立夏 〜うちのごはん〜 | 嵐好き・まるの ブログ

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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^

 ゴールデンウィークも、

もうすぐ終わり。


10連休のとこもあったみたいだけど、

俺と翔ちゃんは、

カレンダー通り。


三連休・出勤・三連休・出勤and土日。


どっからどこまでが、

ゴールデンウィークなのだろう。


終わりは今日?

それとも日曜?


ま、いいや。

三連休の最終日。



カレンダー通りの連休だった俺たちは、

相変わらず

遠出もせず、

まったりゆったりの日が暮れていく。


それでも、

車で買い物に行ったり、

ドライブして、道の駅でしこたま野菜を買い込んだりして、

それはそれで充実してる。



きっとさ。

どこにいるかより、

だれといるかの方が大事なんだと思うんだ。



だから、

俺は、

遠くに旅行に行くよりも、

近くの公園で翔ちゃんと一緒にベンチに座って

弁当食ってる方が嬉しいし、


街中の高級品店や、デパートで、

高いアクセサリーや服を買ってもらうよりは、

翔ちゃんと一緒に道の駅やスーパーで、

安い野菜や特売の肉や新鮮な魚を買ってもらった方がめちゃくちゃ嬉しいんだと思う。







しかし、暑いよな。

昨日も今日も、真夏日に近い。


本日、こどもの日と言えども、

立夏。


昼は暑さに負けて、

そうめんにしちゃったし。


ついこないだまで、

ほかほかの鍋を食してたのが、

嘘みたいだ。




「じゃ。翔ちゃん。

悲しいながら、

明日は出勤。


ゆっくりご飯にしましょうか。」



「うん。」



のんびりとソファにもたれて本を読んでた翔ちゃんが、

嬉しそうにこっちにくる。


ほんと、

ご飯の時にいそいそとこっちに来る様子は、

翔ちゃんの頭に耳がぴんっと立って、

尻尾があればふりふりと勢いよく振りながら、

来るような感じだ。




今日のご飯は、

新玉ねぎで作った無水のカレー。

季節の地の野菜で作ったバーニャカウダのサラダ。

鶏肉の炙り焼きと、

新玉ねぎのオニオンスライス。



道の駅でゲットしてきた新鮮な野菜三昧の夕食は、

きんきんに冷やしたビールによく似合う。



「うまっ。やっぱり野菜。

新鮮で美味いよな。」


ぱりっと野菜をいい音立ててかじる翔ちゃん。


ほんと、リスみたいでかわいすぎ。


「うん。

こっちの無水カレーもおいしいよ。

新玉ねぎだけじゃなくて、

すりおろしたにんじんとトマトとりんごも入れてるから、

めっちゃ甘くてコクがある。

たべて、たべて?」


翔ちゃんの

スプーンを口に入れて、

うっとりとする表情は。

甘くて可愛くてえろすぎ。


ほんと、

こんな愉悦の表情は、

他のやつにみせるんじゃないよ。



あとで、

ちゃんとお仕置きして言い聞かせなくちゃだな。




しかし、

翔ちゃんの美味しそうな顔を見てると、

ビールが美味しい。


俺も飲みすぎて、

寝ちゃわないようにしなくちゃだ。





翔ちゃんが、

お腹いっぱいになった頃合いを見て、

肩を抱く。






「じゃ。

今度は翔ちゃんを食べる番。


べっどにいこ?」




「雅紀。後片付け…」



余計なことを言い出す口は、

俺の唇で塞ぐ。



明日は明日。

今日は今日。


旬な翔ちゃんは、

美味しいうちにいただかないとね。



瑞々しい桃のような翔ちゃんの服を、

ゆっくりと剥くと、

恥ずかしがって赤く染まる食べ頃の翔ちゃんが現れる。



夏もはじめ。

全ての服を脱がせても、

初夏の風は優しく翔ちゃんの体を包む。





「ぜんぶ、舐めてあげるね。」



恥ずかしがるくせに、

期待でぴくぴくと反応する肌に、

唇を這わせば、

立夏の夜の幕開けだ。






⭐︎おしまい⭐︎






いきなりの投げ込み。



私もそうだけど、

明日お仕事の人に

贈ります。



本日は、

こどもの日であり、

立夏。



暦的には夏の始まりです。


暑かったり、

寒かったり、

体の調子を崩さずに、

旬のものを食べて、

元気に乗り切りましょうね。





久々ですが

読んでくださり

ありがとうございました。