花火〜Yabai- Yabai- Yabai 1〜 | 嵐好き・まるの ブログ

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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^


 花火の番外編です。

花火 〜ココロチラリ〜からの
続きなので、
ファッションショーあとの
雅紀くん特別休暇の2日目夕方の話です。

(続きものなのに、
 この前より二ヶ月くらい空いてる…
 ごめんなさい。)




 花火を読んだことのない方は、
「おはなし いちらん」という記事の
花火のとこのキャラ設定を
ご確認していただけると読みやすいかも
 です。

 
 松本教授のとこの大学院生、翔ちゃんの語りです。





 やっぱり、
家に帰ると雅紀がいるってサイコーっ。

 俺は、
 今日も仕事が休みで、
家で待っててくれた雅紀の顔を見た途端、
雅紀に飛びつく。

 
 「まぁさきぃっ。」

 「翔ちゃん。お帰りっ。
 あのね、ぎゅーってしてくれるのすっごく嬉しいけど、
 まずね。
 手洗ってうがいしてねぇ。

 ご飯はもう出来てるよっ。」


 うおーっ。最高だぞ。
 なんて可愛いんだっ。


 俺の事待っててくれるし、
 俺の事大好きだし、
 すっごい可愛らしい笑顔で微笑んでくれるし、
 ご飯も作ってくれるし…



 早く、オレも就職して、
 きちんと稼げるようになって、
 一人前の男として、
 こいつを正々堂々と嫁にもらうぞ。


 心に固く誓う。

 

 あったかい夕ご飯も、最高。

 「今日はホワイトシチューと、
 ポテトサラダと、
 鳥の唐揚げにしてみましたぁ。

 いかがでしょーっ。」




 ぅああああああああああああああぁ。


 多分、どっかで俺の顔を見てる人がいれば、
オレの頭ん中がどっかーんと破裂したみたいになって、
 顔面が雪崩を起こしたのが
 分かったと思う。

 
 「うんめぁ〜。」


 「翔ちゃん。
 あんまり頬張るとお行儀悪いよ。」

 「だって、美味しいんだもん。」


 あ、そうだ。
 あんまりにも感動して忘れきってたが、
雅紀に相談したい事があるんだった。



 ご飯も終わり、
 2人で食後のコーヒーを飲みながら
 雅紀に切り出した。


 「なぁ、雅紀。
 今日、松本教授があまりにも挙動不審だったんだ。


 ずっと上の空で、
 スマホを見つめててさっ。

 なんか、昨日もちょっと元気がない感じはしてんだけど。」



 「どうしてかは、教えてもらえなかったの?」



 「聞いたんだけどさ。
 お前には関係ないからって…


 でもさ、おかしいんだよ。
 遠くを見てぼうっとしてたかと思うと、
『つくし…』 
ってブツブツつぶやいてたんだ。」



 「あ、もしかしたら?」


 「ん?」


 「つくしさんって、松本さんの彼女の名前だった気がする。
 あ、ニノに電話してみようか?」


 「おう、そうしてくれるか?
 そうだ。
 そういえば、ニノさんと大野さん一緒に暮らし始めたらしいぞ。

 ニノさんに電話すれば、 
 大野さんからも話が聞けるぞ。」


 「えぇーっ。知らなかったぁっ!」


つづく☆