…

世界のバランスを歪ませてるほどのなにかがよくわからなかった。

大賢人ハシタカも無条件にいい人なだけで、偉大さがよくわからない。

なんでいきなりテルーがアレンを受け入れるのかもわかんなかった。


出てくるエピソードのほとんどが、

登場人物の台詞に頼っているだけで、映像がないからだと思う。


「彼は私を○○から助け出してくれた」

いつ!?なんで!? ってゆか、○○ってなに?国??

…まあいっか。

語られないんだから大したコトじゃないんだ、流そう…汗

「こんな所にいると○○を思い出す…」

また○○か!

そんなに言うならナニがあったか教えてよ!!むかっ


そんなのがいっぱい積み重なってるから、全体に重みがない。うすっぺらい。

前回レビューの「エレファント」とはチガウ、キモチの悪い「わからなさ」だった。