七夕 〜うちのごはん〜 | 嵐好き・まるの ブログ

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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^


 「おかえりー。」

あれ?
俺も結構早く帰ってきたつもりだけど

もう、雅紀が帰ってる。


「どうしたの?
こんなに早く。」


外資系の企画の俺と違って、
雅紀は、ばりばりの営業。
こんなに早く帰ってくるなんて
珍しい。


「くふふ。
今日さ。

七夕じゃん。

向こうの会社が、
定時退社デーになってるんだって。

で、
本当は雨の予報だったけど、
せっかく晴れたし、
あちらの会社の
みんなで、
地方競馬のナイター行って、
七夕賞見ながら飲むらしい。

だから、
今日ぐらい早く会議終わろうぜって。


くふふ。

俺も
そのお言葉に甘えて直帰してきちゃった。」



七夕の夜競馬か。
きらきらして、
綺麗だろうなぁ。


考えてることは、
雅紀も同じだったんだろう。


「こんどさ。
会社帰りに、
ナイター競馬行かない?」 

「う。行きたい。」


競馬を見ながら飲むのもいいけど、
きっと、
きらきらとした光が当たりながら、
パドックとかで馬を眺めてる雅紀の横顔が、
綺麗でかっこいいって思うんだ。

そんな素敵な雅紀を眺めて、
綺麗な光の中、馬がきらきらと流星のように流れていくのを見て、
お酒を飲んで
なんて、
俺、それだけでもう、やばいかも。


どきどきしながら、
考えてると、

「くふふ。」
雅紀が、ちょん。
俺のおでこをつつく。

「今日は残念だったけど、
絶対今度行こう。

さ、今日は気を取り直して、
七夕の夕ご飯だよ。」


テーブルのほうに誘う。


桃色と、
翡翠色の色麺がはいった
高級素麺。

うすーく細切りにした
きゅうりや、錦糸卵、茗荷も添えられて
美しい天の川のようだ。

つゆは、
ふつうの麺つゆと、
すりごまでつくったごまだれ。
 
小口切りにしたオクラがまるで星のように浮いてるすまし汁。

「これ、なに?」

ちょっと不思議なつゆもある。

「あ、これはね。
麺つゆ、ごま油、さとう、すりごま、醤油、ラー油で作った中華風。
これはこれで味変になるよ。

大したものじゃないけど、
涼しくておいしそうでしょ。」


どやって笑った雅紀もかっこいい。

なんで、俺の雅紀は、
こんなになんでもできるのに、
かっこよくて、かわいくて、
それでいて、
男らしくて。
こんな完璧な人なんだろう。


「くふふ。
素麺伸びちゃうから。
早く食べよ。

早くかえってきたからね。
その分、夜は長いよ。

今日は、一緒に夜空を見て、
そして、
ゆーっくり、翔ちゃんとお風呂に入って、
あわあわにして、
とろとろにして、
さわさわ触って、
綺麗に中まで洗い上げて、

そして、
俺がゆーっくり、朝まで愛してあげるからね。

覚悟してね。」


もう。
前言撤回。

ほんと、やらしくて、
えろくて、
俺のことしか考えてないんだから。


どきどきと期待する胸を必死に抑えて、
雅紀の隣に座ると、

「いただきまーす。」

美味しそうなご飯を前に手を合わせた。






⭐︎おしまい⭐︎





七夕なので、
ひさびさに
うちのごはんの二人に
登場してもらいました。


このあとのいちゃは、

向こうのブログで、
補給してくださいー(笑)



げんざい、
ほぼほぼ
どきついいちゃしか
書いてないので、
どのブログも、
そんなえろえろブログと
化してしまうー。


こっちのコメントは
公開しまーす。、