気になるおにいさん 〜あいにの小話〜 | 嵐好き・まるの ブログ

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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^


このタイトルを読んでくれた
そこのあなた。

きっと、
首を傾げてるんじゃなかろうか。


そう。
ここは、
嵐好き まるのブログ

まるといえば、
葉担櫻葉er,
櫻葉話を主としていて、
にのあいちゃんは、
あまり書かない(いや。書けないが正しい)

おまけに
こっちはメインブログですら なくて、
向こうのおはなしメインブログでは、
一つの話に集中しすぎて、
レギュラー話が止まるとか、
ほざいてなかったか。 と。



あい。すいましぇーん。


なぜか、
思いついてしまった あいにの 話。

思いついてしまったからには、
書かないと
忘れちゃうのでした。


なので、
向こうのメインブログではなく、
こっちにこっそりあげます。


自己責任で読んでくださると助かります。










 いつものコンビニで

漫画雑誌を立ち読みしながら、

ちらちらとレジの方を見る。



 いつもながら、

コンビニの、あのお兄さんは、

爽やかな笑顔で接待してて。


 物の置いてある場所がわからないお爺さんにも、

なかなかお財布から小銭が出せないお婆さんにも、

きゃらきゃらと笑いながら、チョコを買う女子高生にも


そして、

俺ら むさ苦しい男子高校生にすら、

優しい素敵な笑顔で、

応対をする。



 この町外れのコンビニに、

ひっきりなしに人が現れるのは、

きっと、

あのお兄さんのおかげだろうと、

俺は密かに思うんだ。




「くふふ。ありがとうございましたぁ。」


笑い声すら、

可愛らしくて甘くって。



あのお兄さんと、

お近づきになれたなら、

どんなに幸せ者だろう。


俺は、

ちらちらと、

雑誌を立ち読みするふりをしながら、

あの人のいるレジから、

誰もいなくなるのを密かに待つ。







そして。

ようやくその時がやってきた。



俺は、

いつもの分厚い漫画雑誌を抱えて、

お兄さんの前に行く。






「こんにちはぁ。」


明るい声が俺を出迎える。



「あ、これ。」



なんで、俺。

こんなに無愛想なんだろ。


少しでも笑顔で、

この人の前に出られたらいいのに。


それでも、

本気でこの人を好きすぎて、

目も合わすことができずに、


片手で、

漫画雑誌を突き出す。




「くふふ。

毎週 ここで、これを買ってくれて、

ありがとう。



二宮和也くん。」




え?


思わず、

顔をあげてお兄さんの前を見る。



「な、なんで、

名前?」



「くふふ。

だってね。

毎日のようにここのコンビニ来てくれるし、

この前、

大学の受験料。払い込んでたでしょ。


俺の行ってる大学だったしさ。


名前見ちゃった。くふふ。」



きらきらと笑う笑顔は、

やっぱり眩しい。


名前を知られていたという衝撃と、

俺には不釣り合いなその眩しさに、

目が眩んで、

このまましゃがみ込んでしまいそうだ。




「あ。

そ、そうなんですか。」



名前を知られて狼狽える俺に、

目の前の人はにっこりと笑う。



「あ、ごめん。

俺ばっかり名前知ってたら悪いよね。


俺、相葉雅紀っていうの。

そこの大学の2年生だから。



だからさ。

がんばれ。


俺待ってるから。


これ、俺からの贈り物。

受け取ってね。」



きょろきょろと周りに知られないように、

目を配りながら、

俺の手に握らせてくれたのは、

箱?



一つは、

キットカット。

合格守りの定番。



そして、

その下は?



見た瞬間、

俺の顔がかぁぁぁっと

熱くなる。




その顔を見ながら、

相葉さんが俺に囁く。


「早く一緒に使おうぜ。

大学、受かるの待ってるから。」



下のカラフルな小箱は、

けーけんなしの小僧の俺には、

刺激が強い。


口をぱくぱくしながら、

相葉さんの方を見ると、



「使い方は俺が教えてやる。」



ウィンクのつもりなのか、

両目を瞑ってにっこり笑った。





⭐︎おしまい⭐︎













このあと、

短編でもかけちゃいそうな

かるーいお話でした。




この設定が、

もう、

相葉さんと

ニノちゃんしか、

思いつかなくて。



(コンビニの店員が、

相葉さん以外、

思いつかず、


そして、

雑誌立ち読みしてる

男子高校生が、

ニノちゃんしか

思いつかなかった。)




よく読んだら

サクラ咲けの

曲みたいな感じですね。




読んでくださり

ありがとうございました!